FIRE後の大きな変化の1つが「会社も肩書も捨てる」というものです。
会社や肩書を背負わない無職生活は気楽ながら、これまで当たり前だった「〇〇に勤める〇〇です」というアイデンティティは一切使えなくなります。
会社や肩書が無くなった途端、自分は何者か?といった「退職後のアイデンティティ喪失」の問題は世間でよく聞きます。
僕はそういった問題はありませんでしたが、それでも「リタイア後は自分のアイデンティティをしっかり持とう」とずっと考えていました。
その一環で、以前からリタイア後のプライベート名刺(FIRE名刺)を考えていました。
その記事はこちらです。
アーリーリタイアの瞬間から密かに思っていた「FIRE名刺を作ろう」の進捗について
そして先日、その初版がようやく作成できました。
今回、そんなリタイア後の自分を体現するFIRE名刺について紹介します。
FIRE名刺の内容と目的
FIRE名刺を作ることは、すなわち自分のアイデンティティ(自分らしさ)をどう端的に表現するかを考えることになります。
その名刺は、会社員のように名前と所属があれば簡単に作成できるものではなく、完全自由形式です。
それゆえ「個性のかたまり」です。
僕の名刺は以下のようにしました。
こうみるとおバカで変な名刺っぽいですね。。
なので誰にでも渡すというより、価値観や感性が近いと思える人にしか渡さない前提で作っています。
FIRE名刺を構成する重要な項目について少し補足します。
FIRE名刺での新しいタイトル
タイトルとは、会社であれば「部長」とか「コンサルタント」といったような、そんな肩書や役割を表すものです。
僕のリタイア人生は社会的使命なんて大袈裟なものを背負ってるわけではありません。
あくまでも素の自分自身を「タイトル」としてどう表現し言い切るかになります。
で、自分のタイトルをネーミングした内容は恥ずかしながら、
FIRE-Driven Lifestyle Creator
実を言うとCreatorとか・・本物のCreatorを名乗る方には大変失礼にはあたります。
僕はそんな感性豊かなクリエイターというより、FIREを使ってライフスタイルを作っていく人(=創造者)と言う意味でのCreatorです・・。
日本語でいいじゃないかと「自由なるライフスタイル創造家」とか「FIREライフスタイル研究家」とも考えましたが、余計、ネーミング負けしてしまいそうでした。
ということで、英語表現で少しごまかしながらのFIRE-Driven(FIREで引っ張る)LifestyleCreator(ライフスタイル創造)ということです。。。
実際、僕がいまライフワークとして手掛けていることは「FIREで得た自由を使って、いかにサラリーマン脳から脱却し、自分らしいライフスタイルを新たに作るか」です。
なのでタイトルは僕の基本路線と合致しています。
先日の記事はこちらです。
FIRE名刺でのキャッチコピー
タイトルだけでは意味もわからないくてうさん臭さ満載です。
ということで、名刺にはキャッチコピーを入れています。
それが「アーリーリタイア~真の自由を目指して」というものです。
タイトルに出てくる唐突なFIRE-Driven・・という意味不明なタイトルを解説するキーワードとして「アーリーリタイア」とか「自由」を入れました。
FIREという用語も一般世間でどこまで認知されているかわかりませんし、かといってFIREのFinancial Independenceという経済的自立は、僕からするとやや手段めいたもので中心テーマじゃないからです。
あくまでも早期リタイアで得た時間やチャンスをどう活かし、新しいライフスタイルを作っていくかという点に力をいれているので。
これを英語で補足する表記として「Creating an innovative lifestyle-In leverage of self-transformation, inspiration & FIRE」と入れています。
ライフスタイルを作るうえではInnovative(イノベーションを使って刷新する)が大事で、リタイア前のサラリーマン脳を切り離し、刷新された生き方を強調しています。
それを生み出すものが「self-transforamtion(自己変革)」「Inspiration(直観=自分に正直に生きる」「FIRE」となります。
FIRE名刺の裏の補足情報
これでも、唐突に受取ると引いてしまいそうな名刺です。
ということで名刺の裏側は自分のプロフィールを書いています。
もちろん、勤めていた会社名とか出身大学とか、そういった過去を引きずりそうなものは一切入れていません。
あくまでも、
・2022年からアーリーリタイア
・元サラリーマンで元起業家で元投資家・・といった経験者(今は活動を停止しているが)
・生まれや育った地名の羅列
・趣味や特技
といったことです。
FIRE名刺の使い方
以上が、会社員時代を切り離し、新しい自分が何者かを伝えるFIRE名刺です。
この名刺は、価値観や興味の対象が近い人には響くと思いますし、そんな興味や感性が近い人との新しい人間関係を作っていくことも自分には大事なことです。
やはり、独りよがりになるより、いろいろな人と考え方の違いから学びあいたいものです。
そんな時「実はリタイアしました~」なんて言葉だけで会話を交わしても「で、何者?」で終わってしまいます。
人間関係を広げるきっかけで、こうしたツールがあると印象に残りやすいですし、何かの機会で連絡を取るにも便利です。
終わりに
以上、これでまた1つ、リタイア後のライフスタイルの足固めが一歩進みました。
僕の名刺の裏側にはあえて「職業=自由人」と書いています。
会社勤めの人も、あるいはリタイアして起業している人も、それぞれ何かを背負って頑張っていらっしゃいます。
一方で「無職」の僕は、そういった社会的な価値を提供していません。
でも、いまの時間とエネルギーを使って探求している「自由人」の世界は、誰もが仕事をリタイアしたら経験する世界ですし、後半の人生をより良く生きるうえで興味関心のある領域だと思います。
そこをちょっとしたエキスパート?として、人に何らかの価値あるものを提供できるよう、自分自身で知識や経験をしっかり積むよう戒めを込め「職業=自由人」としました。
名刺に負けないようにしないとですね・・。
実用しなくてもFIRE名刺を作ってみるのは良いのかもしれません!
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