アーリーリタイアから10か月、これまで何度か「サラリーマン生活には戻れない」と感じた瞬間がありました。
今回は、そのなかでも特に強く感じたリタイア後の出来事TOP3を振り返ります。
現役時代からリタイアに移行して、何が変わったのかを探ってみたいと思います。
TOP1:雪の日、雨の日、寒い日の通勤
「明日は東京23区も積雪となる模様です」といったニュースが流れた瞬間(今日ですが)、やはりサラリーマンには戻れないと思いました。
思いだすのは、サラリーマン時代、雪の日やら雨の日に傘をさし、手がかじかむなかを通勤し、そしてオフィスに着くとスーツの裾がびしょびしょ・・。
いまのリタイア生活には当然、通勤もないので、よくもそんなハードなことができたなと思います。
最近はリモート勤務で対応する企業も増えてきてるとは思うので、僕が現役の頃ほど「皆出社主義」ではないかもしれませんが。
そんな中で通勤される方はご苦労様です。
Top2:会社の公式の飲み会
いわゆる、部門全体の忘年会、新年会、歓送会といった公式行事はとても苦痛でした。
しかも2次会までは暗黙の了解で「正式な会」として参加しなければいけません。
リタイアしたいま、仲間内の飲み会はまったく苦痛ではありません。
やはり嫌なことはNOと言えるリタイア生活は、自分で参加判断ができる(強制ではない)というのが大きいのだと思います。
去年の12月上旬、個人的な飲み会をしていた居酒屋で、隣の個室部屋からサラリーマン団体さんが「ザ・会社の飲み会」をしている様子がわかりました。
締めの挨拶で拍手が聞こえてきた時に「あー、こうした強制招集で場を盛り上げるため拍手・・いまは無理だ・・」と思いました。
コロナを契機にこうした慣習も見直されているようで、お店側にとっては宴会が減って影響大ですが、ストレスでしかない飲み会もなんだかな~と思います。
Top3:理不尽な主張に対処する(クレーマー対応)
先日、デパートで買い物をした時に、ちょうど隣のカウンターで「返品させろ」とごねているクレーマーがいました。
担当の人は言葉を選びながらも「責任を取れない」「返品できない」と主張をしています。
事実、クレーマーの言っていることはハチャメチャでした。
働いていた頃、会社の中にも本筋とは違うところでやたらと反対してきたり、絡んでくるような輩がいたのを思い出しました。
クレーマーの難癖に対して頑張る担当者の、その理不尽さへの忍耐力をみた時「すごい」と思える自分は、やはり会社には戻れないと思える瞬間でした。
リタイアするといったい何が変わるのか?
結局、こうした「戻れない」と思う出来事を総合的にみてみると、苦痛や理不尽に対する「耐性」というものが、リタイアをした今は無くなっているのだと思いました。
リタイア生活に浸かるなかで、苦痛や理不尽さに対する「対処パワーをゼロまで放電させてしまった」というバッテリー切れみたいな感じです。
現役時代は土日や長期休みでも「耐性や忍耐力」をどこか根っから緩めなかった気がします。
それと、サラリーマンの時は「仕事ではそういう役回りだ」「ストレスがあるから給与がもらえる」と、どこか演じていたり(だからこそ無理難題も感情的にはならなかったし)、給与というのは一部は我慢料も含まれていると、どこかで割り切っていたからです。
いずれにしても、自分が完全リタイアから仕事に復帰するとなったら、こうした「放出してゼロパーセントとなった耐性」がすぐに復活できるのか、サラリーマンという役に戻れるのか?と思うと、どうにも「一生で使える耐性」を現役時代に使い果たした気もして、やはり難しいなと、いまは感じています。
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