日常の些細な出来事で「FIREをして良かった」と感じる瞬間があります。
その5つめの事例が「時速」です。
時速とは時間の過ぎる速さのことを言ってます。
一般に、年齢を重ねるごと「今年も残り2か月切った」とか、時間が早くすぎると感じます。
でも僕はいま「サラリーマン時代より時間がゆっくり過ぎる」と感じています。
暇だとか呑気だからというペースの問題ではなく、「リタイアから1年半、本当にいろいろあった」という物事の多さです。
脳の感じる時間経過は「自分に起こった出来事の量や変化の大きさ」で測定している気がしています。
そんな体感時間とFIREについて綴ります。
FIREで時間のスピードが遅くなった理由
加齢によって時間が早く過ぎると感じるのはジャネの法則で知られています。
50歳の人の1年間の長さは人生の50分の1に対し、5歳の子供には5分の1といったことです。
これに基づいて体感時間を計算したら、悲しいことに、50歳時点で人生の90%の体感時間が過ぎていることになりました。
*小学生(7歳)で時間意識がつき85歳まで生きる前提
「歳をとると時間が早く過ぎる」と感じる法則〜体感時間の余命計算をした
このように、子どもの頃に時間がゆっくり感じるのは、新しい知識獲得や新鮮に感じる出来事が多いからと言われています。
新しい知識獲得や出来事は何か?
僕はFIREをきっかけに、ライフスタイルもマインドも意識的に変えた部分も多く、出来事の多さもさることながら、新鮮に感じることも多かったと思います。
そもそも、リタイア直前に東京に戻り、新生活の立ち上げ、車の購入、サーフィン生活も再開し、親孝行や旧友との再会などの生活変化もありました。
不動産投資やプチ移住の検討で沖縄や海外への移動も多く(マイル修行も兼ねて)、その後は投資はやめて、資産運用を防衛的に組み替えながら資産管理の透明化、自動化を進めたり。
サラリーマンの頃なら手を出さない夜景鑑定士・天文宇宙検定やら特殊な検定資格から船舶資格、教室(料理、語学、カメラ)に通ったり。
直近では、親孝行の一環でのハワイ旅行も終え、四国88箇所の巡礼もあと1回で完成です。
と、いろやりました。
なぜやったか?
こうみると、時間の使い方の全ては「会社のやるべきこと」から「自分のやりたいこと」にかわっています。
別にリヤ充を目指してたわけではなく、長い労働期間、ずっと封印された遊び心が暴発し次々とやってしまった結果です。
そんなことをしながら、ブログを始めました。引きこもる時間も好きなので、もやもやしたことを言語化、ビジュアル化、数字化したり、考えるきっかけになりました。
なぜやるって、自分がやりたいと思ったからで、うまく説明はできません。
ゴールは?
なお、いくらやりたいことをやることができても、これが正しい方向に向かっているのか?はいまもわかりません。
「ゴールは?」とか考えだすと、目標を持つことになり、するとその目標に縛らる。
ゴールを意識し動けなくなったり、ゴールに縛られて無理をするのは本末転倒で、「自由」や「解放」っていう生き方のテーマからズレてしまいます。
なので、ゴールはなくとも「今という時間を大事にして、やりたいことをやる」「自分らしいことなら良し」という簡単ルールでやっています。
なお、前進している感じがするのは、こうした新鮮な出来事を多く経験していると、短い期間に自分での「変化」を感じるからです。
サラリーマン時代は1年たっても、「わりと同じことやってるよな」ぐらいの差分でしかありませんが、それがFIRE後は週単位で感じるぐらいの短いサイクルになりました。
まあ、その前進も正しいのか、何を得られるのか、誰得か?は、わかりませんが、親孝行やらお世話になった人への感謝やらは優先しています。
終わりに
ということで、「サラリーマン時代よりFIREしたいまの方が時間はゆっくり濃厚に経過している」と実感でき「ああ〜FIREして良かった」と思いました。
なにしろ1度しかない人生で、時間の体感余命はもう10%切ってますから。
なお、新鮮な経験といっても無尽蔵にお金を使ってるわけでもありません。
旅行は清潔だけど安価な宿に泊まったり、食材も割引品を買うとかメリハリをつけます。
季節の変化や日常で気づきは、公園に行ったり、散歩したり、植物を育てたり、ブログを書いたりで、お金をかけずとも得られます。
そうこうしているうちに、今となっては、人生は成功を目指すより、変化に満ちて豊かに過ごすのが大事だと思いだし、サラリーマン脳もかなり消滅しました。
そんな「再生」を実現してくれる手段というのもFIREだと思います。
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