先般からリタイア生活での資産運用の見直しをするなか、合わせて「世界的経済破綻があったら幾らの資産を毀損するか」をシュミレーションしました。
資産構成や所有形態で人それぞれ異なりますが、僕は最悪、今の「62%まで目減りする」ということをシュミレーション結果から心づもりをしています。
もちろん起きて欲しくはない事態ですが、机上の計算として、どうなるのかをシュミレーションした内容について綴ります。
シュミレーション結果
ある前提で負荷をかけてシュミレーションをすると、現時点の資産の62%まで目減りすることになりました。
これは、資産種別としては、円預金や円建年金等は影響がないとする一方で、その他、外貨建て商品は為替リスクが、海外不動産や株は価格変動リスクや発行体リスクが発生します。
その結果としては62%となるものです。
昨今、防衛力の高い資産運用をしてはいますが、それでも3分の1に相当する資産を失うとは、かなり「がっかり」というものです。
ただ一方で、これは歴史でも明らかですが、経済は循環します。
いつか回復する時期もくることにはなるので、一時的にはこの程度の毀損が発生すると、念頭に置くようにしています。
資産構成と毀損率の前提条件
なお、このシュミレーションの前提条件として、現在の資産種別ごとの毀損率を以下の一覧としています。
為替リスク
外貨預金や外貨ベースの年金がこの為替リスクにさらされて、およそ現行150円/ドルが、最悪は90円/ドルと想定し「0.6掛け」で算定しています。
もちろん過去のレートを遡れば90円をまだまだ下回っていた時代もありますが、僕の感覚としては、もはやいまの日本経済の実力や円の信用度としては、90円程度とした次第です。
株式や外国不動産等
これも、日本の個別株などがありますし、更には外国の不動産はどうなるかわかりません。
仮に日本株が日経平均で10,000円となれば3分の1ですし、外国不動産はさらにどうなるかわかりません。
全体として「0.3掛け」に毀損するものとして算定しています。
コモディティー投資
ここは金であったり現物などですが、影響は限定的とは思いますが、「0.6掛け」に毀損するものとして算定しています。
実際に経済恐慌が起きたらどうするか
経済恐慌が起こったとしても、とりあえずはリタイア生活の継続に影響がない限りは、売り急いだり、無理なる処分で損失を広げるのは避ける予定です。
「相場の波がまた訪れる」という前提にたって、長期投資で辛抱強く待つだけです。
ちなみに今の若い世代の人は、もしかしたらリーマンショックも、ITバブルの崩壊も知らない人もいるかと思います。
落ちる時は落ちる・・・という記憶が僕には残っています。
まあでも昨今まで相場は当時より上がってきているわけで、ある意味、その時が「買い」ではあったのですが。
終わりに
個人的には為替の先行きに懸念があります。
近々、もう少し円安が進み転換期を迎えて円高基調になる・・とストーリをもっていて、最近、外貨で満期を迎えた一部は「売り」で利確をしようと思っています。
株は企業や経済成長で伸びしろがありますが、為替はそういった「成長」とはまた違う(一部はありますがそれより)「金利」などの軸なので、気を揉むところではあります。
時々記事にしていますが、円高が進んでも、現地通貨は、旅行なりプチ移住をしてそのまま使えば良いと腹は括っています。
自分の納得いく、そして最悪事態さえ把握しておけば良いとは思っています。
*あくまでも全て個人的見解であり計画です。
ランキングも参加してます。参考になったり面白かったり応援して頂けるなら、こちらもポチっとしていただけると励みになります。
↓
0 件のコメント:
コメントを投稿