会社をリタイアする調整が終わり、あとは円満退社を待つだけ、となった日にiPhoneにアプリをインストールしました。
それは「カウントダウンアプリ」です。
リタイアまでの残日数が画面に表示されるものです。
毎朝、目が覚めてはそのアプリを開け、そこに表示される「セミリタイアまでの日数」を確認するのが当時の習慣でした。
今日、そのアプリを久しぶりにあけると「セミリタイアから339日」と表示されていました。アプリはずっとカウントダウン(カウントアップ)をしていて、リタイアをしてもう339日も過ぎました。
今回は、そのアプリを使った感想や思いを、書き残しておきたいとます。
インストールしたカウントダウンアプリ
WATARUがインストールしたアプリは「あと何日 カウントダウン&カウントアップタイマー」です。
これは無料アプリで、特に設定マニュアルも使わずに複数のカウントダウンのアイテムを設定できました。
僕が設定したのは3つあります。
①帰国日カウントダウン:(勤務先の国から)日本に帰国する日までの日数
②セミリタイアカウントダウン:リタイアする日(2022年3月31日)までの日数
③仕事期間のカウントアップ:新卒で入社した日からの経過日数
帰国日カウントダウン
僕が仕事をしていた欧州の某国はコロナで社会生活が混乱しました。現地での独身生活では、たった一人でかなり閉塞的な日々を送っていました。
それゆえ帰国する日(2022年3月中旬)は、「ようやく安くて美味しい料理をとことん食べれる!」「気候も穏やかで、花が咲き乱れる春の日を堪能できる~!」とすごく待ち遠しく感じました。
一方で、出発日までにやらなければいけないのが、現地での仕事の引継ぎ、引越し、各種手続きなどです。
帰国日までの日数が減ることで「ウキウキ」する一方、そういったやるべきことをやり終えないといけないプレッシャーも感じ、ちょっと複雑な気持ちで残日数をみていました。
勤務日数のカウントアップ
「仕事を始めた日からのカウントアップ」も設定しました。
カウントアップでは会社人生の日数を示すものです。なんと1万日を超えていました。
「よくもこれだけ働けたな・・」と、正直、日数をみて驚きました。
会社人生はあまりにも長いので、働いてからの経過日数をカウントしたりもしなければ、「あとxx日」と残日数も意識しない日々を送ってきました。
その理由は「意識をしないほうが集中できる」とか「経過日を見てしまうと嫌気がさす」といったことも直感的に感じていたと思います。
フルマラソンをスタートして、あとゴールまで何キロか?と考えだしても辛いだけですからね。それと同じ原理です。
ですがリタイアがすぐ目の前に来て、ようやく設定するとはや1万日を超えていたのです。
それを見て「よくこれだけ働けた」「もうこんなに働いたのだから十分だ」「でもいったい、これだけの日数をかけて何が達成できたのだろう」といったことです。
きっと、日数にみあった経験値も、社会的な面での成長?もあったかとは思います。1万日というとてつもない長い人生の縮図をみるかのようで、複雑な気持ちになりました。
セミリタイアまでのカウントダウン
そして会社を退職する日を設定しました。
僕はそのタイトルとして「New Life」としました。
「自由が始まるDay1か」という前向きで明るい気持ちするためのタイトルです。
それでいてどこかで「もうこの会社人生には戻らない」ということもひしひしと感じ、「これで人生の分岐点か」と身が引き締まる思いがしました。
ウキウキするだけでなく、人生の前半戦を終えるという複雑な感覚です。
これは、もうカウントアップ(セミリタイアからの経過日数)になっていますが・・。これがあとxx日という表示だったのです。
終わりに
こうしてみると、単なるカウントアプリも、その人生の刻みをもっていろいろな思いが沸き起こります。
僕の場合は漫然と「退職まで働くだろう」と過ごしていた会社員人生が長かったので、こうしたアプリを使うのは、リタイアを決めた時でした。
マラソンの例の通り、あまりにも先が長い長距離であるならば、まずはある程度のところまでタイムを意識しながらも時計を見ることなく走ることに集中する時間を持つのも良いとは思います。
ですがセミリタイアを具体的な目標として設定されている皆さんは、すぐにでもこうしたアプリを入れることで、さらに時間を大切にする気持ちが生まれると思います。
さてセミリタイアをした僕は「あと何日 カウントダウン&カウントアップタイマー」を使って、漫然な日々を過ごさずに、大事な日や次なる目標日の日数をカウントしてみようかと思っています。
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