ようやくアーリーリタイアの日々を平穏無事に過ごせるようになっています。
サラリーマン時代の経験や蓄積が今の穏やかなる生活の源泉となっています。
幸せはいろいろな形がありますが、今のリタイア後の幸福感の構成要素を考えると、なんだかんだ、①幸せなサラリーマン時代を送れていること、②それが幸せなアーリーリタイア生活に結び付いていること、があると感じます。
幸せなサラリーマン時代を作る3条件
サラリーマン生活は気楽ではありませんでした。
誰もが経験しますが、辞めたいと思ったことも、眠れない夜も、夢でうなされることもありました。
ですが結局いまが良ければ過ぎ去ったサラリーマン時代の辛かった思い出も「幸せだった」と括れてしまうものです。
そんな括り方ができるにも、サラリーマン時代の最低限の幸せをとして3つが重要だったと思います。
それは、健康、お金、社会的つながりです。
①健康
健康であることは前向きな感情のためにも大事です。
サラリーマン時代はなんだかんだスポーツや健康維持の習慣がありました。
疲れていたりダラダラしたいと思ってもジムにいって運動したり、暴飲暴食もしましたがその分を帳消しにするように食に気を遣ってきました。
若いころは健康は当たり前と思っていましたが年齢を重ねるごとに健康でいられることには努力が必要だと感じます。
もちろん、病気をしたからといって不幸なわけではありません。世の中、病気を共に幸せに生きている人も沢山います。
ですが、体と心がサラリーマン時代に健康であれば、リタイア後も案外、幸せなる日々を送るものです。
②お金
経済的に困らない基盤を作ることも幸せの必要条件です。
お金は何かに交換するものであって、お金そのものが幸せを約束するものではありません。
ですが、お金があると、不幸や避けたり、不安を取り除いたり、時間を作ったり、逃げ道を作ったりできます。
さらにお金は、自分の人生で何かやりたいことに巡りあったときに、それを選択する力になります。
若いころにはピンとこなかったことですが、年齢を重ねるということは、自分の選択肢が自然に減ることだとわかるようになります。
選択したくても経済的理由でできないといった機会損失があると、人生にがっかりしてしまいます。
人生で選択肢を持てるということはとても大きな財産です。
お金はあくまでも人生を幸福にするためのツールで、いろいろな顔があります。
それを正しく持ち、正しく使えば、幸せにつながると思います。
③社会的なつながり
僕は比較的、一人で過ごすことも嫌いではありません。
何かを考えたり、調べたり、そういった自分の時間も居心地は良いと感じています。
それでも、これまでに知り合った友人、同僚、恩師、後輩など、人生においてなくてはならない貴重な存在です。
同じ興味や目標を持ち、支えられたり、ともに苦難をくぐり抜けたり、人生を共有しあう仲間です。
そして何より家族です。
いつも味方になって安心して過ごせる共同体です。
社会的なつながりがいっさいなく、自分ひとりで生きていると、年齢を取るごとに恐怖心や孤独な気持ちが高まるのが自然だと、正直、思います。
恐怖心とは「自分が死んだら自分を記憶する人もいない」といった感覚です。
孤独さとは「ともに心を通わすことができない寂しさ」です。
人間は社会的なつながりがなくして、幸せを得られない生き物だと認めます。
そうじゃない人もいるかと思いますし、僕は怖がりなのかもしれません。
幸福なアーリーリタイア生活の定義と測定方法
こうした幸せの3条件を踏まえて、自分のセカンドライフの幸福度をしっかり総括するのは、65歳と定めました。
本来、仕事をしていれば定年は65歳です。
アーリーリタイアで得られた時間は、65歳の定年まで働き続ける人生よりも良かったのかどうかが、アーリーリタイア生活を幸せに送れたかの基準となるはずです。
なので65歳まで「アーリーリタイアをしたからこそ得られた」というものごとや感謝を、なるべく多く得られるよう頑張ってみようと思うのです。
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