楽しいと好きは決定的に違います。
楽しいことでも好きとは限らないからです。
ここで「んん?」と思う人もいるかもしれません。
では「会うと楽しい人ならば彼女(彼氏)にしますか?」と言い換えるとどうでしょう?
やはり楽しいから好きだとはなりません。(誰でも彼女にしたいというのは除きます・・・ww)
今回、「楽しく生きる」と「好きに生きる」を理解して、リタイアライフを充実させることができるヒントとなる記事を書いてみます。
好き勝手に生きるは「好きに生きる」に含まれません
「好きな時に起きて、仕事して、食べて、寝る」というような「好き勝手に」というニュアンスの「好きに生きる」はここでの話には除外します。
好きに生きるは「自分らしく生きる」とする
ここで扱う「好きに生きる」は、自分が大切に思ったり、大事にしている価値感にそって「自分らしく生きること」とします。
自分らしく生きていることを判断するには、友人から「あなたらしい生き方だ」と言われるか否かが1つのポイントです。
また、いま死ぬとなっても「自分の人生は幸せだった。なぜなら、自分らしく生きることができたからだ」と言えるのが自分らしく生きていることになります。
そんな、醍醐味あふれる「自分らしく好きに生きる」というための方法を解説します。
自分の好きに生きる(自分らしく生きる)の構造
リタイアをして自分の時間ができると、嫌なことはせず、関心をもったり興味があったり楽しそうだというものごとを取り組むようになります。
そういったポジティブな感情を抱く「ものごと」を、本当に、自分の好きに生きる(自分らしく生きる)に役立つ大切なものか否かを振り分けるチャートがこちらです。
関心があるもの
3段階の一番下にあるのが「関心」です。
関心があるものとは「おもしろそうだ」と注意を払っている段階です。関心あるとはいえワクワクするようなレベルのものではありません。
恋愛の段階でいけば冒頭で紹介した「話すと楽しくて気になる人」といった存在ですね。
楽しいからといって「好きでつきあいたい人」という確信まではいきません。彼氏・彼女候補といった感じです。
興味があるもの
関心があるもののうち「ワクワクとする感情が伴うもの」は一段昇格し「興味のあるもの」となります。
興味があるものには時間を忘れて取り組んだり、寝不足も気にせずに頑張れます。
ワクワクとした感情で大きなエネルギーを発揮できるのが「興味があるもの」です。
恋愛では「気になる人」から「ドキドキする人」として特別の感情をもってしまう状態ですね。
楽しいと好きの分岐点
では、その楽しい(関心)と好き(興味)を切り分ける分岐点は何でしょうか?
ものごとにはワクワク、恋愛相手にドキドキといった感覚と言いましたが、もう少し客観的な方法を紹介します。
それは負荷への対応です。
「たとえ面倒や大変なことが伴ってもやりたいと思うか」です。
スポーツでもそうですよね。楽しいだけの卓球は、そのために辛い練習まではしたくない。だけど好きなサッカーならばきつい練習を乗り越えられる。といった例です。
恋愛だって同じです。
たとえ仕事で忙しかったり疲れていても「会いたい」と思えるか否か。そんな大変さを乗り越えて会おうとする力が「好き」というものです。
好きと愛してるの分岐点
そして三角形の頂点にある「問題意識がある」あるいは「愛してる」というレベルに行けるか否かの分岐点、そこにあるのは「自己犠牲」です。
好きであれば「たとえ疲れていても好きな人とは少しでも一緒に過ごしたい」という気持ちがあります。
だからといって「たとえ苦しいことがあっても一緒に乗り越えたい、守りたい、支えたい」といった自己犠牲まで払っても良いという愛情とはまた別です。
最上級にあるのは「何がなんでもやり遂げて社会を良くしたい」とか「何があっても守り続けたい・支え続けたい」という自己犠牲を惜しまない姿勢が伴います。
「興味をもつ」よりも、さらに大きなエネルギーを持っています。
終わりに
「好きに生きる」は自分が大切に思ったり、大事にしている価値感にそって「自分らしく生きること」です。
そのために、自分の好きに生きる(自分らしく生きる)を見極めるチャートを使い、その構造を理解して、下から上へと昇格させることや選択することが大事です。
昇格の如何は、つまるところ自分がそれに熱意や愛情を注げるか、どれほどの犠牲を伴っても良いと考えるのか、という価値観です。
残念なことに、人は社会や組織で求められたり、自分が勝手に「こうあるべき」と決めたことに縛られて、案外、自分の本当に大切にしてる価値観を見落としがちです。
価値観は人それぞれです。
ですが、個人的には、天職やら使命やらまでいかなくても、「ワクワクする人生を生きる」という中央段階までいけば人生に張合いがでます。
それが自分らしい生き方、自分の人生を好きに生きるというボーダーラインかと思います。
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