FIREを達成すると仕事時間が自由時間になります。
その自由時間が多くて「暇を持て余す」となったりしますよね。
でもそんな「暇」な時間に始めたことがきっかけに、リタイア生活を充実させ、生活品質を向上させる原動力になることがあります。
今日はそんなエピソードと気づきを紹介します。
僕の実例-書庫整理
まず、僕の実例を1つあげます。
ある時、暇を持て余していたので書庫の整理をしました。
10冊以上のキングファイル(中身は金融関係の手続きや不動産関連の重要書類等)が書庫スペースを占有していました。
そんなスペースを有効活用しようと、
①緊急的にやれることとして、捨てられる資料は捨てる「緊急対応」をした、
のです。
でもキングファイルの数はまだ多くどうにかしたいと思いました。
そこで「資料を全部デジタル化しよう」と決めました。
デジタル化をせずに、キングファイルをそのまま放置しても僕の生活には影響ありません。
ですが、これをやることで、リタイア生活の空間を有効活用できます。
つまり、
②緊急ではないが、自分の生活には重要だといえる、「重要対応」をした、
というものです。
スキャナーを購入し、時間をかけて少しずつ資料をスキャンしました。
これが「暇から始まった資料のデジタル化プロジェクト」でした。
リタイアの時間は4区分
こうみると、リタイア後のあらゆる時間は必ず「緊急度と重要度で分類する4つの種類」のどれかに分類されることがわかります。
①緊急で重要なこと
②緊急だが重要ではないこと
③重要だが緊急ではないこと
④緊急でも重要でもないこと
つまり今回、
・気まぐれに書庫を整理した(緊急でも重要でもない:第4領域;黒)、
・緊急的に捨てるものを捨て「片付けた錯覚」(緊急対応したが、効果を得るような重要な達成は何もでもない第3領域:青)
・リタイア時間で「デジタル化プロジェクトもやろう」(緊急ではないが生活には重要となる第2領域:黄色)
という黒→青→黄の順番対応です。
リタイア後の暇の正体とは何か?
僕のリタイア生活では、時間を持て余すと暇つぶしにネットを見たり、気になることを思い付くまま調べたり、今回の書庫を整理してみようと、何かをやるものです。
これは第4領域(黒)の、まあ、無駄なことかもしれません。
何も得ることなく終わってしまうこともあります。
それは、僕にとってなんら「重要も緊急も感じない」で終わってしまった結果です。
でも、そこでふと何かを感じて「やろう!」と結びつくことがあります。
今回のデジタル化プロジェクトもそうですし、何気ないネットでみた写真に感銘を受け「ここに行きたい」と旅行を思いつくこともありました。
新しいことをやるきっかけなんて、神がかりではなく、こんなものですね。
僕のFIRE生活の「緊急度x重要度マトリクス」
ということで、先日から、僕は自分のFIRE生活を「マトリクス」に書くようにしています。
運用中なので実例で埋まっていますが、「暇だ」というのはこの「④緊急でも重要でもないこと」の暇領域に分類されるものです。
実際は書いている以上の「無駄なこと」をしていて書ききれませんが。
リタイア生活の暇が「理想的なリタイア生活」につながる
先ほどの僕のエピソード実例は、そんな、暇領域で手掛けたことがリタイア生活にとって創造的なことにつながるの例示です。
「矢印の流れ」に沿って「書庫整理」のタスクが変化しました。
リタイア生活を充実させる「緊急ではないが重要」なこと
リタイア生活を充実、効率化させるためには、この「重要対応」が肝だと思います。
「緊急ではないが重要」という領域のことを沢山やることが良い結果に結び付くと思っています。
僕はそのタスクをいろいろと挙げています。
ちなみに今日はその1つである「放置中の株主配当金券/クーポン整理」をやりました。
時間が無いサラリーマン時代だったら、こんな作業より、何か大事な用事を入れていたでしょう。
すると、株主優待券の有効期限切れが間近になってから気が付いて慌てて無理な使い方をしたり、期限失効するといった弊害が出ていました。
それでも「しょうがないや」と重視せず、抜本的な手も打たず、放置していました。
リタイアした今は、暇(というか、小さな可能性を大きく育てる)時間の使い方ができますし、それがリタイア生活を潤いあるものにする原動力だと思います。
ちなみに、今の僕には「新たな資格やスキル取得」など、緊急ではないけどいずれ必要となる「重要対応」を計画的に取り組んでもいます。
学生時代、専攻で得た知識は社会人生活でほとんど使わずに終わりました。
ですがいまのリタイア生活では、得たい知識=使う知識、ですからね。無駄はないはずです。
終わりに
このマトリクスは、もともとサラリーマン時代に仕事の中期的なタスクを効率的に進めていくために使っていました。
仕事の成果をより効率的に高品質にするために取り組んでいた業務上のスキルが、いまこうして、リタイア生活を効率的・高品質にするために役立っているともいえます。
それはある意味、僕の興味の対象が仕事のタスクから生活のタスクに置き換わっただけで、自分がやってるアプローチは何ら変わらないというか、進歩ない自分でもあります。
もう一歩、何か掴みたいなと思っていて、ややモヤモヤ感はありますが・・でも屋内の資料をデジタル化するって、すっきりします!こんな感じでした。
【リタイア後のヘンテコな贅沢】会社員時代にできなかった室内デジタル化という断捨離
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