アーリーリタイアの現状満足度を測る成績表を考えました。
それは、「定年まで仕事をする自分」と「アーリーリタイアした今の自分」を比較し、満足度が高いのがどちらかを示す成績表です。
その成績表の科目としては、①経済面、②時間面、③地理的行動面、④精神面、とし、各項目の満足度を相対比較しました。
経済面の満足度(-1)
経済面としては、何より生活水準がそれを物語ります。
アーリーリタイアをした今の生活水準は、サラリーマン時代と同等です。
こうした生活を営めているので、決して、満足度は劣っているとは思いません。
ただ、サラリーマン生活ならば、今も給与収入で生活水準を維持したうえで手残りがあるはずです。
それが今は、資産を取り崩して生活水準を維持しています。
同じ生活水準であっても、手残りがあるのと、資産を取り崩すのは大違いです。
サラリーマン生活を基準値「0」とするならば、アーリーリタイアのいまは満足度は「-1」となるかと思います。
時間面での満足度(+1)
時間面では、いまのアーリーリタイア生活が圧倒的に時間を豊富に持っています。
ただし、時間の満足度は、その量と質も考慮したいと思っています。
サラリーマン生活は確かに忙しく、時間は限られています。
その分、空いているプライベート時間をレジャーや用事に費やし、最大限に有効活用していました。
ただ、サラリーマン生活の時間の問題は、圧倒的な時間を会社に費やすなかで、無駄な時間が多いことです。
会社時間の全体の1割は「達成感などを感じる有意義な時間」でしたが、残り9割は「目標達成に向けて踏ん張る苦しい時間」であったり「無駄な仕事のための時間」でした。
会社って、「効率効率」という割には、案外、無駄な時間を過ごしている(特に会社目線ではなく個人の目線として)と思っています。
それゆえ、サラリーマン生活を基準値「0」とするならば、アーリーリタイアをした今の時間的自由の満足度は高く、「+1」だと思います。
地理的自由の満足度(+1)
サラリーマン生活は出張が多く、地理的な行動範囲(飛行機での移動距離等)は今よりも多いし、どこか異国で働く命令が出てたかもしれません。
ですがいくらあちこち移動したり住んだりして見聞を広められるとしても「会社の命令でその場所に行くor住む」のと「自分の好きなタイミングで好きな場所に行ったりプチ移住できる」のは根本的に大違いです。
望んでもいない場所に住むなんて、キツイですからね。
ということで、サラリーマン生活を基準値「0」とするならば、アーリーリタイアをした今の地理的自由は「自分で決定できる」ということで満足度は「+1」だと思います。
精神的な満足度(+1)
会社という組織に縛られないことは、
・会社の面倒な人間関係を続ける必要がない
・毎朝頑張って通勤する習慣もいらない
ということで、精神的には「面倒や苦労を背負わない」ということが大きな違いです。
そして前述の、経済的自由、時間的自由、地理的自由といったことが総合的に加味され、「心の余裕」があるうえで「自分で決められるものばかり」ということが「居心地の良さ」を生み出していると思います。
アーリーリタイアをして友人関係や家族など、大切な人との時間をより多く過ごせるようになったことも、精神的にはプラスの影響です。
以上のことから、アーリーリタイアをしたいまは「+1」だと思います。
終わりに
こうしてみると、成績表からはいまのアーリーリタイア生活は総じてプラスだと思います。
経済面の満足度:-1
時間面の満足度:+1
地理的自由の満足度:+1
精神的な満足度:+1
でも、これらの傾向は、僕に限らず多くの人に当てはまる気もします。
あくまでも「自分が定年まで会社を辞めずにいたら」という比較対象で考えることがこのベースです。
それは自己比較であって他者比較ではないことから、世の中のいろいろなアーリーリタイアをみて気持ちが揺さぶられるようなこともなく、すっきりと見えるのではないでしょうか?
アーリーリタイアに踏み切る判断の1つになるかもしれません。
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