FIRE後の4つの人生ルートのどれを通りますか?

2023-08-06

経済的自由・FIRE 倹約

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FIRE後の人生って4つの道があると思います。

それは、FIRE後の人生(自分)が「変わる、変わらない」というものと「変えたい、変えたくない」という2x2の組み合わせです。

僕はアーリーリタイアといっても50代になってから実施しました。

それでも「人生(自分)は変わるし、変えていきたい」という思いでリタイア生活を送っています。

一方で対極の「人生(自分)は変わらないし、変えたいとも思わない」いう人もいます。

これを聞くと、とても残念な気がしています。

今日はこの4つの道について綴ります。

FIRE後の人生決断の4パターン

セミリタイアやFIRE後の人生の4パターンは、組み合わせとしては、

①人生(自分)は変わりうるし、変えていきたい、

②人生(自分)は変わりうるが、変えていきたくない、

③人生(自分)は変わらないものだろうが、それでも変えていきたい

④人生(自分)は変わらないものだろうし、変えようとも思わない

というものです。

この4つのどれが正しいか、間違いか、といったことはありません。

あくまでも、個々人の信念や好き嫌いで選ぶものです。

僕のアーリーリタイア論

この4パターンのなかで、僕のアーリーリタイア道は「人生(自分)はかわりうるし、変えていきたい」という典型的なものです。

実際は、まだまだもがいている状況です。

アーリーリタイアをきっかけに過去を振り返りました。

「会社生活は自分に何をもたらしたのか?」「なんの意味があったのか」を考えたものです。

そしてこの先「サラリーマン脳を捨てると人生はどうなっていくか」「自由とは何か」「自由の先に何が広がるか」を見つけていきたいという欲求を持っています。

もちろん、人生(自分)は変わらないかもしれません。また、何ら特別の世界が広がっているという保証や確証もありません。

ただ、変わるだろう、変えられるだろうと、信じているだけのことです。

厭世的な選択

僕の対極が「人生(自分)は変わらないし、変えようとも思わない」という人達です。

そうした人の考えはもっと知りたいと思いつつ、周囲にいないので、勝手な想像ですが、とても厭世的に人生を見ている人なのだなと想像しています(僕はその逆で楽観的ですが)。

生き方を選択する自由は誰にでもありますし、僕が横から「それは間違いだ」を言いたいのではありません。

最終的に、自分が選んだ道を歩むのは自分なので、そんな人生は自己責任が前提のなかで、あえて「変わらない、変えたくない」という感覚がどんなことかピンと来ていません。

「変える努力が無駄になるなら、いっそう、努力しないほうが賢い」といったいわゆる人生をコスパやタイパでみているのかもしれません。

節約FIREについて思うこと

ちなみに世の中のFIREには「節約FIRE」っていうものがあります。

仕事をしないことを最大優先にし、そのために生活を切りつめることをいとわない人です。

世間はそうした姿勢に冷ややかな点もあると感じています。

ですが僕は、節約生活をしていても成長もできれば、不幸せになるとも限らないと思っています。

お金があったところで、使う目的がなければ、単なる紙切れでしかありません。

心さえ豊かで自由であるならば、節約生活云々というライフスタイルそのものがどうこう、世間がとやかく言うべきことでもないと思っています。

必ずしも節約FIREは厭世的だとは思っていません。

心の貧しいFIRE

一方で、幾ら多くの資産を持ったファットFIREをしても、貧相な心で過ごしていては、そこから幸福感や人生の醍醐味っていう新しい発見も見出すことができないと思います。

心の貧しさというのは、自分自身しか助け舟を出せない「自分の心」を裏切って、嘘をついて、胡麻化して、本当はやりたいこと、在りたいこと、があるにもかかわらず、そこから目を背けて生きていることです。

そうなると、人生も自分自身も変わることもなく、それこそが排他的で厭世的なFIRE生活となるのだと思います。

FIREはライフスタイルなので、節約FIREだろうがセミリタイアだろうが、それは生き方の選択肢でしかありません。そこに優劣も正誤もないのです。

ただ、どんな種別のFIREをしても、そもそも自分の心に嘘をついて心の貧しい生き方をすることこそ、「変化していく自由」を押し込んでしまうもので、なんら「FIRE」という「自由」からは程遠いのだと思います。

終わりに

今回は、FIRE後の人生がどうなるかといった道筋について考えました。

なにかとFIREをすることが目標となったり、クローズアップされることが多いので、あえて、FIRE後の人生ということを4つに分けて、FIREの形態というより、心の在り方という観点で問題提起をしてみました。

FIREは人生の選択肢でありスタートポイントです。

FIRE後の人生として4つのどれを軸に生きていくのかを選択することは重要だと、最近、強く思うようになりました。

この猛暑、少し体も休めながら、皆さんご自身の在り方についてふと考えるきっかけになれば幸いです。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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