アーリーリタイア/FIREの目的は「時間を得ることだ」と多くの人が言っています。
ところが「時間を得る」ということも、どこか漠然としています。
今回、そのアーリーリタイアで得られる時間価値を「健康寿命」で掘り下げ、ビジュアル化してみます。
健康寿命からみた価値
健康寿命とは「健康上の問題がなく日常生活を送れる」という寿命です。
2019年厚生省統計では、男性が72.68歳、女性が75.38歳です。
もし、65歳で完全リタイアしたら、男性は7年、女性は10年しか健康生活を送れません。
もちろんライフスタイルは多様で、アーリーリタイアが人生の全てでもなければリタイアしない生き方が有意義だと感じる人もいます。
といった個々の価値観は一旦横に置き、今回、アーリーリタイア/FIREでどの程度の時間を得られるかを算出してみます。
アーリーリタイアで得られる時間
僕は57歳でリタイアしましたが、それで得た時間は2つあります。
それは直接時間と間接時間です。
①直接時間:FIREで得た年数
これは(定年年齢-リタイア年齢)というものです。
僕の場合は約8年間を得ています。
②間接時間;FIREで得た健康力が作る健康寿命
先般記事にしましたが、僕はアーリーリタイアによって仕事のストレスが減り、健康度が上がりました。
健康年齢をテストしたらの年齢より4歳マイナスとなったことから、単純に健康寿命がプラス4歳延びるとして算出しました(73歳→77歳)。
*下にある過去記事リンクに詳細があります。
アーリーリタイアの時間価値をビジュアル化する
以上を踏まえて時間価値をビジュアル化するとこうなります。
つまり「FIREメリット」と表記している左側が、アーリーリタイアによって直接的に得た時間です。
一方、右側が、アーリーリタイアによって健康度が増して、その結果、健康寿命が延びると想定して得た時間(追加分)です。
その健康力による効果は以前の記事に書いています。
アーリーリタイアの時間価値の増加率
本来の定年で得られるリタイア後の総日数(紺の部分)に対して、FIREで得られる総日数を計算すると171%となります。
算出したら案外大きくてびっくりしました。
この年齢でアーリーリタイアをしても、これだけの時間価値を得られるということです。
*あくまでも個人的な見解です。
アーリーリタイアの時間価値の弱点
一方、アーリーリタイアで得られる時間は、単に、「時間」でしかありません。
時間は扱いが難しく、お金と違って貯蓄はできません。
お金は、それを資産として蓄積したり、またお金がお金を生み出します。
ですが時間は一方的に消費するだけです。
時間価値を得るには、それを有効活用する能力やスキルが重要で、公式で書くとこうなります。
なお、時間を上手に使う能力は「可処分時間」というものを意識することで高まると思います。
終わりに
以上、時間について考えてきました。
時間は誰に対しても平等です。
収入の差異や生まれの差異があっても、1日24時間、平等にやってきます。
それゆえ、時間の使い方こそが大事だといつも感じています。
また、年齢を重ねるごとに時間は早く過ぎます。
その不思議な現象はこちらで記載しています。
「歳をとると時間が早く過ぎる」と感じる法則〜体感時間の余命計算をした
時間というものは奥深いですね。
ぜひ時間を大切にしてください!
ランキングも参加してます。参考になったり面白かったり応援して頂けるなら、こちらもポチっとしていただけると励みになります。
↓
0 件のコメント:
コメントを投稿