FIREで「賃貸か持家か」を最大利益で決着させる方法

2023-12-18

経済的自由・FIRE

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「賃貸か持家か?」の論争でいくらトータルコストを比較しようにも前提条件や変数が多すぎて比較できるものではありません。

どちらか一方が正しいと強引に推す記事なら、それは不動産会社や金融機関などのポジショントークと個人的には思っています。

ですがセミリタイア者は経済効率の高いダイナミックな結論を出す方法があります(セミリタイアポジショントーク!?)。

それは「賃貸か持家か」ではなく「賃貸に住みながら持家を賃貸に出す」というキャッシュフロー収入増、税引後の利益増大なるやり方です。

セミリタイアゆえの柔軟性で「これができたら!」という理想でもあります。

今回はそんなセミリタイアという自由度の中で思い描いたことのある「夢物語」を綴ります。

サラリーマンと相性がよいビジネスとは

サラリーマン時代の確定申告は、株式投資は分離課税で約20%の税額で払いつつ、不動産投資(家賃収入益)は給与との損益通算で、累進課税にて税金をより多く取られる歯がゆい状況でした。

要は、株式投資は幾ら利益を出しても20%の税金で収まりますが、給与所得と通算される家賃収入は、増えると比例して20%で済まない高い税率でお金をもっていかれるのです。

所得種類の組み合わせには相性があって、

サラリーマンx株式投資=相性良い! *20%が上限で済むから

サラリーマンx不動産投資=相性悪い! *累進課税で総額が増えるほど税が重く、また経費は基本無理

ということです。

*サラリーマン属性で不動産ビジネスそのものは有利にできるのですが、一旦うまく行くと、税制的には国や市町村が嬉しい「納税多め」です(確信犯的な設計かも)

*株式も種類や条件で譲渡益の課税方式が違うのであくまで上場株一般の話です。

*不動産投資も事業規模未満のケースです。

セミリタイア人の相性がよいビジネスとは

それがセミリタイア後は解決できます。

僕が描いた夢ある方法は、セミリタイアをして南の島にプチ移住をして賃貸物件を借りて入居する。

入居先を一部仕事場として利用しながら緩く起業(事業所得を得る)をする。

すると、

・プチ移住先の賃貸費用の一部(最大半分)は、起業での経費として計上し、実質的な賃貸コストを下げる

・さらに、起業(事業所得)での経費や先行投資で収支が赤字となっても家賃収入と合算(損益通算)し節税する

もできます。

ちなみに株式投資はサラリーマン時代と変わらず、約20%の税金です。

セミリタイア的な賃貸か持家かの結論

こうしたやり方を前提に、セミリタイア後、東京の自宅を賃貸に出して家賃収入を得て、賃貸先では起業をして賃料を経費に組み込まれるのです。

その結果「賃貸か持家か」ではなくて

・住みたい憧れの場所で自分の収入サイズにあった賃貸物件を柔軟に借り

・賃貸コストは節税で負担を軽くし

・持家は投資にまわして収入を生み

・起業の赤字(事業所得)と不動産所得を損益通算で節税したり

・不動産所得はキャッシュフローは黒字ながらも減価償却で赤字計上ならば起業の黒字を損益通算できる

という使い勝手が良い状況が生まれます。

終わりに

税務的には細かい点でチェックは必要ですが、骨格としてこうした前提で組み立てられないかをリタイア前に考えたものでした。

ただ、実際にリタイアをすると「もう働きたくない」となり起業する気すら薄まったり、しばらく東京生活を送りたいゆえプチ移住も延期中です。

実行には移せていませんが、ささやかなる「夢」として、サラリーマンの頃のやられっぱなしの課税トラップから、セミリタイアによる合理的で合法的な投資節税ライフスタイルで逆襲だ!なんて思い浮かべたりしました。

もし税務的な甘さや更なる方法があればどなたかご指摘してください。

セミリタイアを活用するライフスタイルって自由設計の余地が大きいのもメリットだと思います。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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