リタイア後に変わったことの1つが「コスト重視から好きなもの重視」という経済観念の変化です。
例えば外食に行ってメニュー表を見るときに、リタイア前は「品物と価格」をみて品定めをしていました。どこかコスト意識が高かったと思います。
それがリタイア後は「品物とおススメ」で品定めをします。
もちろん「値札をみない」ということはなくある程度はコストは意識します。
ただ「価格で判断せず好きなもの・食べたいもで判断することを重視する」とマインドが変わってきたということです。
今日はそんな価値観や行動の変化について綴ります。
金銭感覚と経済観念の変化
こうした「コスト重視から好きなモノ重視」となったわけですが、だからといってお金の使い方が荒くなったわけではありません。
そのお金の使い方として「何にどう使うべきか」という考え方の変化です。
つまり、お金は節度ある使い方を心がけるという「金銭感覚」はリタイア前と変わらずとも、何にどう使うかという考え方の軸であり「経済観念」とも言うものが、リタイア後、変わったと思います。
経済観念の変化の例
経済観念が変わったと自覚したのが食事に行く時です。
仮に、5000円という予算が頭にあったとします。
リタイア前は、その範囲でコスト重視ながら美味しいものをお腹一杯まで食べられるよう、「値段が手頃なものを中心に沢山食べる」という「コスト重視」のスタンスでした。
リタイア後はこれを「1万円でいい」と予算を引き上げて暴飲暴食をしているわけ(=金銭感覚がルーズになった)ではありません。
金銭感覚はそのままで、5000円という予算の範囲で、単品としての値段は多少高くても「自分で作らないような手をかけたもの」、「お店のお勧め」、あるいは「旬のモノ」といった希少価値の高いものを「好きなモノ」として優先して食べるようにしています。
コスト重視(量を重視)というより予算枠で自分にとって希少価値(質を重視)の高いものを食べることが大事だという経済観念になったと思います。
経済観念が変化した理由
こうした経済観念が変化した理由は、やはりリタイア前後でのお金の向き合い方が変わったからです。
リタイア前は「お金を増やす」という資産形成段階だったので「コスト重視」で品物と値段を見ていたと思います。
そのデメリットとして、本当に欲しいものにはやや妥協があったと思います。
リタイア後は資産形成から資産活用段階となったので、「コスト重視」という考え方や習慣から少し脱して「希少価値のあるモノ」を選ぶようになりました。
「価値重視」と言えると思います。
もちろん、欲しいからといって価格度外視とはせず「コストパフォーマンス」は意識してはいます。
終わりに
振り返ると、リタイア前の資産形成期は「コスト重視」という考え方に縛られていたと思います。
ただ、コスト重視のメリットもありました。
先の例でいけば、5000円の予算で「単価が高くても好きなもの、食べたいもの」を4品食べるより、「コスト重視」でコストが安く食べたいものを6品食べると、量のメリットとして満腹感は得られます。
でも価値重視の今、もし帰り道に小腹が減っているなら、途中にスーパーに寄って数百円で惣菜を買ったりペヤングでも買って帰ることもあります。
全体の予算は変わらず、量より質を重視してお店で好きなものを食べて満足度を上げ、別の方法で小腹が満たすメリハリあるお金の使い方です。
でも、こうした「質的満足と量的満足」はリタイア前でもできたことです。
そんなやり方に気づいていなかったのか、実行しようと思っていなかったのか、あるいは「コスト重視」に縛られて行動や選択を無意識に狭めていたと思う節はあります。
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