幸せなFIRE生活は「自分らしい充実した生き方」がなければ成立しません。
でもそんな「自分らしさ」というFIREに欠かせないスキルは、会社生活を送りながら維持することは難しいものです。
会社生活を円満に進めることを優先し自分の気持ちを抑えるほど、失ってしまいがちです。
とはいえ自分の気持ちを「全開放」し、好き勝手に仕事をしていると、他人から「自分勝手に仕事をする面倒な奴」となってしまいます。
すると仕事も回ってこなくなり、組織で干されてしまうかもしれません。
難しい問題ですね。
今回は、こうした会社人生に慣れるほど失いがちな「自分らしさ」をどうすべきかを綴りたいと思います。
FIREには「自分らしい充実した生き方が大事」となる理由
FIREをしてつくづく思うのは、どれだけ自由なお金、自由な時間、心の余裕、を揃って持っている人でも、自分らしい生き方ができなければ、そんな資産は全て「無価値」となってしまうことです。
そうなると、いくら資産を使っても「らしくないお金の使い方」とか「らしくない過ごし方」にしかなりません。
自由を手に入れたと錯覚するだけで、自由には辿り着いていない状態です。
会社員時代に自分らしさを維持するには
会社組織では、「自分らしさを出すこと」が難しいことが多々あるのは事実です。
もちろん、会社以外の時間のなかで趣味であったりで「自分らしさ」を育むのも方法です。
でも、圧倒的に多くの時間を過ごす会社において、いかに「自分らしさ」を出すかは、将来のFIRE生活に影響する大きな問題です。
僕の場合は、得意なことは得意、苦手なことは率直に苦手と、飾らない方法で自分らしさを出す工夫はしていました。
人それぞれの性格やキャラなどで生み出すしかないですね。
ただし、日々、自分らしく過ごせているかを自問するのは必要で、その方法を書きたいと思います。
サラリーマン生活で「自分らしさ」を捨てているチェックリスト
以下は、サラリーマンの自分らしさを維持する「ネガティブチェック」のリストです。
サラリーマン時代に、僕が意識していたことをまとめて挙げたものです。
当てはまる項目はいくつありますでしょうか?
・上司や組織の望む答えを探しがちだ
・上司に本音をぶつけたことがない
・自己主張をすることで人間関係を壊すと思ってしまう
・自分の主張や考えが受け入れられないと自己否定してしまう
・仕事ぶりはいつも見られていて評価されている感覚がある
・仕事が忙しすぎていちいち主張をしていても時間の無駄になる
・自由奔放にふるまうと周囲から「お気軽でいいよな」というような目線を受ける
・順守すべきルール(暗黙のルール含む)が行きすぎていて不自由さを感じる
・失敗をすることが許されない雰囲気がある
・主張すると後で陰口をたたかれる気がする
日頃、これに当てはまるようなことがありますか?
それに順応するごとに、あなたのFIREの素質が損なわれている、と意識した方が良いかもしれません。
僕も思い当たるごとに、気を付けていましたが。
自分らしさを維持する勇気
では、サラリーマン生活で自分らしくいる勇気をどう培って発揮すべきでしょうか?
まず、会社や組織というのは生き物であると認識することが第一です。
組織や会社の雰囲気だって文化だって変わるものです。
それゆえ「自分らしさを発揮できない」と感じるのであれば、転職、あるいは自分の居心地が良い組織に異動するなり、自ら「生きる場所」を求め続ける努力も必要です。
会社生活で、自分の生きる場所を見つけられず、無理にFIREパラシュートで脱出したとしても、その脱出先のFIRE人生で、自分が自分の人生のオーナーとして居心地よく切り盛りできるとも限りません。
どうしようもないブラック企業や精神的に病むようなことならすぐに辞めるべきです。
余力があるなら、今の状況を良くするよう努力することが解決策にはなると思いますsk、結果がどうであれ、自分らしさに向き合うことは大事です。
とはいえ、とても大変なことなのですけどね。
茹でガエルの法則に注意
茹でガエルの法則ってありますよね。
カエルを熱湯の中に入れるとすぐに飛び跳ねて逃げ出すのですが、カエルを水の中に入れ、そこから徐々に温度を上げていくと、水温の上昇を気づかず茹でられて死んでしまうというものです。
会社に染まっていくことで、FIREスキルをどんど失っていくのは、そんな茹でガエルの法則に近いものがあります。
終わりに
ちなみにZ世代で「蛙化(かえるか)現象」という流行語があるようですね。
好きな人や憧れの人の些細な行動がきっかけで気持ちが覚める、ってことらしいです。
そういえば入社3年目、語学堪能で交渉力もありワイン通の「憧れの部長」がいました。
僕を可愛がってくれたその部長、ある宴会の席で、赤ワインが入ったグラスに人差し指を突っ込んで「こうして3回半回すと美味くなるぞ」と謎の信仰を言いだしました。
「おまえもどうだ」と僕のグラスに指を突っ込んできた瞬間、僕も「かえる化現象」を体験しました。
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