「時間の価値」を換算するためにこんな設問を勝手にやってみました。
もし神様が現れ「いますぐ10歳、若返らせる薬をあげても良いが幾ら払うか?」と問われたら、あなたは幾らの指し値にしますか?
10万、100万、1000万、1億、10億???
歳をとるのは自然だしお金を払ってまでは必要ない、という人もいれば、どうしても若さを得たいという人もいるでしょう。
目的も、外見的、体力的に若返りたい人もいれば、10年という時間を得ることが大事だと思う人もいるでしょう。
年代によっても違い、より高齢になると時間的価値を強く感じ、お金を高く積むと思います。
いずれにしても、これは相対的なものなので、正しさとは関係ありません。
自分にとっての時間の価値を考える質問なので「家族や友達の関係が変わってしまう」という現実に置き換えず単純に考えてみましょう。
僕の回答と理由
僕の場合「1億円」と答えます。
果たしてこの数字が皆さんより大きいか小さいか、どうなのでしょう?
それを換算してみました。10年を1億なので、
1年1000万円。
1日あたり2万7千円。
そんなものか?とも思えてきました。
実行時間で割ってみた
さて、1日のうち、睡眠や食事などを除いて、活動時間が10時間と単純化してみます。
すると、時間単価で2700円。
これを考えると、料理、洗濯、掃除、買い物、移動・・・。自分にとって意味のないものに時間を使うなら、時間2700円以下は、代行を頼んだ方が良いのかもしれません。
もちろん、10年で1億円を使えるのであればこうした前提にたって時短をすべきと判断する基準にはなるのでしょう。
ですが設問はあくまでも「時間の価値」をどう捉えるかです。
アーリーリタイア人生に置き換えると
現実には10年で1億円を使う計画ではないので、日々の生活でどうするかは一旦、置いておきます。
ですが、さきほどの質問をこう置き換えるとおもしろいヒントがあります。
「これからの10年、1億円を得るために働き続ける道を選ぶか、あるいはその1億円よりも10年という時間を取るか?」
つまり、アーリーリタイアの基準価値です。
過去の時間を戻すのと、これからの時間を得るのは、比較として非対称かもしれません。
ですが時間は逆には進めないので、10年を1億円で買い戻すのなら、これからの10年を1億円で買うというのも近い線となります。
僕にとってはアーリーリタイアの価値
ということで、自分に当てはめました。
実際、僕がアーリーリタイアをしたのが65歳の定年まで10年ほどの時点です。
つまり、この先10年(65歳)まで得られる給与収入が1億円未満であれば、アーリーリタイアをすることが、自分の時間価値の基準からして「正解」となります。
実際、僕の場合は定年まで働いても、60歳でガクッと給与が減るので、1億円には届かないとは思います。
という意味では、アーリーリタイアをした判断は正解なのだと、思えてきました。
もちろん、アーリーリタイアのタイミング判断は、「これから得られる収入と時間価値の対比」だけでなく、「いまの資産」、「労働以外の収入」、「やりたいこと」など複雑に絡んできます。
少し強引になりましたが、単純化して「これから得られる収入機会と時間価値の分岐点比較」で考える意味は少なからずありそうです。
終わりに
時間の価値は、人それぞれです。
自分の今の収入(時給換算)を基準にして、自分の時間価値を求める方法もあります。
ですが今回は「いくら稼げる自分か」は横に置き、少し違った方法で自分の主観的な時間価値を測定するよう設問しました。
アーリーリタイアを実行した僕にとっては、設問から出てきた「1日27,000円」が、日々の過ごし方での基準価格と意識しようかなとも思っています。
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