アーリーリタイア(完全リタイア)生活を送るようになってから「バランスの悪さ」と「振れ幅の狭さ」という違和感を感じていました。
でもこれは完全リタイア生活の宿命で想定内です。
それゆえ、2毛作と振り子の原理で解決を図っています。
今回、その「完全リタイア生活のバランスの悪さと2毛作での解決」について書きます。
完全リタイア生活のバランスの悪さとは
日々、平穏で幸せな生活を送るには、経済面や精神面、時間面など、いろいろなバランスが必要になります。
経済面
僕の完全リタイア生活は、1日24時間を自分で自由に使える一方、貯蓄を取り崩しながら生活しています。
なので、経済バランス優先で考えると、週2日働くとか、月7日連続で働いて残り23日は休みにするといった働き方が必要です。
そんな労働の柔軟性が認められれば、資産を取り崩すことなく、経済的には均衡しながら生活できます。
精神面
でも一方で精神的なバランスを考えると難しくなります。
僕の場合、ほんの少しでも働く時間が自分の生活に入ると、働くことを身構えて、どこか自分をセーブしたりしそうです。
仕事を完全に忘れ去ることもできません。
週2日、月曜日と火曜日が仕事ならば、どうしても「仕事に備えて無理をしないように」と土曜日の夜ぐらいから意識し、日曜日は無理せずゆっくり過ごすかもしれません。
経済的にバランスを取りたくても、精神的にはバランスを取るのが難しく、単純な僕にはそんな生活はストレスになります。
完全リタイア生活のバランスの悪さをどう解消したか
結局、経済・精神のバランスも取れて、平穏な日々を送れる方法として取ったのが「完全リタイア」です。
つまり、1週間という短いサイクルで「働く~休む」の刻み方を入れるのでは経済・精神のバランスが取れないので、もっと「長いサイクル」に伸ばしたのです。
どこまで伸ばしたかと言うと「1生」です。
会社に就職をしてから30年は働くけど、残りの人生は働かないといった「働くと休む」を2つに完全分離して、経済・精神のバランスを取ることです。
そして人生の健康寿命も考え、少し早めのリタイアで、人生の畑を2毛作するということです。
2毛作の完全リタイア生活で解消できないこと
サラリーマン時代は密度の濃い働き方ゆえ、リタイアしてようやくバランスある平穏な生活ができるはず・・でした。
マクロではそうでも日々の生活というミクロは不具合が出ます。
例えば、
・サラリーマン時代は貯蓄が増えるが、リタイア時代は貯蓄が減る一方で、その「減る部分」を毎日体感しないといけない
・サラリーマン時代は忙しさゆえ自分の余暇は大事に使えるが、完全リタイア後は時間を上手に使うことを怠りやすい
といったことです。
完全リタイアの2毛作で必要なスキルやメンタル
こうしたデメリットは承知のうえですし、それにみあったスキルやメンタルで対処しなければいけません。
それが「長期目線でものごとを捉え、心を制御する」っていうものです。
完全リタイア生活で資産を取り崩すストレスは、生涯収支シュミレーションをしてリスクを透明化したりと対処はしました。
ですがストレスはゼロにはならないので「今は人生でお金を使う時代だ」という二毛作の捉え方で「減るのは当然」と心を制御することです。
時間も同じです。
長期目線で「残りの健康寿命」を意識するので有意義に時間を使おうと思います。
健康寿命の記事はこちらです。
2毛作人生で思うこと
そんな2毛作で大事なのは「働く人生」と「遊ぶ人生」と時間(ステージ)を分けるだけではなく、アイデンティティーも完全分離することでした。
働く人生では「〇〇会社に勤務する自分」「〇〇というビジネス資格を持つ自分」「〇〇という肩書の自分」と会社に支配されがちなアイデンティティです。
遊ぶ人生のアイデンティティーは、自分自身で「〇〇を趣味に持つ自分」「〇〇が好きな自分」「〇〇に住んでいる自分」といったことです。
サラリーマン時代からの趣味や好きなことに、リタイア後は新しいことを加えて少し違ったものに変化しました。
なんだかんだリタイア1年半でアイデンティティがはっきりしてきて、以前、記事に書いた「FIRE名刺」を、つい先日作りました。
いずれ紹介します。
その記事はこちらです。
アーリーリタイアの瞬間から密かに思っていた「FIRE名刺を作ろう」の進捗について
終わりに
僕のような単純な人間は「2毛作にして、1つづつ、その道を極めを方が良い」ということです。
サラリーマン人生は、小さな脳がおおかたサラリーマン脳に染まってしまうぐらい目いっぱい振りきったとは思います。
いま、その振り子は真逆の「遊ぶ人生」に振り切るようにしています。
なお「遊ぶ人生」とは「お金をジャンジャン使って贅沢しよう」じゃありません。そんなことは興味ありません。
僕の「遊び」は興味のまま生きてることで、いまは「自由を追求してみる」ということです。
そのため、仕事も捨て、お金を増やすことも捨て(投資時間を作っていない日々です)、とことん興味や関心にストレートに向かってます。
世のなか、両極を知ることで、その中庸がわかるというのが摂理ですしね。。
2毛作で遊びを極めたら、次の中庸っていう世界(3毛作目?)が来るのかもしれません。
いま仕事で辛いという人も、そういう両極の片側にいて1毛作を耕しているのです。
いずれ振り切る力として使えば良いので、辛くても、無駄な経験ではないと前向きに捉え、頑張って乗り越えてください!
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