2大派閥(アーリーリタイア派vs生涯サラリーマン派)の対立構図の真実

2023-04-25

セミリタイア 幸福論

t f B! P L

先日、「生涯サラリーマン」を志している友人と久しぶりに会いました。

僕のセミリタイア生活の近況報告という名の飲み会です。

彼とはとにかく意気投合します。

話題になったのは「なぜ、世のなか ”セミリタイア” と ”生涯サラリーマン” で優劣をつけようとしたり、お互い "可哀そうな人生だ" とマウントを取り合うことが多いのか?」です。

今日は、そんな2大派閥の対立構図からわかったある「気づき」について書いてみます。

なぜ2大派閥が争うか?

2大派閥の論争は「いつまでもサラリーマンをしているのは時間の無駄」とか「セミリタイアをして暇でしょ」といった相互非難で、双方、相容れない世界観があると話題になりました。

その現象の裏にシンプルな真実があって「いまの生き方に自己肯定感がある者同士は、そんな相互非難には参加しない」ということです。

つまり「サラリーマンを嫌々やっている派」と「セミリタイアをしても物足りない派」が相互に非難しがちだということです。

それぞれ「自分の生き方に満足しているなら、違う土俵に対してマウントをしない」という結論です。

そうはいっても、自己肯定的な生き方は難しい

もちろん、サラリーマンの仕事は大変で不満だって出ます。

同様に、セミリタイア者にとって暇を持て余さず充実した生き方を極めるのも簡単ではありません。

現状に不満を持ち、理想とにギャップを抱えるのも当たり前のことです。

問題は、そんなギャップを「足りない、理想にほど遠い」と不足に着目しアレコレ不平を言う「ネガティブな見方」をするのか、「理想に近づく前進」に着目する「ポジティブな見方」をするかです。

そうした「物の見方(=自分自身の問題)」というのが真実だ、との結論になりました。

「自己肯定的な生き方をするに限る」ということです。

サラリーマンの彼が選んだ生き方

サラリーマンの友人が選んだ道は「定年までサラリーマンを続ける」です。

彼が望む仕事上のポストや権限、報酬(給与)は、理想とギャップがあるとは言います。

それでも、

・考え方の違う人たちと一緒に仕事をすると得られるものが多く刺激になる

・会社という枠組みじゃなければ(自分1人じゃ非力で)夢を実現できない

・休みも取れるし、休んでいてもお金は貰えるなんて、そんな素晴らしいことはない

ということです。

彼の夢である「会社の技術力を応用して世の中を変える便利なものを送り出す」が少しでもできているのなら、それが幸せだという自己肯定感です。

そんな話を聞いて僕もワクワクしてきます。

サラリーマンの彼からみたセミリタイア人生

そんな彼は、僕の「セミリタイア」という生き方も理解しています。

彼が「生涯サラリーマン派」だからといって僕のセミリタイアという生き方を「間違いだ」とも「マイナスだ」とも言いません。

それよりも、彼も僕の話を聞いて「嬉しい」と語ってくれた点があります。

僕のセミリタイア人生で喜んでくれた点

僕が近況報告をするなかで、彼が喜んだのは、

・人生は色々な経験ができるものごとが沢山あって、いろいろやるほど多くの刺激を得られる

→僕がサラリーマン時代に手を出せなかった新しい趣味(例えばスカッシュやマリンスポーツ)や資格(船舶操縦、語学、カメラ、料理、雑学資格等々)をこの数ヶ月、やってることで発見や刺激があるのを説明しました。

・年齢を重ねると気力や体力的に実行できないことがアーリーリタイアだからできる

・いまは収入より生活費が多いが、人生の経済設計は問題ない(=お金は自分の生活と自己実現を満たすだけあればOKで、それ以上の金銭欲を持って生きる意味はない)

という点です。

前述のサラリーマンの生き方として痺れている3点と、僕がリタイア生活で気に入っている3点が、実は、それぞれ呼応していました。

お互いが共感できる共通点

こうして「セミリタイア派」と「生涯サラリーマン派」の僕たちは、それぞれ生き方の違いがあれど共通点であることが見えてきました。

その共通点とは、

・お互い、自分のいまの生き方を選択したことについて自己肯定感がある

・理想とギャップがあっても、それを「足りない」とみずに「前進」とみるポジティブな捉え方をする

・それが「今を楽しむ」という生き方に繋がっている

ということでした。

終わりに

いまの彼と僕は、生涯サラリーマンとセミリタイア者という、社会的には生き方が違います。

そんな「違い」があるからこそ、今回の会話でお互いの共通点がはじめて見えた気がします。

生き方の違いに「どっちが正しい」とか「どっちが優れている」とかはありません。あくまでも「自分が選んだ道を楽しく全うしよう」というだけです。

お互いに、そうした生き方ができているなら「良かったね」と喜びあえます。もしそれができていなければ、お互いが励ましたり助け合う関係です。

そんな話題のあとは、お決まりの「大人話題」に終始しました。

「巨〇がいいか」「貧〇がいいか」の極論対決ではいまだにお互いの考えが違いますが、そんなことが女性の魅力の決定打じゃないといのは一致です。



自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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