早期リタイアは、会社という居場所から解放され自由になるかわりに、その「居場所を失う」というデメリットが生じます。
会社での居場所を失うことは社会との接点も失って「喪失感」といったアイデンティティーロスにつながります。
幸い僕は仕事以外の趣味もあり、そうした「社会的な喪失感」はありませんでした。
そのかわりあるきっかけで「自分はどこから来て、どこに向かうのか?」という哲学的な存在意義に疑問を持ち「家系図作り」に取り組むことになりました。
今回は「家系図作り」による自分の役目を綴ります。
家系図作りのきっかけ
家系図を作りだすことになった直接的なきっかけは、母親が手書きで「ミニ家系図」を作っていたのをみかけたことです。
それは「自分(母親)が亡くなったあと親戚や従兄弟との血縁関係が実際にどうなっているかわからなくて困るだろう」という僕への配慮で家系図にしていたのです。
でも実は、戸籍を取り寄せれば何世代もさかのぼり正確な家系図を作ることができます。
そうしたことを知らない母親になり代わり、ぼくはリタイアで時間もあるゆえ、家系図作りを思いたったのです。
家系図作りの狙い
そんな家系図作りに際して普段考えないことが頭に浮かびました。
自分がここに存在し健やかにFIRE生活を送れているのも全ては「自分の先祖の存在」があったうえでn自分です。
ですが先祖の存在も忘れ、サラリーマン生活からFIRE生活へと流されるままに生きてきました。
「セカンドライフを充実させる・・」と言ったところで、直近の時間軸しか意識を向けていません。
ですが世代を超えて眺めれば、自分の家系図すら無いという状態です。
そこで「僕が先祖代々を代表してここで家系図を作ることで、先祖〜いま〜後世へ“繋がり”を残そう」と思いたったのです。
先祖を理解し感謝をしながら、それを後世(子供たち)に形として引き継ぐ役割です。
家系図作りでわかったこと
そこから自分で原戸籍を1つ1つ辿る地味な作業を進めました。
戸籍に書かれた出生地やもとの戸籍から「さらに古い原戸籍」を該当市町村(市町村統廃合でまた複雑)に請求し辿っていく作業です。
家系図作成を専業とする業者さんもいますが、僕は先祖への感謝の一環で、自分で作ってみることにしました。
実際に手掛けてみるといろいろな発見があります。以前、細かくはこちらに記事にしています。
終わりに
家系図作りの追い込みをしていて年内に完成の予定です。
前述の通り、きっかけは単純なことでした。
ですがこうして「先祖」と「後世」を「家系図」をもってブリッジする自分の役割は、FIREという時間を頂いたゆえの運命的な使命なのかもと思いました。
会社の居場所とはまた違った居場所です。
ランキングも参加してます。自分の居場所は会社や社会の中だけではない、FIREはそうした新たな世界を気づかせてくれる、に賛同のかたは、ぜひ、ポチっとボタンを押して応援いただけると助かります!
0 件のコメント:
コメントを投稿