毎月末時点の金融資産額の推移をモニターしています。
リタイア資産の起点(基準)は2022年5月末時点(*)の資産残高です。
*退職(2022年3月末)から2か月間は退職関連の入出金があり落ち着いたのが5月末だったため
完全リタイアの今は、その基準となる資産が月々で減っていく(生活費で取り崩していく)のはやむを得ないと考えています。
ただ、投資中の資産は評価額が増減するため、そうした全体管理では生活上の入出金の結果が見にくくて不便だと感じていました。
そこで、評価額で変動する部分としない部分を分けて管理するよう、リタイア後、初めて、リスク度別の資産管理をやってみることにしました。
リタイア後の投資におけるリスクテイクの変化も追いやすくなります。
金融資産額の推移
2022年5月末の基準値(100%)に対し、2023年1月末時点はほとんど変わりませんでした。
個別にみていきます。
安全資産の推移
安全資産(*)が経過月ごとに減っています。
*元本保証のある金融資産で、円建ての預貯金、終身年金保険(積立総額)、会社の積立(年金形式で受給)など
安全資産が減少する理由は、主にはをリタイア後に実施した高リスク資産への投資(安全資産→高リスク資産へのシフト)だけでなく生活費として取り崩している部分があるからです。
ただ、この安全資産が減ると「資産が減ってきている」という感覚が強くなります。
安全資産から高リスク資産へとお金を回すとき、「高リスク資産はその投資額が戻らなくてもやむを得ない」と最悪を想定しているので、総金融資産で見れば変わらなくても、感覚的には資産が減ったと感じます。
低リスク資産
低リスク資産は、複数の外貨で、定期預金、年金保険、国債など、いずれ円転するときに為替の影響受けるもの(元本は保証に近い)という低リスクのものです。
僕の場合は、円転が不利ならば、現地通貨のままで使う(旅行なり再投資で)で良いと思っているので、いろいろとリスクヘッジ案がある分、「低リスク」と思ってしまいます。
ただ、低リスクとはいえ、現地通貨から円転するとなれば、最悪では6割減(例えば、ドルの場合、いま1$=130円ですが、これが最も円高に振れた78円になれば6割減)も起こりえるという想定です。
それでも、高リスク資産のように資産が吹っ飛ぶということはまずない、という意味でも低リスクと呼んでいます。
高リスク資産
株式投資や海外不動産に投資した資産分です。
既にこの3年でかなりの株を利確したので、現段階は比率は少なくなっています。
株や海外不動産はゼロになりうる(発生リスクは少ないが)として高リスクと分類しています。
管理方法を変更して
今回、資産をリスク別に管理したので、
・為替や株等の時価評価額で変わる部分(低リスクと高リスク)と変わらない部分(安全資産)に分けることで、実態的な入出金の結果を追いやすくなりました
・安全資産、低リスク資産、高リスク資産別に最悪事態が起きた時の資産喪失も想定し、資産総額をシュミレーションできたので、つまりは、今後の使える資産余力もみえた
という管理メリットがあります。
個々の局面で評価額がアップダウンしても一喜一憂せず、構えていられるようにしました。
なにしろリタイア後は、お金に翻弄されるより、心を落ち着けてリタイア生活に臨めるようになりたいからです。
この点はちょうど、この記事にも書いています。
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