アーリーリタイア後、未練があってずっと捨てられないものがありました。
それは「スーツ」です。
リタイア時に何着かは捨てましたが、それでも夏冬合わせ8着ほど残っていました。
昨日、そんなスーツを必要最低限(夏冬1着)を残し捨てました。
これまで捨てられなかった理由は、サラリーマン時代の過去と心理的に決別できなかったからです。
今日はそんな「不要なのに捨てられないもの」について書きたいと思います。
リタイア後の断捨離の3分類
独身生活を始めた10年前からさほど「モノ」を買い込んでいません。
理由は、無駄な出費をしない(倹約)、転勤が多くモノをなるべく持たない生活をしてきた、内装はモダン&シンプル好きで家具等少ない、というためです。
なので僕の生活では「溢れかえるモノを捨てないと大変」という断捨離が必須ではありませんでした。
それでもリタイア時はモノを減らそうと3つの分類で断捨離しました。
①使わないので捨てる・・使わない家具、服、くつ、食器類、等々いろいろ
②使わないのでリサイクルする・・上記のもの
③捨てるが形を変えて残す・・例)書類等は捨てましたが「デジタル化」して残しています
一応、①~③の通り、捨てられるものは捨てました。
リタイア時に捨てられなかったもの
そんな中でリタイア時に捨てられなかったものが2つあります。
それは、徐々にやらなくなった趣味(スポーツ)の大物用品と、前述の通り、未練で捨てられないスーツです。
スポーツ用品は、なんとリタイア生活で趣味を再開し、再び利用しています。
現役時代は「使わないから捨てよう」と思いつつも放置していたモノゆえ、まさかリタイアで使う日がくるとは予想せず、幸いです。
そしてスーツです。
少し値が張って高い買い物だったスーツは、いつ、どこで買ったかも覚えています。
時には捨てようとポケットの残り物をチェックしましたが、ふとロゴが目に入り、買った思い出も、それを着て「今日も頑張ろう」と仕事に行った日も蘇えります。
自分の頑張りの象徴?のような気がして、リタイア時も捨てられませんでした。
いまとなって捨てる気が出た理由
そんなスーツですが、ようやく捨てる気になったのは、古いサラリーマン時代のことが新しい生活に塗り替えられてきたからです。
昨日、FIRE名刺についても書きました。
今は新しいリタイア生活を新しい自己アイデンティティへ転換し、過ごすようになってきました。
その点はこちらに書いています。
そんな新しいライフスタイルが作られてきて、過去の「頑張った」という象徴のスーツも、未練が無くなってきたのだと思います。
もちろん「過ぎた時間や過去も大事にしたい」という思いはあります。
だからこそ、新しい自分に意識がいくなかで、貴重な過去は心にしまう(捨てる)となりました。
終わりに
人によってモノへの執着は違います。
未練があって捨てられないのなら、それはそれで捨てずに持っていても良いと思います。
僕はスーツを捨てることで「過去へ決別、新しきを生きる」という「明確な区切り」を認識できました。
もし捨ててしまっていたら、新旧バトンタッチがどこでどう起きたか、区切りが曖昧だったと思います。
リタイアも、それに限らず大切な人と別れた方なども、いずれ前に進みだす時はきっと来るものです。
未練と上手にやっていくのも悪いものじゃないなと思います。
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