「労働から解放されたい」がFIREだと思っている人の「落とし穴」

2023-02-15

セミリタイア 人生

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FIREを目指す理由のトップに出てくるのが「働きたくない」です。

具体的には「好きでもない仕事のために我慢を強いられ、来る日も来る日も仕事をし続けるのはまっぴらごめんだ」ということです。

そうした「労働から解放されたい」という心境でFIREを目指すのは理解できます。

ですが実際にFIREが自分に与えてくれることは「労働からの解放」よりもずっとすごいことです。

アーリーリタイアをして11ヶ月、そんなふうに思えるようになってきています。

その感覚は「自分らしく生きる」と表現するには浅すぎますし、「自分の人生の覇権復活」というと今度は堅苦しくてピンと来ないと思います。

人それぞれが持っている「こう生きたいといった本能や欲求を人間らしいレベルで満たす」ということです。

今回、この点を考察したいと思います。

働きたくないとは

そもそもFIREを目指すきっかけとして「働きたくない」というシチュエーション。人によって随分と違います。

深夜労働してクタクタになるような「きつい仕事」。嫌な上司や人間関係の圧からくる「嫌な仕事、嫌な環境」。誰得?という「無駄な仕事」。実現不可能な目標を課せられる「無茶な仕事」。人の失敗を責任転嫁される「理不尽な仕事」・・。

仕事に見合う評価や報酬、やりがいや成長の喜びを得られるならば良いのですが、そうもいかなければ「ばからしくて働いていられない」と思うのが自然です。

FIREで得られる「自由」がもたらすもの

こうした仕事の嫌な面が日々のルーティンとなれば「働くことから解放されるFIREは神」と崇拝するのも無理はありません。

ですがFIREの本当の価値は「解放」よりも「選択」です。

FIREをしても、生きていく上では嫌なことや面倒なことはありますし、ストレスがゼロになるわけではありません。

ですがそうした「嫌なことから距離を置く」という選択もできますし、多くの自由な時間のなかで「やりたいこと、居心地の良いこと、幸せを感じること」を少しずつでもみつけては時間を割くように「選択」することができます。

その結果、理想の生活に近づいている気がします。

つまりFIREの価値は「仕事から離れる=解放」もありますがそれ以上に「選択の積み重ね」がもたらす「自分らしい在り方」に辿り着くことだと感じてます。

起業やセミリタイアも良い選択

きっと、サラリーマンの仕事が嫌でも、何か自分で起業するなり仕事をしたい、自己実現をしたい、という人も多いのかと思います。

FIREは「働かなければ生活していけない」という不本意な労働ではなくて「働く自由」「働かない自由」の選択でき、面白い仕事に出会う機会になったりもありえます。

FIREを労働からの解放と見ることで落とし穴に陥ることなく、自己実現のステップとみた方が良いなと思っています。

FIREの良さ(結論)

自由の中でのいろいろな質と量で「選択」し続けることが「自分らしさ」の復権で、そこがFIREの成否のわかれ道だというのが、まだまだ途上中ながら僕が思ったことです。


ちなみにこれまでの記事で、リタイア後にものごとの見方が変わる変化があったものがこちらです。

★幸せの感じ方がリタイア後にどう変わるか↓

日常の幸せを10個即答できれば、お金持ちになる夢を叶え易いと思う理由

★仕事のストレス解消という類いがなくなって純粋に「趣味」を追及しはじめた感覚↓

リタイアして実感!趣味の価値が変わる理由とお勧め趣味について

★リタイア後、関心を持っていたものごとのなかで、愛するレベルまで追求できる新しい対象の見極めを考えた記事↓

楽しいと好きの違いがわからないと、”人生を好きに生きる”が難しくなる



自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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