2022年3月末にアーリーリタイアをしてから半年が過ぎました。
リタイア後の半年はかなり忙しい日々でしたが、ようやく自分らしいセカンドライフを始める入口に立った感じです。
多忙だった理由は、本来の退職関連の手続きに加え、生活立ち上げ、投資関連などがあったからです。
退職関連の手続きだけなら、最初の数週間でそこそこ片付きます。
ですが僕の場合は最後の勤務地の欧州から東京への引越しや生活の立ち上げがありました。
免許証、マイナンバー、ほか各種役所手続きから銀行や証券口座、カードなどあらゆる登録状態や住所変更など必要です。
そもそも、欧州から東京の自宅に船便が着くまで3か月。生活用品が一通り揃って快適な生活を送れるまで半年かかるのはやむをえません。
ということで、アーリーリタイアから6か月。生活も立ち上がり、余裕の出てきた状態での生活面や心境面での気づきや変化を記します。
アーリーリタイアによる生活面での変化
生活面はリタイア前から今まで大きな変化はありません。
在宅中はパソコンに向かって調べものをすることも多く、早く起きてもやることには事欠きません。
日中に眠ければ寝るという自然体なので、集中力は増したと思います。
そういうなかで、2つほど変化を感じます。
自然な倹約で生活コストが下がった
生活では、食材等の買い出し、オンラインショップでの買い物など、倹約力が高まったと思います。
近所の大手スーパーは、例えば朝9時前は前日の売れ残りの特価品があります。夜は8時から特売で割引があります。また、夜9時が割引のピークです。
時間ごと、商材ごとの割引の限界率なども頭に入り、底値で買い物をすることができるようになりました。
自分のライフスタイルが時間的に制約がないことが強みです。
こうして、値段が下がったときに買うなどで、食事をとる時間がやや遅くなるというデメリットはあるものの、その分、20~50%ほど買い物での倹約ができています。
オンラインショッピングも、セールのタイミングも調べて買い待ち、買いだめをしたり、アフィリエイトのリンクから買ってポイ活をするなどで、クレジットカードの1.5%のリターンだけでなく、モノによっては決済ツールを変えて3%とか30%といった返還率を得ています。
時間が増えて、支出の倹約力が高まったのは良いことです。
健康をより意識したライフスタイルになった
時間的な余裕が出て、時間の使い方が少し変化しました。
サラリーマン時代は当然、目的地までは最短の距離や時間で移動していました。
リタイア後は目的地まで徒歩で移動するなど、健康のため、あるいは街のなかの新しい発見を求め、必ずしも最短移動をしなくなりました。
すると気が付かなかった街並みや風情、歴史的なランドマークや道端に咲く綺麗な花など、これまで目が届かなかったものが見えてきて、そして観察するようになりました。
驚くことに、東京は案外と自然が残されていたりするものです。
最近「東京の自然を感じる場所」というのを沢山探し当てることもやりたいと思うようになりました。
アーリーリタイアをした心境面での変化
こうしたストレスの少ない、時間的に余裕のある生活へと変化したことで、心境面での変化もあります。
感性が豊かになった
前述のとおり、時間があることで歩き回りながら物事を観察する時間も増え、以前よりも街並みも自然も季節の変化も目に留まるようになりました。
いま僕は、東京アーリーリタイア生活でQOL(QualitOfLife)を高めることを目標にしています。
その「生活の質」とは、こうした感性豊かな過ごし方をして、東京の良さや日本の良さなどを感じることだと、思うようになりました。
人にやさしくなった
日中に外出する時間が増えると、老人であったり幼稚園児などに遭遇することも沢山あります。
サラリーマンのペースでは、老人が困っていても、約束に遅れずに行くために見過ごしてしまったり、幼稚園児を連れたお母さんが手に荷物を一杯に重そうに歩いていても、こっちもカバンに資料にと手いっぱいで助けられませんでした。
いまは、電車のなかでも手を貸したり席を譲ったり、ちょっとした気遣いをする精神的な余裕が増え、人に優しくなれているのかなと思うようになりました。
最後に
リタイヤによって社会との接点が減るとか、孤独になると言われています。
僕の場合は投資をやっているので、ある程度、社会との接点もあり孤独は感じません。
会社員時代と今の社会的接点の違いはあるので、それはいずれ記事を書きます。
結論として、アーリーリタイアによって、生活面や心境面ではマイナスよりもプラスが多い、という経過報告をさせていただきます。
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