4月1日ですね。
今日から新生活をスタートする人も多くいますね。
きっとそのなかには、リタイア生活を始める人も、大学生活を始める人もいるでしょう。
実はこの「リタイア生活と大学生活」は類似点が多いのです。
どちらも事前準備がその後の過ごし方に影響を与えます。
そんな大学時代の経験(少し俗な話ですが)や教訓を綴りたいと思います。
大学1年生での行動力と資金力の関係
大学1年生となると、サークル活動、合宿、飲み会、旅行、あるいは友人とスキーやスノボーに行ったりなど遊ぶごとに支出がでます。
遊びほうけた日々を友人たちと送っていると、やがて「お金がないから今回は止めておく」といった離脱者が出てきます。
離脱者の横で、資金不足をものともしない「飲み会や合コンの皆勤出席者」もいます。
それが、僕とある資産家の息子でした。
ただ、彼は有名な富裕層の息子で、終電がなければタクシーでしれっと帰ります。
僕らといえば貧乏学生なので、友人の下宿先まで歩くか、安いお店で朝まで粘って時間をつぶしていました。
いずれにしても、遊びの行動力と資金力には相関があるのです。
なので一般庶民の僕が「なぜWATARUはいつも飲み会に参加できるのか?お金はどこから出ているのか?」と友人から不思議がられました。
そこには裏事情があります。
スタート時点までに経済基盤を作ったこと
実はクラスメートやサークル仲間は、一般入試なので2月までは受験の日々でした。合格後は卒業式や新生活の準備で自由時間もなく大学入学を迎えます。
一方、僕や数名の仲間は「推薦・帰国子女枠」です。12月上~中旬には早々に合否が出ます。第1志望に合格すれば入学前の3月31日までは自由時間です。
ということで、受験が終わってからの丸三か月以上はバイトをしたのです。
朝5時には起き、7時から都心の有名ホテルのレストランでボーイとして働きました。
躾には厳しかった職場ですが、時給は高くカッコいいお兄さんや綺麗なお姉さんが優しく仕事を教えてくれたり、ちょっとだけ大人の世界を感じる楽しい時間でした。
レストランのバイトが終われば親戚の家庭教師、工場でのバイトなど、朝から晩まで1日1~2万円(当時)は稼ぐ日々です。
家庭教師後は夕飯とケーキが出たり、工場のおばさんはおにぎりを持ってきてくれたりで、食費はほとんどかかりません。
ということで大変な日々でしたが、大学スタート時は「聖徳太子が100人以上」というお金になりました。
当時の遊び換算で100回分
そんな資金を手に大学生活をスタートしたので、早々に50万円で中古車を買って万全の体制で大学生活に臨みました。
その残金で100回分は遊びにいけました。
渋谷界隈はセンター街で配られた「割引券」をもって居酒屋に行けば1次会で4000円弱。そこから二次会だのディスコ(いまでいうクラブです)にいけば一晩で5000円~7000円で遊べます。
つまり「中古車+遊び100回分」という資産を大学生活のスタート時点に持ち込んだ感じです。
これで何を得たかといえば、車は「機動力」を、飲み会や合コンを断らないで済む「機会損失を無くす」となりました。
車があることで、友人と江の島や鎌倉へドライブに行けたり、日本列島を横断したりと行動範囲も広がります。
飲み会や合コンに皆勤となれば、そこで「アタリ」があればしっかり次につなげて機会を最大に活かせました。
遊び仲間にとっても僕の「持ち込み資産」で大いに得をしたと思います。
スタート時点で「準備が万端」であれば、自分だけでなく周囲に対しても大きなプラスをもたらすのだと、当時に思いました。
*合コンの戦果については聞かないでください↓・・。
リタイア生活でその教訓をどう活かす?
こうした学生時代の教訓をもとに「アーリーリタイア生活」を過ごしています。
リタイアまでに、なるべく行動力を支えるだけの資金を貯めることが大事だということはリアルに理解していたので、しっかり準備をしました。
もちろん、いまのアーリーリタイア生活は、当時のような飲み会中心の生活ではなく、お金では得られない「モノゴト(体験)」への投資です。
例えば「都会で車を持つのは経済的にはナンセンスだ」と言われますが、以前、記事にも書きましたが、車があることで体験できる価値に着目し、持っています。
親孝行をすることも大事なことの1つです。
内容は違えど、大学1年生で感じた教訓をそんな形でアーリーリタイア生活で活かすようにしています。
アーリーリタイアならではの準備
なお、リタイア生活として学生の頃には意識しないことをあえて意識的に気をつけています。
「体力がなくてできない」とならないよう、せっせとジムに行ったり健康管理に気をつけることがその1つです。
また、学生の時は「遊ぶことが学ぶこと」でしたが、リタイアでは「人生を楽しんだり豊かに生きること」なので、これにつながる知識やスキルを意識してつけています。
学生の頃は遊びにお金がかかりますが、リタイア後に知識やスキルをつけることは必ずしも資金を多く必要となりません。本やYOUTUBEからタダで学べることも多くあります。
楽しむ力も大事だと思います。
料理を面倒と思わず楽しんでできれば、日々の生活もそうですし人をもてなすにも使えます。
語学や撮影技術は旅行をより楽しんだり綺麗なシーンを記録に残せます。
船舶の資格があれば、友人の船の代行操縦やサポートもでき、釣った魚をそのまま捌いて料理もできます。
といった必要なシーンから逆算し、関連スキルや知識を身につけるようにしています。このあたりはリタイア前から始めてはいましたが、いよいよリタイアで時間ができたので真剣に取り組むようにしています。
終わりに
人生は失敗や成功だけでなく、あらゆるところの「気づき」から、よりよく生きるヒントがあると思っています。
変に「成功や失敗のシーンばかりから学ぼう」と意気込みすぎると、かえって日々の生活からの学ぶことに注意散漫となりがちかもしれません。
こうしたちょっとした気づきの積み上げが、時間の使い方をより良くする方法だとも思って、日々を大切に生きるようにしています。
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