FIRE後の変化-予定の立て方はなぜ「真逆」になる?

2023-06-04

アーリーリタイア生活 経済的自由・FIRE

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FIRE後に潤いある人生を目指せば目指すほど、サラリーマン時代の目標・予定の立て方とは真逆となります。

会社員時代の目標策定や計画立案のスキルとは違ったことが、FIRE後は求められるます。

今日は、そんなFIREのメリットを使った理想的な目標の立て方が、いかにサラリーマン時代のやり方とは違うかを綴ります。

FIRE前後での目標・予定の立て方の違い

会社員時代とFIRE後では、大きく3つの観点で目標・計画の立て方が違います。

それは、

①長期→短中期

②「計画の主役」の変化

*自分の空き時間(=主役)に自分のやりたいことを詰め込む→やりたいこと(=主役)に自分の空き時間を費やす)

③経験の量→感動の質

それぞれを見ていきます。

FIRE後は1年単位の目標が大事

会社員時代とFIRE後では、目標の立て方も、重要視する管理単位も違ってきます。

会社員時代の目標設定と管理単位

会社員時代の目標策定手順は、長期目標から短中期目標を作ります。

例えば、会社の長期戦略やゴールとして「2030年に売上高●●を目指す」とか「店舗●●拠点に展開」といったものがあるとします。

それに向けて、途中経過として達成すべき「中期目標」が作られ、その中期目標を達成する「短期アクション計画」が作られます。

会社決算と結びつく「四半期」や「1年」といった単位で結果をレビューはしますが、よりプレッシャーがあるのは「月単位」です。目線は「月」に向かっていました。

FIRE生活での目標設定と管理単位

一方で僕のFIRE生活では「長期目標を定めない」と、あえてしています。

FIRE生活で、例えば、65歳で資産●●とか、世界●●か国を旅すると目標を掲げてコミットすると、それに縛られます。

その結果、不本意な節約行動や、不必要な海外旅行で、自由も時間も喪失するかもしれません。

誰のためでもない「自分の人生」では、自分の「心の平穏や精神の自由」を維持できるよう、そんな長期目標は意識的に外しています。

そしてFIRE生活では「1年単位で4プロジェクトを達成する」を心がけて出しました。

「1年」という管理単位で、4つのプロジェクトを企画から実行まで費やせば、それなりの達成感を得られると思います。

時間も使い、メンタルもフィジカルも使い、3か月に1つ平均で達成感を味わえば、FIRE生活の弱点であるめりはりのなさ」もほどよく解消できます。

ただ、若くしてFIREした人には長期の計画やビジョンもあった方が良いのかもしれませんね。

FIRE生活での1年単位プロジェクトの狙い

この1年単位というやり方の本当の狙いは、ほどよいサイクルで達成感を感じるためだけではありません。

生活全体を通したバランスのためです。

具体的には、

・日々の穏やかなる生活の日常で感じる幸せ(Well-being)と

・3か月に1回の「ガツン」とプロジェクト達成で得る幸せ(Happiness)

を混ぜて、幸せの多様性を作っていきたいためです。

昨日から今進行中のプロジェクト案件を、2023年末までにどう完遂するか考えていました。

プロジェクトといっても仕事では無いので大したことはありませんが、目標を見失うことなく、縛られることなく、ほどよい動きを取りたいと思っています。

Well-beingとHappinessについてはつい先日、この記事を書いて考えたところです。

FIREは暇!という人に知って欲しいもう1つの幸せの存在

以上が1点目の、長期目標を辞め、中短期(1年単位)に基づくFIRE後の目標の立て方への転換です。

FIRE後は「計画の主役」が変化する

2つ目は、「計画の主役」の変化です。

会社員時代は、まとまったお休みを取るのが大変です。

それゆえ、休暇が取れたらここぞとばかりに、やりたかったことをその休暇に入れようとします。

もちろん、やりたいことのために休暇を取ってにしても、あくまでも会社都合で追いやられた「休暇」に予定を埋めていくとなります。

これがFIRE後は真逆のアプローチとなります。

例えば、ある場所に旅行に行きたいときは、その場所を徹底的に調べ、そこの魅力を最大に味わえる「季節」や「イベントのタイミング」を考えるようになりました。

せっかく行く以上、その土地のベストを見たり体験してみたいですからね。

また、飛行機や現地ホテル、レンタカーも日ごとに料金も変わるなか、コストパフォーマンスが良いタイミングがいつかも考慮します。

つまり、会社都合に影響された「取れた休暇が主役」から、FIRE後は、「旅先の魅力がベストなタイミング」へと「主役」が変わります。



経験の量より感動の質

3つめが、経験の量から感動の質への転換です。

前述の、主役が変わるも、やりたいことから最大の「感動体験」を「コストパフォーマンス」を考慮して得得ることです。

それと、FIRE生活の大きなデメリットの「めりはりのなさ」や「良いプレッシャーの欠如」も先のプロジェクトで味わい、感動を得る機会もできます。

経験の総量より、最大の感動を得るのが大事だと思います。

実は、いかに感動を得られるかのカラクリはとても興味があるのですが「感動」は世間でも心理研究・生理研究・脳科学研究から分析が進んでいますメカニズムは十分に解明されていません。

僕なりの工夫としては「7割の緻密な計画と3割の余白」で対応、をやり出しました。

旅行先でも、行く場所、やることを100%決め決めにすると、計画に縛られた行動になってしまいます。

それでは「運命や偶然」といった想定外の出来事や旅行先での発見に巡り会えず「感動」を味わうことができなくなります。

ちょっとした余白(3割程度)で、例えば旅行先でも回り道をしたり、直感的に気になることを急遽やったり、そんな感動につながる可能性を増やすようにしています。

思い返しても、旅行先の感動って、そうした偶然が起こした産物も多かった気がします。

終わりに

「目標や行動の立て方」の1つをとっても、会社員時代とリタイア後では大きく異なります。

実際、いまは1年単位(2023年末まで)で4つの個人的な「プロジェクト」を実行するよう進めています。

FIRE生活では「蓄財を、FIREの自由によって、感動に換える」を実践してるので、そんな観点で考え直したら気がついたことでした。

今後もやりながら学ぶこともあるとは思いますし、その「プロジェクト」も具体的に触れる記事を書かないとピンとこないかもしれませんね。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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