日常の些細な出来事で「FIREをして良かった」と感じる瞬間があります。
その3つめの事例が睡眠です。
僕はサラリーマン時代の平日、朝7時の目覚ましで起こされると「あ~、もっと寝ていたいのに」とストレスを感じていました。
なので「FIREをしたら好きなだけ寝れるぞ!」と期待していました。
ところがFIRE後は「目覚ましをかけないほうが、かえって早起きする」と逆転現象が起きました。
これは例えると、小学生の頃の「運動会の当日はウキウキして早起きしてしまう」と近いもので、「FIRE生活でストレスがないから(ウダウダしていられず)早起きする」という感じです。ということで、今回はFIREと睡眠について綴ります。
FIRE後に自然に早起きしてしまう理由
これは個人的な感覚ですが、FIRE後に目覚ましが無くても早起きできる習慣となったことに2つの理由が思い当たります。
サラリーマン時代の睡眠不足が帳消しされた
FIRE後の数週間は、目覚まし時計のない生活で「がっつり朝寝坊」を楽しんだと思います。
それによって、長年の蓄積された睡眠不足が解消された感じがしました。
その時に思ったのが、「睡眠を欲する器」みたいなものが体内にあり、マイナス表示だったそのメーターがゼロクリアーされた感じです。
サラリーマン時代の「仕事に眠気は大敵」が不要に
もう1つが、その「睡眠を欲する器」に書き込まれた「しっかり寝なさい」というプログラムです。
サラリーマン時代は「仕事の効率を上げるには眠気は大敵だ」と思っていました。
そういった効率主義のサラリーマン脳が「睡眠を欲する器」を使って「お前はまだ眠い」と寝かせる作用を促していた気がします。
そんな必要がなくなり、「睡眠を欲する器」の役割が終わった感じです。
僕の朝の時間と様子
こうした「睡眠を欲する器」がなくなると、僕は「あれ、まだ朝5時じゃん」みたいな時間に起きてしまうのです。
というのは、サラリーマン生活とは違って「日中眠くなれば寝たらよい」だけで、あえて寝だめする必要もありません。
早起きする感覚は、小学生の頃の運動会や遠足の当日の朝、「ウキウキ」して覚醒するのと似ています。
厳密には「自由」や「時間」の大切さを身に染みて感じている僕は「ウダウダ寝てはいられない」と「ワサワサ」する感覚で早起きする感じです。
それって、小学生の頃に夏休みの宿題を早く終えて「夏休みを過ごすぞ~」といった感覚に近いのかもしれません。(僕はそう願いながら宿題は後回しでしたが・・)
FIREして良かったと感じた早朝
こうした目覚まし時計に起こされず、「睡眠を欲する器」も消滅し、自然なる覚醒感で早朝に起きだすわけですが、そこから、
①コーヒー豆を冷凍庫から取り出す
②手動のロールグラインダーぐるぐる回しながら目を覚ます
③お湯を注いでブラックコーヒーをいれる
④バルコニーにもっていって朝日を浴びながら都会の静けさに耳を澄ます
というたったコーヒー一杯で「FIREして良かった」開放感を嬉しく感じたりします。
「今日が休みならもっと寝てられるのに」なんてことも無く、都会で自然体に暮らせるってありがたいという感謝も生まれます。
もちろん都会だけでなく、自然の中でキャンプした朝に火を炊いてコーヒーを淹れるのも格別です。
終わりに
FIREをしたらもっと怠惰な生活になるかと思ったのですが、人間って、そうはならないものです。
でも僕がまだ20代、30代なら、もっと惰眠をむさぼるようなことをしていたかもしれません。
20代の独身の週末、ぐっすり昼まで寝てしまい目が覚めたベットから耳にはいったセミの鳴き声で「あー、もう11時か、もうすっかり夏だなあ。今日は午後からジムでも行くか」なんて朝も、悪くはなかった記憶があります。
30代、子供が小さい頃、仕事疲れでぐっすり昼近くまで寝てしまった週末、子供が僕の部屋に入ってくる気配を感じたら「お父さんは疲れているから起こしちゃだめよ」「はーい」といった優しい言葉が聞こえて、噛みしめながら寝たふりを続けるのも良かった記憶です。
FIRE生活に限らず、いつの時代も自分に合った目覚めから幸せってころがってはいるものです。
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