会社を辞めてリタイア生活に入るとサラリーマンの頃には到底なかった「余裕」を得られます。
その余裕こそ、日々の充実に大きくかかわる大事なものです。
余裕というのは3つあって、①時間的余裕、②お金の余裕、③心の余裕、というものです。
全てが完全に揃っていなくてもどうにでもなるもので、例えばリタイアで、①時間的余裕を得ると、②お金の余裕が少なくても、③心の余裕が大きかったり、ということだってあります。
あるいは、リタイアで③心の余裕、を得られるからこそ、お金を掛けずに時間をかけて楽しめるものをみつけられるとも言えます。
こうした余裕の構造や余裕がしっかり定着するまでのリタイア生活で感じたことを綴ります。
リタイア後に余裕ができる過程
まず、リタイアをするとただちに得られるのが①時間的余裕です。
これはかなり強力で、仕事をしていた頃のような「期限」を守ることや、逆らえないルーティンである「曜日」など、自分の日々の生活で不要となります。
日曜日の夜にサザエさんをみても「明日は仕事だ」とか「早寝に寝なくちゃ」といった物事に支配されながら過ごすことも無くなり、③心の余裕、が生まれます。
そしてリタイア生活もリズムや習慣が定着してくると生活費の実態も見えてきて、時間的余裕で上手く節約したり支出管理したりなど、経済的なコントロールもできてきてきます。(お金が多ければ良いという意味ではなく制御できるのが良いというものです)。
こうしてようやく下部リーグで「余裕3冠王」?といった事に到達する感じです。
余裕は一進一退の側面もある
ですがそんな余裕が時間とともに簡単に生まれるものでもありません。
僕の場合、やはり完全リタイア生活に入ったことで資産を取り崩す生活をするゆえ、会社員としての収入や投資益で「増え続けていた資産」が逆流をし「減り続ける資産」となってきます。
なので、②お金の余裕、という前に、そもそもこれまでの「増え続ける」から「減り続ける」という変化に慣れも必要でした。
いくら机上で計算してシュミレーションの通り減っていても「減るのは織り込み済みで順調順調!」なんていうお金への気持ち面での余裕は、どこか欠乏していました。
まあ慣れるといえば慣れますが、大きかったのは、テクニカルには「資産の透明性を高める」ため月次の資産把握分析をすることや最悪事態での経済状態をシュミレーションするなどです。
それは「最悪の事態において資産は〇〇%まで減るだろう」といった掘り下げで過去に記事にもしました。
こうして、お金の余裕は、「①時間の余裕があって、そこから資産管理やリスク管理、お金の意味ある使い方などなどに慣れてきて、③心の余裕が高まっていく」というスパイラルで「②お金の余裕」が特に心理的に定着する流れとなりました。
余裕があると良いこと
こうした3つの余裕がある程度の綺麗な正三角形で作られてくると、かなりリタイア生活は安定期に入ると思います。
おそらくリタイア2年をまもなく終える僕がその段階だと思います。
すると、またある「感情」がそこから生まれます。
それは「余裕」というのか「刺激のなさ」というものです。
今はその結果「何かチャレンジしたい」というまた厄介な気持ちが出てきました。
せっかく自由に好きなことをして過ごそうとリタイアしたのに、なんかにチャレンジするなんてサラリーマンっぽくて、どうかとは思います。
ただ、サラリーマンの頃は正三角形もなにもないなか無理にチャレンジするのが当たり前でしたが、リタイア後は少し違って「チャレンジを楽しむ心の余裕」のがあります。
そこに大きな違いがあります。
終わりに
リタイア生活で得られる財産として侮れないものの1つが「余裕」です。
人によってこの「時間、お金、心」だったり、あるいは他のモノが代替したりの違いはあるかもしれません。
僕の場合、この3つがきちんと正三角形のように揃うことが大事で、そうした余裕から生まれてきたのが「ゆとり」だと思います。
先日は2023年の生活費を基礎生活費とゆとり費に分けましたが、そんな
「時間、お金、心」に余裕ある状態でゆとりある日々を過ごす事がリタイアの質を上げる
と思うようになりました。
その生活費の記事はこちらです。
これは2023年の支出と生活満足度(幸福度)の実験でした。2024年はこの「余裕からくるチャレンジ」をもとに進める方向でいます。
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