リタイアから17か月経過し、改めて「リタイア資産の最適化」を進めました。
リタイア生活が落ち着いてきたことと、2024年を見据えた対応です。
この記事では、資産運用の最適化の目的、試算結果、そこで利用したシュミレーションのフォーマットなどを備忘録として綴ります。
リタイア資産の最適化の背景と目的
今回の最適化の背景は「投資待ちの現金ポジション(遊休資産)が資産運用の効率性を下げている」という課題のためです。
資産運用の利益効率性を高めつつ、安全性や健全性を確認する目的です。
リタイア生活も安定期ゆえ、あらためて3つのステップで見直しをしました。
検討ステップとシュミレーション結果
3つのステップは次の通りで、あわせてシュミレーション結果も掲載します。
ステップ1:現預金の必要額を再検討
当面のリタイア生活の現金必要額(生活防衛費)を洗い出します。
毎月の生活費を資産所得で補いきれない赤字家計のなか、向こう「3年分」、生活のみならず、緊急時の対応、同期間におけるライフイベント費用、取り崩し用の資金となる現金総額です。
結果的には生活費の18か月相当でした。
なお、このシュミレーション結果は次の通り、資産運用中の評価上の上下はここでは関係ありません。
あくまでも「口座からの入出金」という円建現預金としてのキャッシュフローを追ってグラフ化をし、その結果、設定した金額(金融資産の8%;生活費18か月分)で安全にやりくりできます。
なお、実際のフォーマットはこちらの通りです。ステップ2:全体の資産運用の構成を最適化
現状の資産構成を見ながら、ステップ1で洗い出した投資可能な現金残高(13%相当)をどの資産構成に配分していくかを検討します。
現預金を好きに投資するのではなく、全体として最適な資産構成をもとに、現預金の投資先を考えます。
配分を決定する判断は、「守り資産運用(=リスク許容)」と「攻めの資産運用(=リスク受容)」を前提にしていて、前者を5%、後者を8%としました。
なお、この判断に前提にしていた「リスク受容」の算定(=最大損失の算出)はこちらを使っています。
為替リスクについては今の状態から0.6倍まで下落し、攻めの資産運用では0.3倍まで下落という前提にしました。
ステップ3:投資計画
個々の投資先に対して具体的な計画を立てていきます。
終わりに
以上のように、「現預金」についてはリタイア生活に即した「最適保有額」を求めるができました。
どうしても外貨や円建などの混在で、また、かなり多岐に分散投資をしているので、こうしたキャッシュフローを管理することは、こうした資産構成では大事なことです。
なにしろ会社経営であったら、現預金が不足すると「黒字倒産」にもなります。
この結果を踏まえて、今後はFIREシュミレーションを見直しするようにしていきます。
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