リタイアをして1年近く経っても、知りあいからは「相変わらず忙しいですか?」とほぼ挨拶代わりに聞かれます。
これはまだ配慮のある質問で、きっと本音では「なにがそんなに忙しいの?」とストレートに疑問をぶつけたい人もいるのだと思います。
まあ確かに「仕事もせず、日中、あんたは何をしているの?」と思うでしょう。
そのために手元にある「ノート」を作りました。
スマホのメモ機能に「実際にやることのリスト」を書き出したのです。
そのメモを画面でチラ見せし「こんなことをやってるからね~」と使うのです。
と、実際に作ってみたら「なぜ忙しいか」の本質に気が付きました。
サラリーマンの頃には手掛けなかった「緊急ではないが重要なこと」を、結構、やってるのです。
サラリーマン時代は「緊急で重要なこと」しか手を出していなかったと思います。
今日はその「やることリスト」について話します。
やることリストとは
ちなみにその「やることリスト」は、数週間内に終わらせなければいけないような「雑多なモノゴトのリスト」です。
ふと忘れないように、頭のなかにあることを明文化してリストにしました。
これとは別に「人生のやることリスト100」を持っています。
人生でやることとは、もっと夢であったり時間をかけて達成するようなモノゴトです。ただ、こちらは人に見せるようなものではありません。
やることリストの中身
直近でやることの「やることリスト」はこんな感じです。
〇銀行/証券/保険関係
・xx銀行の優遇グレードぎりぎりまで預金を減らすとしたら幾らか相当かを把握する
・そのうち、住宅ローン引落口座の〇〇銀行に向こう1年分の残高を移動させる
・管理費の〇〇が高いみただけど内訳を確認する
・管理費の引落を△△銀行にする
・メインバンクにしている△△銀行の面会アポ依頼に返答をする(3月中に担当と面会)
・〇X証券口座を対面型にスイッチするためID/PWD受領しだい設定する
・金融商品のxxxについてメリット・デメリットを検討する
・〇〇国のxx銀行のアカウントにログインして個人情報の登録ほか状況を再確認する
・xx国の△△銀行のアカウントにログインして個人情報の登録ほか状況を再確認する
・xx国の昨年分の確定申告のフォローアップをする
・車の保険見直し更新(走行距離を確認、損害賠償の重複の無い点など確認・・)
・レシートを自動的に読み込んで家計管理する最適方法を考える
・各種ポイントなど未使用のもので期限切れ近くがないか再チェック
などなど30点ほど。
〇投資/節税関連
・xx不動産の物件を再度チェック
・〇〇地区の物件について賃料動向や公示価格を調べる
・〇〇国における投資VISAの要件を確認する
・xx、〇〇、xx、●●などの投資評価を考える
などなど10点ほど。
〇生活関連
・重要書類のデジタル化(スキャナーで読み込み)
・お風呂の雑菌など調査(レジオネラ菌のリスクとか自宅浴槽の確認とか)
・全室内の換気扇のネット交換を考える
・水道水の蛇口の浄水器メーカと交換時期確認
・換気扇の風通しが変な点をメーカ問い合わせ
・マンションの専有部定期点検の日程を調整する
・国際郵便のアカウント登録更新依頼についての対応
などなど20点。
〇家族/交友関係
・母親の〇△X口座の解約につきあう
・母親の給付金受領状況を確認する
・母親の電気・ガスなどの料金と最適化を考える
・友人A、B、Cに連絡を取って情報交換など
・友人Dにxxxを紹介する
・友人Eと海に行く約束をする
・姪っ子の卒業祝いを考える
・子供との食事会(4月)を設定する
などなど15点。
〇趣味
・手元にある古い一眼レフを処分する
・新しい1眼レフのレンズ、予備電源購入・・・
・サーフィンのxxを中古で購入する
・船舶1級を取るメリット、費用、場所など考える
・料理教室、春のコースで何を申し込むか調べる
・4,5月の旅行先とベストな撮影ショット、旬の食などを調べてリストにする
・4月以降の全国割の条件を理解した作戦を考える
などなど20点。
忙しさの比率
以上のやることのリストの項目を洗い出した結果、
・財務関連:40
・生活関連:20
・交友・家族:15
・趣味:20
これらが向こう3週間でやりたいと思っているモノゴトです。
サラリーマン時代はどうやって対応してか?
これら項目をみると、どれもが「さぼれない」モノゴトです。
サラリーマン時代はこれらを平日の夜や週末にしていた気もします。
ただ、リタイアをしたことでサラリーマン時代とは少し違いがあります。
①最適化するものが増えた
銀行・証券口座の資産配分や配置、生活面(光熱費)の支出など、放置しておけばそれはそれでどうにかなりますが、なるべく健全で安全で最適な配置や支出にモノゴトを動かさないといけません。そういったことが増えています。
②自動化させるものごとが増えた
支出管理にしても、リタイアをして時間があるのであえて「もっとやりやすい方法がないか?」と試行錯誤しています。
さまざまな管理設定についても、自動で通知がくるよう設定をしたりもしています。
③家族・交友関係などの配慮する時間が増えた
また、リタイアをすることで家族や友人関係などのコンタクトも増えたと思います。
終わりに(結局、リタイアで何が忙しいか?)
こうしてみると、サラリーマン時代には手を出せなかった「緊急じゃないけど重要なもの」を沢山やっている気がします。
サラリーマン時代は「緊急で重要なもの」しか手を出しません。しかも期限ぎりぎりであったり、時にはタイムアウトをしていたものもあります。(まあ、それはそれでどうにかなるものでしたが)。
ということで、アーリーリタイアで何がそんなに忙しいか?と聞かれたら、模範解答はこうなるのだと思いました。
「リタイアすると、これまでサボっていたけど、実はもっと生活が便利で豊かになるために ”緊急じゃないけど重要なもの” を結構やってるよ。お金の関係で資産管理や投資などもその配分や配置、構成を見直したり、生活面も支出最適化させて節約したり、断捨離したり、管理を自動化させたり、家族や友人関係も以前よりももっと配慮できるようになったかな。」
といった具合ですね。
それでも「意味ない!」「それで忙しいの?」と言われてしまったら、それはしょうがありません。
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