セミリタイア生活であえて「経済合理的ではない例外」を作ることの価値

2023-03-18

セミリタイア 幸福論

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セミリタイア生活では「シンプルライフ」を追及することは大切です。

その考えからすると、世間でもよく言われるのが「都会で車を所有することは経済的デメリットが大きく無意味だ」という問題です。

確かに月3万円の駐車場、170円/Lのハイオクで8キロしか走らず、年4万円の保険代に、税金、車検、オイル交換・・。取得費に維持費と膨大です。

交通網が発達した都会での移動も不便なことはなく、流しのタクシーも初乗り410円、カーシェアだって10分150円です。

そんな環境でも「あえて車を持つことでアーリーリタイア生活に潤いをもたらしたい」という目的で車を持っています。

今日は、そんな車と都会でのセミリタイア生活について書いてみます。

見栄のための車だったら意味はない

まず、車が必須ではない都会で車を持つことを「見栄のためだろう」と思う人がいるようです。

でも僕はそうした理由ではありません。

そもそも都内ではあちこちに高級車が走っているのを見かけます。

フェラーリやランボルギーニなら目立つかもしれませんが、一般的な高級車であればそこらじゅうに走っていますし「見栄をはる」というようなツールにはなりません。

というか、見栄のためにお金を浪費するならば、よっぽど国際線のファーストクラスで旅行をするほうが、お代官様のような接待を受けれて良いと思います。でも僕はエコノミーで十分ですが・・。

車が必須となるケース

都会生活で車が必須の人がいます。

ペットを飼う人にとっては公共交通機関で移動するのは制限がありますし、小さな子どもがいる家庭では荷物も多く子連れでの移動は気も遣い大変です。

それと似ていますが、僕の場合は年老いた母親のためです。

たとえバスや電車が網羅された都心でも、さすがに老人を連れてさっと移動するのは大変です。

車があることで、ピンポイントで公園に花を見に連れて行ったり、食事に行ったり、あるいは病院の送り迎えなどもできます。体調がよくなさそうならばさっさと自分のペースで帰宅できます。

本人からしても、公共交通機関で移動するよりマイカーでの移動は精神的にも楽なようです。

今のうちにいろいろ幸せな体験をしてもらいと願うなか、車の利便性は高く、必須となる価値があると思っています。

スポーツライフやアウトドアでも必須

大学生の頃からずっと車のある生活をしてきましたが、それはサーフィンの道具一切を運んで海に行くには車が必須となるからです。

いまはスポーツタイプの車にしてしまい、こうした道具を車に搭載していませんが、以前はハイエースを改造して道具を積んだりと、まるで海仕様でした。車の中で寝たりすることも楽しい思い出です。さすがに今はしようとは思いませんが。

いまの時代、キャンプ好きの人にも必須ですね。

そうした趣味の人にとっては車はライフスタイルの一部となります。

車のあるライフスタイルから作られる思い出

僕が感じている「車はライフスタイルの一部である」という内容はこうした「必須」というものとは少し違います。

自分にとって「思い出」を作るうえでは欠かせないものです。

僕自身にとって車はワクワクする乗り物です。その車に乗り、趣味である音楽を聴きながら都会や自然のなかをドライブすると新しい経験が創られます。

まるで〇〇のコンサート会場でxxのアーティストの歌声を聞いて、その会場の映像と音楽がずっと記憶に残っている、と同じような作用です。

皆さんも音楽を聴くと、ふと昔のある情景や感情を思い起こしますよね。一瞬にして当時のことをリアルに思い出します。それと同じです。

僕にとってもある音楽を聴くと音楽と共に思い出すのはxxxxを走りながら夕陽が綺麗だったとか、都会の夜景を車で走りながら聴いた・・といったシーンを思い出したりします。

音楽と車からの景色は日本に限らず海外の居住先であったり旅先であったりと、いろいろ思い出せます。「しまじろう」の唄を聞けば、子供が小さい頃に広大な砂漠のような土地(グランドキャニオンの方ですが)をひたすら走った光景や雄大な夕陽を思い出します。唯一無二のオリジナルDVDのような存在だったりします。

もしかしたらマイカーである必然性はなく、海外旅行でレンタカーをしてどこかA地点からB地点に走り抜けるドライブ経験でも同じようなことにはなりますが。

終わりに

セミリタイアと同時に買った車は歴代で10台目です。

過去の車のこともしっかり思い出せますし、その車と出かけたり、いろいろな気持ちのなかでドライブしたシーンを、音楽や車から見えた映像と共に、思い出せます。

僕にとっては「仲間」の1人のようなもので「良きバディー」です。

だから「車を持つべきか否か」という話題は、いつも経済合理性で片づけられてしまうのが寂しい気もしています。

これを「贅沢」というならそうかもしれませんが、僕のセミリタイア生活にとっては「親孝行の道具」であり「思い出になる音楽x映像シーンを作る道具」としては必要です。

こうした非合理的な生き方も悪くはないですし、それがあるからこそ、日常の節約やメリハリも張合いがでるものです。



自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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