アーリーリタイアをしてから1年半、休む間もなく考えたり行動したりしてきました。
そのためか読者の方から「その行動力はどこから来るのか?」とご質問を頂きました。
やっと出た答えですが、僕のリタイア人生の活力源は「感動」です。
人間、体が動く健康があれば活発に暮らせます。でも心が動く健康がないと「充たされた人生だ!」って幸福を感じ取れません。
会社員時代に踏ん張れたのは「心が動く達成感を得たい」でしたし、リタイア人生も「生きるって素晴らしい」という感動を探して行動しています。
ということで「感動」について今日は綴ります。
感動とは
端的にいえば、感動は物事なり体験なりに触れて「心が動く」という主観的なことです。
スポーツの応援も感動できます。
リタイア生活で新しい趣味を始めたり、旅行したり、旧友と会ったり、日常のなかでも、ちょっとした変化、刺激、驚きから「感動」が生まれます。
「おもしろい~」「美味しい~」「なんて美しさだ・・」「幻想的だ」「頑張ってるじゃん」「応援するよ!」・・・・。
ため息が出てしまうすごさを目の当たりにしたり、応援したくなるような心の揺さぶりなどです。
サラリーマン時代とリタイア後の感動
振り返れば、感動はずっと以前から求めていたと思います。
サラリーマン時代は、会社ルールのなかで会社が求める目標に向かって仕事をするしかありませんでした。
不自由で不本意を感じましたがどうせやるなら「チーム一丸となって目標達成しよう!」とか「仕事の達成で自分の成長を感じよう!」とか、つまりは仕事に支配されず、主体的に「感動」を求めるようにしました。
世の中には「会社は搾取する」と心の距離を置く人もいますが、僕は心の持ちようと楽観的に考えていました。
こっちが搾取すればいいという割り切りです。
ただ、リタイアをすると会社が与えてくれる「場」がなくなるので、自分で生活や人生の目標を自分に与えなければいけません。
ブログではさほど感情生活面は書いていませんが、リアルライフの6割はそうした関連で行動しています。
例えば、最近の感動
最近、親孝行の家族旅行(ハワイ旅行)をしたので感動場面は多かったと思います。
例えば、まず直近では、日常の中でも
①元気なハラペーニョ
先月、8日間ほど自宅を留守にした時、バルコニーのハラペーニョが枯れてしまいました。命は尽きていないと信じ、毎日水を与え続け、ようやく最近元気になりました。生き返った草木は感動ものです。
なお、バジルやタイム、パクチーも育て、料理に使ったりするとそれもまた感動です。
②先月のワイキキの夕陽
息をのむような綺麗な夕陽を見ることの感動も追求しています。
家から見える夕陽も季節や雲の状態、太陽の反射が作る深みある紅みなど、結構飽きずにいます。
ちなみに綺麗な夕陽となる条件は、湿度が高く、適度な雲量があり、そして太陽が地平線低いことです。
先月はホノルルの夕陽+海のシルエットを撮影しました。
「夕陽+α」を求めて、他にも海外あちこち、夕陽スポットを訪問しています。
③先月のワイキキの虹
虹は晴れた日のシャワー(雨)がある場所でみられます。その虹が運よく、何かの景色と重なって見れたり、撮れたりすると、その運の良さと自然の素晴らしで感動します。
感動リスト
紹介したのは「自然系」ですが、他にもスポーツ、文化、芸術、歴史、自然、音楽・・など、感動を求めていろいろなジャンルでやることリストを持っています。
例えば、
・スノーボードやサーフィンなど、自然と一体になった瞬間の浮遊感がかなりの感動です。ある場所や環境条件でやりたいことがあります。
・好きな映画で心奪われたシーンなどその場合に旅行すること(FilmingLocation)もあちこち調べて行っては「映画でみたままの光景だ!」と感動します。
・儚い季節感も移り変わりを感じたくて花、紅葉、雲海、冬景色など、それぞれ場所x季節のテーマがあります。
・今年最後に蝉の鳴き声、いつどこで聞きましたか?とか、秋の虫の鳴き声、いつから聞こえましたか?なんてことです。
・梅雨時だって古都のお寺の土から染み込んだ雨が放つ”ほのかな土の香り”を感じながらお参りするとか風情がありますし、東京駅の目のまえのサラリーマンが行き来する水たまりにだって、そこに映るビルとか、もの凄く綺麗です。
・星や天体現象(流星群やスーパームーン)とか中秋の名月&観月も、温泉に入りながら見上げてとか、月が湖面や海に朧げな光が照らされたムーンロードを見ながらとか。温泉に行って浸って飯食ってなんてだけでは浪費でしかないので、そんな感動を加えて心の栄養を取ります。
・13世紀から18世紀のヨーロッパ絵画をみても、そこに描かれているシルクの服や装飾品、描かれている光景などを観察すると、当時の生活って見えてきます。実際、その場所にいったり、当時の絵にある装飾品のリアル版を展示で見ると、結構、感動します。
・東京23区だってウロウロしてると「富士見〇〇」って地名が多いのです。じゃあ富士見がどこにどれだけあって、実際に富士山見えるのはどこか全制覇して観察記録しよう、、とか。
・浮世絵に出る景色の富士山、どこで描写かも探せますしね。
・花火も感動ですし最近は音楽とシンクロさせるイベントも。
・音楽も素晴らしいので、部屋でもオーディオ工夫してスピーカーサランディング環境で音楽聴きながら感動してます。
・特別な雰囲気の場所での食事やルーフトップバーとかの開放感やクラブラウンジも。。
・・・など、感動のための「やることリスト」があって、必ずしもお金かけずにできるものまであります。
感動で何を得るのか?
その「感動」で得るものとは、
・「地球って素晴らしい」
・「宇宙ってすごい」
・「自然は偉大だ」
・「なんて繊細な美味しさだ」
・「何百年も前の〇〇(画家)がこの景色をみてどういう気持ちで絵を描いたのか~」
・「社会だって悪いばかりじゃない」
など、地球や自然、歴史人物との一体感のような感動だったり、自分だけの発見だったり、自然や地球や織りなす季節の色合いや味わいについて「自分が気づいてあげる」ってことも含みます。
大袈裟ですが「生きる実感を味わいたい」「生きていることに感謝したい」ということです。
終わりに
おそらく「感動したところで何の益がある」と思う方にとっては、馬鹿げたことと思うでしょう。
でも僕には、感動は自分のリタイア人生を突き動かすエネルギー源ですし、感動すると心の底で新たなエネルギーが生まれる気がしています。
人によっては「家庭での心落ち着く時間」とか「大切な家族の笑顔」とか、それぞれあると思います。
どんな活力源も、持つことが大事です。
自分らしさって「自分ならではの活力源」を持つことが基本にあると思いました。
ということで、僕の人生の活力源は「感動」です。
そして日々、それをとらえるセンサーがさび付かないよう、心も体も柔軟にして「動くこと」に気を付けています。
FIREは、そんな生き方に最適なライフスタイルだと、感謝もしています。
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