アーリーリタイア生活も1年7か月となると「しっくり感」が定着しています。
もし「衝動」でFIREをしていたら今頃は後悔が出ているタイミングだと思います。
でもこうして後悔なく、新生活を平穏に過ごせる理由は、自分自身が「譲れないと思う3点」をクリアーしているからだと思います。
その3点とは、①完全リタイア、②生活水準、③やりたいことをやれている、です。
このどれか1つが欠けても、いまの満足感は減ってしまうと思います。
ということで、今回は「アーリーリタイア生活を満足に過ごすうえで譲れない3点」を綴ります。
*あくまでも個人的な価値観なので、何が幸せの源泉かは人それぞれとの前提です
アーリーリタイア生活での満足感
最初に、今のアーリーリタイア生活での満足感というのを少し定義します。
僕が求めている満足感は「平穏でストレスなく楽しい時間が続く」というものです。
単純な満足感ですが、これを言い換えるとWell-Beingとなります。
それは、膨大な努力の末に目標を達成して得られるようなドーパミン的でピーキーなHappinessということではなくもっとゆったり穏やかなものです。
今のリタイア生活では「HappinessよりWell-Beingを大事にしたい」という大前提もあります。
ちなみにこの両者の違いを書いた記事はこちらです。
その定義のうえで必須たる「譲れないもの3点」を綴ります。
完全リタイアのWell-Being
今のアーリーリタイア生活では労働に1分たりとも時間を使っていません。
というのは、たとえ週1日でも会社員として働くとなると責任を背負う気がするからです。
ふと日常において仕事のことが頭によぎったりして、心の平穏にゆらぎがでてしまい、それがWell-Beingを疎外しそうだからです。
もし「仕事量」の問題を抱えていたならば、仕事量を減らして「セミリタイア」たる生活をするのもありなのかもしれません。
ただ僕には「仕事の有無」が大事で、そもそも仕事と共存するセミリタイア生活は僕には精神的に難しく、完全リタイアを取った次第です。
生活水準としてのWell-Being
2点目が「生活水準」です。
僕は現役時代と同じ場所に住み、現役時代と似た生活をしているので、生活環境そのものはさほど変化していません。
ただリタイア後は「生活水準が上がった」と感じるのは、Well-beingを感じる日々を送れているからだと思います。
好きな時にジムに行ったり、区の運営するスポーツ設備を使ってみたり、図書館に行ったり。また知らない場所に旅行に行って刺激を得たあと、自宅に帰ってホッとしたり。
金銭的には、食費やらは減っていますがレジャー的な支出は増えました。それゆえ生活費は増えてはいます。
でも「生活費が増えた=生活水準が上がった」なんて図式では捉えていません。
それよりも「新たに得た時間的な自由で、心身とも健康的に有意義に過ごせている」という感覚が、生活水準が上がったと感じる要因だと思います。
Quality of Lifeというものかもしれません。
やりたいことをやれているWell-Being
そして最後3点目として、やりたいことをやれているということです。
前述の通り、生活水準を感じることに直結するのは時間的な自由を使って旅行、新しい趣味などのやりたいと思っていたことをやれているからです。
サラリーマン時代に「やりたい」と思っていたのにやれずにいたことを「100のリスト」に申し送ったメモが肥大化しました。
今は100どころかかなり増えていて、まだ先が長いというのもやる気を出させる根源です。
そんなリストは、仕事のTODOをやる日々とは違った心の充足や満足感があります。
終わりに
アーリーリタイア生活で譲れない3点を考えてみました。
人それぞれ譲れない価値観があるとは思いますが、僕にとっては、
・1分たりとも仕事をしない
・生活水準が落ちない(精神的に)
・やりたいことをやる
であって、これが崩れると今のWell-Beingの幸福感は落ちてしまうのだと思います。
30年以上のサラリーマン生活での「不自由」と引き換えに得たことなので、今後も30年ぐらいは負債回収しゼロサムにもっていかないと、割が合わない人生にはなってしまいます。
そういう観点で最も大事なものは「健康」と「時間」だなと痛感します。
くれぐれも「自分にとっての譲れないもの」を決めるのは自分自身なので、きっと他人からみると僕の人生も「30年も無駄にした」って映るかもしれません。
自分が良ければそれがベストだと思います。
ランキングも参加してます。参考になったり面白かったり応援して頂けるなら、こちらもポチっとしていただけると励みになります。
↓
0 件のコメント:
コメントを投稿