アーリーリタイアから1年近く経ちますが、いまだにリタイアをしなければわからない発見や気づきがあります。
そして、そんな発見も良い面と悪い面に大別されます。
目的を持ってリタイア生活を送れば大半は「良い面」となりますが、なかには後悔というか残念と思う「悪い面」もあります。
今回は、そんなリタイア生活の悪い面について書いてみます。
サラリーマン生活が気になる
会社を去って1年。そのあいだ、働いていた会社の行方が気になってネットのニュースや株主総会の中継などみてしまいます。
そこまで気になる理由は、働いていた頃の短期~長期の計画がその後どうなったのか。上手く行ってるのか、それともダメだったのか、といった行く末が気になるためです。
仕事なんて、1の達成感を得るために9の苦難を背負うようなものなので、強い忍耐力が必要です。
そんな忍耐エネルギーも使い果たしてしまったいま、決して仕事に戻りたいとか、当事者として携わりたいということではありません。
ただ、ニュースで「上手くいっている」という内容をみてしまうと、嬉しいような、寂しいような複雑な気がしてしまいます。
後悔とは言いませんが、そこには戻れないとなってるがゆえに、気になる存在であり、気持ち的には断ち切れないのだと思います。
同じ目標に向かってチーム一丸となる場面がない
サラリーマン時代は、同じ目標に向かって試行錯誤で取り組むなかで、チームの団結力は高まり、気持ちを共有するコミュニティーを実感していました。
ところがリタイアすると、こういった一体感を味わうコミュニティーがなくなります。
もちろん、仲の良い友人と一緒に時間を過ごしたり、スポーツをするなどしていれば、少なからず近いものを感じます。
ですが、そういった「趣味のなかでの一体感」と「仕事の目標に立ち向かうチームのなかでの一体感」はどこか違いがあります。
ともに苦労をしながらお互いが支えあう仕事のなかでの一体感は、リタイアすると味わえない、サラリーマンならではの特別なものだと実感します。
会社を辞めてから給与などの待遇があがった
いまのインフレや賃金アップの社会的な圧力もあってか、これまでの賃上げレベルを大きく上回る賃上げを勤めていた会社は踏み切ったようです。
もしアーリーリタイアを1~2年先延ばしにしてて、賃上げとなった状況を享受してから辞めたとしても、退職金等は変わりません。
ですので、退職を留まるほどのものではないのですが・・。
同僚達にとっては嬉しいことだと思いますし、辞めた側にとっては、「これが1年早ければ自分もメリットがあったのに」とはいった程度のちょっとだけ残念な思いです。
終わりに
人生は2つの道を同時に歩むことはできないので、やはりどうしても「アーリーリタイアをしなかったらどうなっていたか」ということは気になるものです。
僕は、リタイアが片道切符だと思って悔いがないところまではサラリーマンをしたので、「リタイアをしなければ良かった」と後悔することはありません。
ただ、サラリーマン時代が気になるということは、会社員として9の苦しいことをして1の喜びや達成感を得る日々も、労働だからこそ得られる醍醐味で、決して悪くはなかったのだと思います。
いずれにしても、現役を続けるにもリタイアするにも、後悔のない選択であることが最善だと痛感します。
そのためには全力でやり切れば、あとは「まな板のコイ」です。なるようにしかなりませんし、手抜きをして後から変にウダウダ悩むより、その場を全力で取り組む方が気を揉まずに済んで人生は楽な気がします。
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