結婚もセミリタイアも、自分の人生では「大きな決断」でした。
そんな大事な決断であるのに、結婚は勢いで、セミリタイアは計算に計算を重ねてしました。
こうした判断のやり方の違いがどういう影響を人生で与えるのか、ふと気になり、逆パターン(結婚を計算で、セミリタイアを勢い)でしていたらどうなるか考えてみました。
勢いで結婚した理由
WATARUが結婚する当時は、「世の中、誰でも結婚するもの」という社会認識で満ちていた時代です。
つまり「結婚をしない」という解はなく「いつ、だれと結婚するか」だけの問題です。
周囲の同窓生も、おおかた転勤というタイミングで結婚する人が多い感じでした。
それゆえ僕も、27歳にして勢いで結婚をしただけです。
海外転勤になったので1人での赴任は心細いということ、7~8年は骨をうずめるつもりで行けと言われたことで、「30歳半ばで戻ってから結婚では遅すぎる」と。今から思えばかなり青いですが。。
ということで、当時つきあっていた女性と急遽、結婚することになったわけです。
もし結婚を計算でしていたらどんな損得を考えたか
そんな勢いでした結婚ですが、もし計算でしていたらどうなっていた?と考えました。
結婚の目的は、子供を授かって幸せな家庭を作ること、夫婦いつまでも仲良くいられることだと思います。
具体的に損得レベルに落とすと、
・明るく楽しい家庭にしていける奥さんの性格
・可愛くて自慢できる奥さん
・衣食住の感性も近い(料理が得意、お酒とつまみなど新作開発に熱心)
・スポーツや旅行など活動的
・自然好き都会好き
・遊びや冒険が好きで時にははめを外す(根は真面目)
こうみると「資産家の娘」とか「同族会社の社長の一人娘」みたいな経済的・社会的な損得よりも、一緒に楽しくいられる時間をどれだけ過ごせるか、という損得を考えています。
損得というか相性上のメリットというものかもしれません。
損得が「理想の相手」みたいな記述になってしまい「自分をわきまえろ!」となりそうなのであくまでも願望というか夢ということで。。。
でも、きちんと損得(あるいは価値観)を踏まえて思慮深く結婚をしていたら、離婚はしていなかったと思います。
勢いで結婚したというのは、思慮の浅さだったのかなという気がします。
そういった思慮の浅さとは具体的に何か、という記事はこちらです。
夫婦の価値観相違がセミリタイアを失敗させる-僕が離婚していなければFIRE失敗していたと戦慄した
セミリタイアをはしっかり計算した
一方で、セミリタイアは緻密なシュミレーションや準備をしました。
経済的なシュミレーションで人生に行き詰まらないだけでなく、「会社を辞めることで失うもの」と「辞めるがゆえにできること」を比較したりしました。
仕事も嫌いではなかったので、仕事を通じてしかできないことができなくなるのは、正直、デメリットだと思っていましたし、一方で、仕事で時間的にも地理的にもプライベートに制限があると「いましかできないこと」を諦めることになります。
ということで、最終的に死ぬときになって「もっと〇〇していれば良かった」という後悔が残らない方法が何か、ということでリタイアが正解だと思ったのです。
そんなことを深く考え尽くしたやり方はこの記事です。
アーリーリタイアの決断の決め手となったゲインとロス分析について(50代半ば)
勢いでセミリタイアしていたらどうなったか?
では単に「仕事で嫌だから」とか「異動先に不満があるから」と、勢いでセミリタイアをしたらどうなったか?
結論をいえば、勢いでアーリーリタイアなりセミリタイアをしても、仕事に戻る道が残されているので「大きな支障にはならない」と思います。
仕事に戻るのは「転職」という形をとるだけのことです。
転職サイトに登録すれば求職のポストも条件も出てきますし、再就職の道はいろいろと開けやすいと思います。(もちろん、スキルや経験などを持っていればの前提ですが)。
結婚となると相手の人生を狂わせるかもしれませんが、会社を辞めたからといって会社を狂わせるほどのことはありません。
ポストはきっと誰か他の人に割り当てられるだけのことですし・・。
結婚は愛でするとして、セミリタイアは何でする?
ということで、勢いでしてはいけないことは、結婚>セミリタイアであって、僕は少し、若い頃は浅はかだったという反省はあります。
さて、そんな結婚は「愛が支えるもの」だと考えると、セミリタイアは何が支えるのでしょうか?
結婚に愛があればバラ色に広がりますが、愛が無い結婚は無意味な人生となります。
セミリタイアも同じです。
セミリタイアに「夢」があればバラ色に広がり、「夢」のないセミリタイアは無意味な人生となると思います。(なにもしない人生が夢だというなら、それはそうだと思いますが)。
ふと、質問したくなりました。
「あんた、そこに(セミリタイアに)”ほにゃらら”はあるんか?」というCM風で。
「はい、そこのキミ、ほにゃららには何がはいる?」
「ネコ・・」
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