早期リタイアで無職の僕は、時間的余裕という観点でも、定年リタイアをした人と同じです。
そんな生活境遇にいながら、社会はちょっぴり定年リタイアに優しくてアーリーリタイアに冷たいと思うことがあります。
それがいわゆる「シニア割」です。
今日は、特に僕が日々の行動で制限を受けている「シニア割」についての悲しい思いを綴ります。
シニア割とは
シニア割とは、特定の年齢条件(60歳以上とか65歳以上とか)を満たすシニアに提供される割引サービスです。
実際、幅広く導入されていて、公的施設の利用、公共交通機関、レストラン、スーパーマーケットなどさまざまな分野に存在します。
身近なものなので皆さんもご存じだとは思います。
シニア割を作る理由
そうしたシニア割を作る理由は提供側にも様々な理由があると思います。
ざっと考えると
・平日日中に時間融通が効く属性のターゲットを取り込んで閑散期を埋める
・食が細かったりで低コストな層である
・シニア層ならではのコミュニティでの口コミでマーケティングできる
・シニアを大切にするという企業イメージを作れる
・資産に余裕がある年代(シニア)を囲い込める
などかもしれません。
でも、これって、シニアに限らず「50代アーリーリタイアをした僕にだって当てはまるぞ」と思ってしまいますが、ほとんどは60歳~65歳以上なのですよね~。
アーリーリタイアでは使えないシニア割
そんなシニア割のうち、アーリーリタイアをした僕が使えたらいいのにと思えてならないサービスが幾つもあります。例えば、
飛行機のシニア割
ANAは65歳以上であれば搭乗の当日0時に「スマートシニア空割」としてかなり安い値段で予約搭乗ができます。
ただ僕はJAL派なのですが、概ねANAと似ていて違いは「実際に出発空港に行ってから空席がある場合にのみ申し込める」というものです。
65歳以上の年齢になって当日空港で空席を待つ弾丸突撃をして、いざ「座席あり」となったらそこから直ちにスマホで行先のホテル確保をしなければいけません。
まあ僕はそういう行動も嫌いではないので機内のインターネットを使ってでもやるかもしれませんが・・。
鉄道のシニア割
JR東日本の「大人の休日倶楽部」は満50歳以上限定で5%を割引くというややしょっぱい系がありますが、やはり本命は男性満65歳以上、女性満60歳以上の「ジパング」という会員制度です。
JR線を201km以上利用すると日本全国のJR切符が年間最大20回、20~30%引きで利用できたりします。
なぜ男女で違うのかは意味不明なのですが、どっちにしろこれも65歳まで待たなければいけません。
スーパーマーケットのシニア割
スーパーマーケットを利用することも多いのでこれは死活問題ですが、ちなみにイトーヨーカドーは60歳以上の方限定で使える「シニアナナコ」というプリペイド式カードがあって、毎月15日と25日の買い物では多くの商品が5%引きになる『シニアナナコデー』があります。でもこれがイオンでは55歳以上の方限定でイオンのクレジットカードで毎月15日に「G.G感謝デー」として支払いが5%割引になります。
これは使っています。
その他、強烈なシニア割
東京都に居住する70歳以上の老人に提供されるシルバーパスがあります。
これは所得135万円以下だと年間1000円(それ以上だと2万円ほど)で都バスや都営地下鉄を乗り放題という強烈なシルバーパスを買えます。
このサービスのお蔭か、ご老人の方は平日日中、都バスで遠足のように大挙して移動しています。
微笑ましいものです。
しっかり出歩いて、足腰を鍛えて、そしてお金を消費して、というのは医療費削減にも経済効果の面でも良いのではないでしょうか。
終わりに
とまあ「シニア割」の恩恵には至っていないアーリーリタイア者ではありますが、正直なところ、シニア割が適用されるのが嬉しいような悲しいような、微妙なところではあります。
でも旅行であったり買い物であったり、シニアばかりの優遇でいいのか?とも思います。
だって若いうちから旅行をするように割り引いてあげたほうが、旅行習慣もついたり高齢になっても旅をするでしょう。
スーパーにしたって大量消費する若い食べ盛りに5%割引いてあげて栄養つけさせるほうが良い気もします。
シニア優遇も良いですが、若い人優遇をするような企業っていうのは出てきそうにはないですね。(*そういえばJALは若い人向けの割引などはありました)
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