月々携帯料金の支払いが1500円を切った節約術-格安SIMと0570ナビダイヤル(コールセンタ)の通話対策がキーとは!

2023-02-27

倹約 日常の雑記

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携帯料金の月額平均がこの数か月は1,500円を切りました。

アーリーリタイア後、いろいろ節約を進めているのですが、これは「携帯料金を最安値にする」というWATARUの節約プロジェクトです。

前提として、自分にとって、品質に問題なく、データ容量も不便なく効率的に使え、それでいて安いというものを見出すことです。

今回、携帯料金の節約プロジェクトで気づいたことを書きたいと思います。

利用するサービス

大手キャリア3社の標準サービスは割高なので、結果的に、MVNO(格安SIM)のサービスのなかで、NTTグループのOCNモバイルONEを最適な形で使っています。

使い方としては、月3~6GBのデータ通信量と、平均的には20~30分程度の通話が発生するので、それに即して最適なプランや運用をしています。

具体的には、2か月間は6GB容量のサービス(税込み1,320円)で翌月にデータ量を繰り越し、3か月目は500MB容量のサービス(税込み550円)にアプリで変更します。所要時間も数分なので特にこの運用で気にはなりません。

また、050PLUSをオプションとしてつけています。これはWATARUの使い方においては大きく通話料を下げてくれるものです。何かと、不在荷物の再配達連絡であったり、利用する金融や小売り系サービスでコールセンターにかける通話が多いので、その通話料金を減らすためです。

まずは、携帯料金を下げるには、複雑な形態電話の仕組みを概要レベルでも理解し、それに即したサービスを使うことが攻略方法なので、その基本概要から触れます。



携帯料金の料金構成を理解する

そもそも、携帯料金の構成は4つの合計値です。

①端末代、②データ通信料(毎月付与されるデータ通信容量)、③通話料(携帯電話からの発信する通話にかかる従量制の料金)、④オプション料金です。

端末代(①)は購入時に一括で払ったので月額料金の対象外です。

データ通信料(②)は、自分が利用するデータ量がわかれば適切なプランを選べます。

WATARUは月4GB程度の消費なので月6GBを主に使い、余ったデータ量は翌月に持ち越しています。アプリや写真などの更新やバックアップを常時オンにすると消費するので要注意です。

携帯料金の高止まりとなった元凶が通話料(③)でした。

さて、携帯料金のオプション(④)として「かけ放題」があります。確かに、携帯の通話料は複雑なので、オプション契約をして月額1000~2000円を追加で払うと便利にみえます。

ところが、かけ放題が適用されない通話(コールセンターなどのナビダイヤル)もあり、僕にとっては必ずしもお得ではありませんでした。

人によってはコンテンツ(漫画やら動画やら)をサブスクしてしまうと、その利用料がオプションとして大きくかかるので要注意です。

携帯料金のパターンを通話方法の構造で理解する

携帯電話の通話料金は、かなり複雑です。

大雑把に概要を理解するには、まず、「通話先」を3区分に分けると良いです。

①LINE等のアプリへかける、②固定電話、携帯電話にかける、③ナビダイヤル等にかける、です。

同様に、「発信方法」も2~3つあります。

僕の携帯からの発信方法は、①LINE等のアプリ内で発信する、②携帯電話(IPHONEの場合は緑の電話機アイコン)で発信する、③050PLUS(独自のIP電話アプリ)で発信できます。

この発着組み合わせ(通話先x発信方法)のパターンで料金が決まります。

具体的にポイントをお話します。

相手がLINEユーザ等、IPアプリ同士で通話する(無料)

相手がLINE等のユーザであればアプリを使って無料通話にします。

ちなみに僕は、LINE電話、Whats‘sUP、メッセンジャー、050の4つを使っています。

どのケースも、相手も自分も同じアプリを使えばインターネット回線経由での通話となり無料です。ただ、通話料が無料とはいえ厳密には僅かですがデータ量を消費します。

例えば、LINE電話。

自宅やスタバなどのWIFI環境ならば完全無料(データ量を消費しません)が、外出先では携帯の4Gを使うのでOCNモバイルONEで契約する「月間6GB」のデータ容量を消費します。

消費といってもLINE通話10分で3MB。月額3GBのプランなら1万分(167時間)話せるのでデータ消費量は微々たるものです。

相手が固定電話(03等)や携帯電話に通話する

相手が携帯電話や固定電話の場合、スマホの電話機(IPHONEの場合は緑の電話機アイコン)で発信すると、OCNモバイルONEでは11円/30秒の通話料金が発生します。

1分話して22円。10分で220円。。。わりと高いですよね。

それでも、ドコモ、au、ソフトバンクなどの携帯電話の通話料は22円/30秒なので、格安SIMを使えばその半額です。

僕の場合、友人等との連絡はほぼ無料通話でやっているので、「通話料金が複雑で面倒だから」と1000円~2000円のオプションで「かけ放題」にするとかえって割高です。

なにしろ月1000円(月50分)ほども定常的に電話をするボリュームはありません。

かといって、そこそこ通話料がかかるので、「050PLUS」のオプションを使いました。

それは、携帯にダウンロードした050PLUS(独自のIP電話アプリ)を使って発信します。

するとOCNモバイルONE(税込み11円/30秒、つまり3分66円)よりもさらに安い通話料になります。固定電話には税込み8.8円/3分、携帯電話にも税込み17.6円/分でかけられます。

OCNモバイルONEに050PLUSをつけると月額固定費で150円+税がかかりますが、それでもWATARUの使い方では元を取れるので、メリットがでます。

実は、このサービスを使う本当の理由が次の通りです。

コールセンターなどの0570への通話が金食い虫だった

WATARUが頻繁に利用するのが金融機関や旅行関係、再配達などのコールセンター等への電話です。そのコールセンターの多くが、最近はナビダイヤル(0570)を使っています。

これが通話料が高くなる原因です。

ナビダイヤルとは、0570のコールセンターに電話すると「この通話は20秒毎に約10円(税込11円)の通話料がかかります」といったガイダンスが流れますよね。あれです。

ナビダイヤルは、携帯電話からだと平日昼間4.5秒10.8円〜20秒10.8円、固定電話からは平日昼間3分9.18円〜22.5秒10.8円です。

しかも「かけ放題」などを契約していてもこの通話は別途課金されます。

コロナ禍でコールセンターにつながっても、かなり待たされ、たらい回しにされ、そして1時間があっという間にすぎたら通話料で2000円近い負担というのが過去に含まれていました。

こうしたコールセンター等のナビダイヤル利用料がばかばかしいと思うようになりました。

コールセンターといえば、以前は携帯から0120(フリーダイヤル)に発信すれば無料でした。それがだんだんと、携帯電話からの0120(フリーダイヤル)へは着信させないよう企業もコールセンターのコスト削減をしています。

ということで、携帯電話からのいかにコールセンター(ナビダイヤル)へ安くかけれるかが最大の節約ポイントになりました。

ナビダイヤルへ安くかける方法

そこで、2つの対策をしています。

コールセンターの03番号にかける

企業側のコールセンターの案内には、

「コールセンタ 0570-xxx-xxx(03-xxxx-xxxx)」といった具合に、03などの固定電話の番号を表記している場合があります。

この03なりの番号にかければ、かけ放題であれば無料ですし、WATARUの利用する050PLUSからは3分8.8円なので割安となります。

ナビダイヤルでも050PLUSから発信すれば同じ3分8.8円

実はナビダイヤルへの通話料が一番安くなるのは「050Plus」から掛ける方法です。

そもそも、ナビダイヤルはNTTコミュニケーションズがコールセンター用に提供するサービスです。050PLUSも同じくNTTコミュニケーションズのサービスです。

*ナビダイヤルは、正確には他の通信事業者も提供しているようですが、業界でのディファクトとしてほとんどがNTTのものになっているようです。

コールセンター用のサービスと050PLUSのネットワークが、同じ会社によって運営されているならば、その相互疎通もそうですし、内部網での処理コストも安くなると想像しました。

こういった使い勝手を総合的に満たす格安SIMとして、NTTコミュニケーションズのOCNモバイルONEが最適だと思い、契約をした理由です。

ちなみに、ある証券会社のコールセンターに050PLUSから通話をかけました。ナビダイヤルだったので、切断後、アプリ上に幾ら節約ができたかがこのように表示されます。こうした利用方法を知らないと、結局、日々いくら節約していても、たっと5分の問い合わせで200円・・の無駄金を払うことになるのだなと感じます。



終わりに

通信なりいくつかのビジネスでは「規模の経済」というのがあります。

例えばドコモの基本料が高い時代から競争が発生し、第二キャリアとしてAUやKDDIが現れ、顧客がこちらに移行しました。

確かにAUやKDDIは月額料金は安いのですが、その携帯電話から他者(ドコモ)にかけると、通話料が同じAU内やKDDI内のユーザ間の通話より高くなりました。

全体シェアはドコモが独占的だったので、友人の大半はまだドコモです。となると、自分がAUやKDDIに移行して月額料金が安くなっても、ユーザ規模の大きいドコモを利用する友人が多く、ドコモユーザにかける確率が高くなり、それだけ通話料負担が大きくなるのです。

「規模の経済」が働くビジネスでは、アタフタ動かず「こっそりと大きな傘下にあえている」がお得だったりします。

それとやや似た発想ですが、携帯料金の節約プロジェクトの着地点は、格安SIMx規模の経済でNTTグループにしたという節約戦略でした。

使い方や好き好きもあるので、これはあくまでも僕の生活での使い方にあった方法であり体験として参考にどうぞ。

サービスの詳細はこちらです。

OCNモバイルONEの詳細はこちら



自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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