今回「何歳のFIREがベストタイミングだったか」を考えてみました。
あくまで50代半ばでFIREした僕が過去を振り返るなかでの個人的見解ですが、ベストタイミングと思えるのは「47歳±2歳」です。
これは、経済的事情や家庭環境は一旦横に置き、「この年齢で人生を分けると、サラリーマン人生から受取る充実度と、セカンドライフから受取る充実度の、2つの合算が”最大”になる」という理由です。
ということで、今日はこの「47歳±2歳」について綴ります。
47歳±2歳という人生の立ち位置
僕が「47歳±2歳」がFIREのベストタイミングだとする理由は
・体力的/能力的にもサラリーマンとしてはほぼピーク
・会社での自分の将来性や限界が見えてきている
・自分を客観視し本当に大切にしたいこと(価値観)を認識できる
・セカンドライフでチェレンジするにも体力的にやっていける
といったところです。
つまり「サラリーマンとしてのピークを迎えながら、セカンドライフを充実させるに相応しいエネルギーを十分に持っている」というタイミングだからです。
この辺りの感覚は環境は人にもよると思いますが、とはいえそんな大きな開きはないかもしれません。
*ちなみに業界にもよりますが、サラリーマンですと40代後半から本社から離れてグループ企業に片道出向するなど選別もでてきます。
自分のFIREケースを当てはめると
その「ベストタイミング」からすると僕は10年遅れでFIREをしたことになります。
厳密には40代後半にFIREのFI(経済的自立)をして、そのまま会社を辞めずに働く判断をしました。
自分が携わった天職ともいえる仕事が道半ばだったので、途中に放り出しては「最後まで本を読み切らない」というような中途半端さで後悔しそうだからです。
そんな仕事は5年早く出会っていて、そして50歳前にリタイアすることが僕には理想だったのだとは思います。
人生、そんなうまくはいきませんが・・。
いまのFIRE行程で良かったこと
そんな理想とは違う工程で、FI(経済的自立)をしても働き、そして最終的にRE(早期リタイア)をしたわけですが、それゆえ「得られたこと」もあります。
1つは自分らしく仕事をやれたことです。
経済的自立によって、会社の日々は「いつ辞めても良い」という開き直りの心境になったせいかサラリーマンにありがちな「保身」は完全に捨てられました。
組織や上の意向を気にして「受動的」に立ち回らず、自分が大事だと思うことを信じて「主体的」に立ち回ることができるカードを手にしたことは大きく、また仕事も快適です。
もう1つの得られたことは、時間の密度です。
RE(早期リタイア)がやや遅れたとの認識から、いまのセカンドライフはかなりスタートダッシュで全力疾走しています。
確かに体力や気力は衰えてはいますが「時間を取り返す」として動き回っているので、そんな衰えを補うパワーにはなっています。
終わりに
ところで今回は「経済的理由」を除外して考えていますが、現実は、それがFIREに大きく影響します。
ただ、経済面が整うことばかりでFIREタイミングを考えていると、「お金があればとにかく早くFIREしたい」というマインドに支配されてしまい、大事なことを見落としてしまう気もします。
FIREは大きな人生の転機になります。
こうした「短期思考」や「お金」という側面から一歩距離を置き、「本来、どんなタイミングがベストか?」と「生きがい」をもって長期視点で考える機会も、必要だとは思います。
ランキングも参加してます。参考になったり面白かったり応援して頂けるなら、こちらもポチっとしていただけると励みになります。
↓
0 件のコメント:
コメントを投稿