「自由」という厄介者を3分解したら「FIREは暇」も理解できた

2023-09-06

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誰もがFIRE(経済的自立と早期リタイア)によって「自由」を得られると言います。

でもその「自由」という言葉から連想することは、100人いたら100通りのになると思います。

なにしろ「自由気ままに生きる」というのは、ある意味「欲望のまま生きる」ということで、人によって何を欲するかは違うからです。

今回は自由というものを少し掘り下げてみます。

自由とは-大きく3つに分類した

自由について「解放系」「獲得系」「実現系」という3つに分けてみました。

解放系

例えば、自由というものを解放系で捉える人は

・束縛から解放され晴れやかに生きる

・嫌なことをせずに生きれる

・人の目を気にせず生きる

という制約や制限からの解放(=束縛されない)に軸を置いて考えると思います。

獲得系

同様に獲得系で捉えると、

・贅沢気ままに生活する

・寝たい時に寝て食べたいときに食べる

・好きなだけゲームをして遊ぶ

といった自分の持つ欲望(=やりたい放題)を軸に捉えることが多くなります。

実現系

同様に実現系では、

・自分の正直な気持ちに従って生きる

・自分の意思を通して実行する

・自分の選択で実行する

といった自分の主体性(=自分らしさ)を軸に捉えます。

3つの自由の賞味期限-FIREが暇だという背景

人間は同じ環境にずっといたり、同じことを繰り返ししていると、慣れや惰性を感じます。

この3つの自由についても同じです。

よくFIREで「FIREをしても暇を持て余す」ということが言われます。

暇を持て余す自由というのは、それだけ慣れや惰性で消滅しやすい自由というものです。

僕の主観でいけば、消滅しやすい順番は、

「解放>獲得>実現」です。

解放というのは、その解放を得られた瞬間は心地よく、それがしばらく続きますが、人間はそんな環境にすぐに慣れ、当たり前と感じるようになります。

同様に獲得系も、例えば贅沢であったり、欲求のまま日々を過ごしたり、ゲームなどをしたりなど、そんな欲求も満たされることが続けば、飽きてしまいます。

こうした解放系や獲得系の自由は、どうしても自由を感じていられる賞味期限が短くなりがちです。

一方で実現系の「自分らしい」ということは期限がありません。

「自分らしいのが嫌だ」となれば、それが期限でしょうけど、果たしてそんな状況になるのか想像はつきません。

なお、3つのどれを大事にするかは個人の価値観や好き嫌いであって、どれが優れるかといったものではありません。

僕がブログでテーマにしている自由

このブログで僕のめざす自由は実現系の自由です。

自分の心に従い、自分の意志で選択していくことが、自分らしく生きる自由です。

長年、サラリーマンをしているなかでいろいろ失ってきました。

リタイアでサラリーマン脳から自分らしさを取り戻しつつあります。

会社の目標に従う → 自分の心に従う

会社の命令に従う → 自分意思で選択する

といったことです。

それは主体性や責任も伴う自由なので、責任をとらない「わがまま」とは違います(自由≠わがまま)。

また自由は、他人の自由も尊重するものなので、自分だけの自由という「自分勝手」とも違います(自由≠自分勝手)。

そんな自由を担ぐ自分自身も状況でころころかわるような「気まぐれ」でもありません(自由≠気まぐれ)。

自由は他人を配慮しないものでもないので「マイペース」でもありません(自由≠マイペース)。

といった自分を律しながら、自分の軸がぶれることなく、芯のある生き方をすることを「自分らしく生きる」として今は大事にしています。サラリーマン時代は抜け落ちてしまったものなので。

終わりに

そんな自由を追求して意味があるのか?何を得られるのか?はまだわかりません。

FIREによって、会社から解放されるというより、サラリーマン脳から解放され、「自分らしさ」を取り戻すことを、僕はリタイア生活で心がけてきました。

自分らしさとは、自己の本心に従って生きることで、欲に従って生きるわけではありません。

欲にながされずに逆らって生きるほうが多い気がします。

という意味では、FIRE(経済的自立と早期リタイア)というのも、ある種、精神修行のような前振りで、自由と自律を両手に持った「FIRE僧」みたいな道も開けます・・。こんな感じで・・。

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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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