「FIREを目指す」というなかにも、さまざまなポジションで目指す人がいます。
単純化すると2つの軸がって、
①FI(経済的自立)をより優先重視する=”FI>RE”
②RE(早期リタイア)をより優先重視する=”FI<RE”
という軸です。
前者をFI志向、後者をRE志向とここで呼びますが、そんな二大派閥の各々の特性と、何が大切であるかについて綴りたいと思います。
FI志向の人
FI志向の人は、早期リタイアも視野には入れているものの、まずは経済的自立を安全圏まで進めることを重視する人です。
RE(早期リタイア)をできるだけの必要十分な資産を築いても、なかなかREをせず、仕事を続けていたりします。
FI志向の人にとってのリスクは「もっと早い段階で早期リタイアできた」ということです。
つまり、長く働いてしまったゆえ「貴重な時間を失った」ともなります。
良い点は、結果としてより多くの金融資産を持つ可能性も高いので、より安心・安定なFIRE生活を送れることです。
RE志向の人
RE志向の人は、早期リタイアがゴールというぐらい、とにかくサラリーマンなり会社を辞めることに力点を置いていている人です。
必要十分と思われる経済的自立まで到達すれば即決で早期リタイアする人です。
RE志向の人にとってのリスクは、ぎりぎりの経済的基盤でリタイアすることで「リタイア生活での経済的制約をより大きく受ける」ことになります。
つまり、経済的制約を受けるので「節約FIRE」になることもありえます。
良い点は、そんな節約をしてでも、仕事や嫌な環境と距離を取ることで平穏なる状態を得られたり、より早く(おそらく長く)FIRE生活をしていけることです。
FIとREの自己比重を知る
前述のFI志向やRE志向は僕の見立てであって、実際は個々でいろいろなバリエーションや感じ方があるとは思います。
この記事でお伝えしたいことは、そんな精緻なFI志向やRE志向の分類学ではなくて、「FI志向であっても、RE志向であっても、それが極端であるとリスクを負う」ということです。
つまり、リスクを踏まえて、自分が許容や受容できる範囲でFIとREの比率配分を持つことが大事だということです。
どちらにより大きな価値を見出すかは、個人の価値観の問題です。
けっして正誤はありませんが、結果についてコミットできることが必要ですね。
自分にとってはFI>REだった
自分を振り返ると、FI>REであったと思います。
結果的にFIをしても働き続けていたので、自分が自由に使える時間というものは想定よりも多く失ったかもしれません。
その失った時間は後悔はしていませんし、今のアーリーリタイア生活の「濃度を上げよう」という動機になっています。
なので自分にとってはこれで良かったのだとは思っています。
終わりに
FI志向でもRE志向でも、自分がそのリスクを認識してFI:RE比率にコントロールしていれば問題ないことです。
が、それが難しかったりするのが「ザ・人生」ですね。
「こんなはずじゃなかった」とならないためには何が必要か?
おそらく自分のライフプランをしっかり展望するしかないですが、またそれが若ければ若いほど先が長くて難しく、歳を取りすぎるとその先の選択肢が減って思うようにいかない、といった人生パラドックスのなかにいますからね。
走りながら考える・・しかないのかもしれません。
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