前回の記事(前半)で触れましたが、お金持ちになろうというより、そういう目標を持ってサラリーマン人生を過ごせば「社会に潰されずに要領良く生きる知恵を持てる」という趣旨です。
実際、お金があれば人生でやりたいことをいざやる時の助けにもなるものです。
前回の記事はこちら。
サラリーマンがお金持ちになる人生戦略を5分にまとめて就活生に送った(前半)
今回、30歳以降の過ごし方として後半の記事を綴ります。
30代の処世術
30代の特に前半は、失敗しても笑って許される最後のチャンスです。
ルール8:30代で大失敗するぐらいリスクを取って何かにチャレンジする
社会経験も10年を超えた安定感と、失敗してもリカバーできる若さのバランスが最もあるのが30代です。
実際には「もう30代で歳を取った」と思って守りに入る人も多い年代ですが、誰かに背中を押してもらってでも、ある程度のリスクを取って何かにチャレンジする意義は大きいです。
もちろん人生を棒に振るような賭けではいけません。
勝算も見込めやりたいと思うことなら、たとえ失敗をして人生の遠回りをしても、回収できるものです。
実際、周囲の人に30代の失敗談をきけば、それが笑い飛ばせるわりに大きなプラス(やりたいことを見つけたり、自分自身を知ったり等)になったという話がそこそこ聞けるはずです。
さすがに40代の失敗は取り返しがつかないこともありますが・・。
40代の処世術
40代は良くも悪くも人生最大の分かれ道です。
よく仕事で「昔のように無理が聞かなくなったよ」という言葉を口にするのは40代の人が多いですよね。
それだけ、仕事は裁量が増え、30代のような知識、スキル、体力だけでは乗り越えられなくなり、より個性やセンス、信念で仕事を突破するようになります。
出世レースも最終局面で、コミュニケーション力やリーダーシップ、政治力や調整力など、個人差もはっきりとし、会社で何が求められるかで明暗も分かれてきます。
また年代的に、家庭では配偶者、子供、親など、自分以外の状況変化や問題も出てくる頃です。
ルール9:40代でFIREできるだけの資産形成を進めよ
それゆえ、30代から進めていた「②お金が働く=投資をする」も含めて資産形成も最終調整局面です。
具体的には、40代前半から、会社での出世を追及して「①自分が働く=給与を得る」を続けるのか、あるいはセミリタイアして「③システムが働く=起業する」に進むか、状況を見極めながら進む冷静さも必要です。
自分の持っているスキルや人脈も棚卸をし、資産シュミレーションをしてFIREをするのか、また、40代の資産形成や投資戦略をどう変更していくのか、最終的な見直しをかけるタイミングです。
40代後半までには人生後半の生き方を決めていくのが大事で。
ここを呑気に過ごすと、50代になってそのまま会社にしがみついて生きていかなければならない状況に陥いるなど、苦しくなります。
もちろん、会社にしがみつきながら副業をするなど、割り切りって人生を過ごす抜け道もあるので、資産や状況に見合ったスキルや知識を持てば、まだどうにかなるものです。
終わりに
僕に取ってはリタイアして過ぎ去った過去なので、「各年代をこう生きてくれば良かった」という反省も含めて書いてみました。
同じ過ちを踏んでほしくないと思う自分や友人の子供には、最終判断は本人のものとはいえ、時代が変わっていくとはいえ、少なからず「社会に潰されずに要領良く生きる知恵」は普遍的な面もあるので、少しでも考えるのが良いとは思います。
株式投資や不動産投資などで複数の収入源を作るにも、きっかけとなる情報や行動がない限り、結果は出ませんし、起業も突然できるものでもありません。
最終的には、自分が何を幸福とするかもありますね。
お金も、社会的な資産(スキルや知識)も、幸せになるうえでの単なる1つの道具でしかありません。
人それぞれ考えがあると思いますが、僕自身が最も大切だと思うものは・・・
ルール10:「やるだけやった人生だ」と言えれば、少なくても自分の人生を送った証拠で最大の財産。一旦動き出せば、気にすべきは過去ではなく、いまであり将来。それを大事にしましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿