リタイア時の年齢は、早ければ早いほど、新しいスポーツをするには体力的・筋力的に有利です。
僕の場合、50代半ばでの完全リタイアなので、「体力的にはまだ十分にやれるだろう」と思ってました。
その感覚とはうらはらに、実際の加齢という現実について、今回は書きたいと思います。
正月早々のアクシデント
20代から今に至るまで、定期的にスポーツやジム通いをしていました。それゆえ体力や筋力は自信がありました。
それが今年の正月早々、あるアクシデントがありました。
レストランのテラス席で食事中、前の前を通過した女性がマフラーを落としました。そのまま気付かずにエスカレーターで降りていったので、僕はすぐにマフラーを拾い、追いかけました。
エスカレータを数段降り、女性に手渡ししたので、無銭飲食とならないようにすぐにレストランに戻ろうとしました。
そこで「下りのエスカレーターを逆走して数段上る」という、小学生のようなイケない逆走ダッシュをしました。
一番上まであと1段という瞬間、踏ん張っていた軸足のふくらはぎがプチっという感覚がして激痛が走りました。
その日から足を引きずっての生活です。
そして2週間後、今度は階段を少し踏み外しそうになった時、とっさの力みで、またもやプチっと再発です。
体力というより筋力が落ちる
ダッシュをしたときに筋肉が損傷するのは、正式には「筋挫傷(きんざしょう)」という筋膜や筋繊維の損傷・断裂です。
肉離れとも呼び、その原因は、筋肉疲労の蓄積のほか、加齢でも発生します。
この年齢ともなれば体力も相当落ちていますが、まさかここまで筋力の限界があるとはびっくりです。この状況ではスポーツを十分に楽しめません。
サーフィンなどは瞬発力を使わないので良いとしても、今春から始めるスカッシュはやや不安です。
本気で打ち合おうとせず、適度に流しながら楽しめれば良いと割り切るしかありません。
「自分の限界」という線引きが増える加齢の悲しさ
加齢によって、筋力や体力の制約で、できないスポーツが沢山出てくることでしょう。
50代でこうなので、定年まで働いて65歳以降、何か新しいスポーツを始めようとしても、もはや激しいスポーツは手遅れになりそうです。
こうした加齢はリタイアを待たずにやってきます。
現役時代は「忙しいから」と言い訳をし、「リタイアしてからやろう」と先送りしがちでした。
そんな先送りマインドは排除すべきだったかもしれません。
ただ、リタイア生活ならば筋断裂をしても気にせずに過ごせますが、現役時代では通勤や社内を歩き回る時に不自由となるので、十分な配慮は必要ですね。
正月早々の「良い行い」が加齢で悲しい結果になるとは、なんともいえない2023年のスタートでした。
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