今年も残りあと2か月となりましたが、この時期(9末)になると「リタイアで失ったもの」を痛感します。
それは「ふるさと納税」による寄付(ショッピング)です。
サラリーマン時代、ちょうどこの9月末ごろに寄付をしていました。
この時期にするのは、
・年収がはっきりするのでふるさと納税の上限額がわかる、
・キャンペーンが多い、
・10月以降から年末にかけては人気のものが売り切れることが多い、
といった理由でした。
ですが完全リタイアの今はもう使っていません。
ということで今日は、リタイアしてから失ってしまった「ふるさと納税」について思うことを綴ります。
ふるさと納税の楽しさ
ふるさと納税を始めたころ(2012年頃)は、寄付金の額に対する還元率が50%を超えるものがありました。
また、大手信販会社やデパートなどの商品券などもあり、かなり使い勝手は良かった記憶があります。
僕はといえば、当初、各地の特産品(お肉とかカニとか)を購入していました。
とくにカニ(冷凍)などは量も多く簡単に消費しきれずに長い間、冷凍室を占拠していたりと、個人的には使い勝手に難があったなと感じました。
それ以降は旅行関連であったり消費の問題がないお酒などを購入していました。
そういった「選ぶ楽しみ」がふるさと納税の良さでしたね。
ふるさと納税のダウングレード(10月から新ルール)
それがだんだんと還元率も30%といったルールが設定されたり、商品券などの取り扱いがダメになったりでダウングレードしてきました。
今年は10月から、さらにルールを厳格運用するとのことですね。
30%の還元率、取扱商品もその自治体の地元産品であることの厳格化など、本来の「ふるさと納税(寄付)」の趣旨に近くなっていくのかもしれませんが。
なので、9月のうちに購入を急ぐ人も多いみたいです。
ふるさと納税の利用状況って
そんなふるさと納税ですが、利用率は約15%、平均寄付金額は約10万円(*総務省の調査)とのことです。
これをみて、利用率が思ったより低いことと、平均納税額が高いということに驚きました。
推測できることは、やはりある程度、税金を取られている人たちが積極的に参加しているという偏りです。
年収300万円の独身者は幾ら使えるか?
なお、年収が少ないからといって使えないわけではありません。
年収や家族構成など、いろいろな要素で上限額が決まるので、個々にきちんと調べたほうが良いとは思いますが、一般的には、年収300万円の独身サラリーマンで約3万円弱の寄付が可能なはずです。
ただ、人気がでない理由もわかります。
実際に購入が面倒だったり、購入で出費が必要で、その恩恵は節税(納税額が減る=手取りが増える)という見えにくいメリットだからです。
こうした構造でふるさと納税をするモチベーションが少ないのかもしれません。
でも、確実に節税になるのですけどね。。
終わりに
僕はFIREをして完全リタイア状態なので、もう「ふるさと納税」は使っていません。
あれこれ選ぶ楽しみが無くなったのは残念な限りです。
個人的には、もっと多くの方が寄付に参加すれば良いのにと思っていますし、それによって地方の活性化や、地方の良いモノを流通させることにつながればと思っています。
いまの僕は国内の地方都市を旅行しながらモノを買ったり消費したりで応援したいと思います。
ちなみに昨日までの四国旅行でも、結構、現地産のものを食していました・・。
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