完全リタイア生活に入ってから日常生活での感覚がいろいろと変化しました。
今回はそんな変化についてランキング形式で綴ってみます。
なお、ランキングの基準としては、
①意外性=より意外性が高いのが高得点
②永続性=リタイア以降も永く続くものは高得点、慣れて感じなくなるものは低得点
③普遍性=多くの人に共通しそうなものは高得点
といった独自基準で判断したものです。
8位-目覚まし時計を使わない
完全リタイア後、大学生の頃のような生活になるだろうと想像はしていました。
なので、目覚まし時計を使わない生活になるのは想定内です。
想定内とはいえ、リタイア日の最初の夜に「携帯の目覚ましをオフにする」という儀式をしてから寝る時は、ついつい、ニヤけてしまったものです。
でも翌日(平日)は「あ、しまった、遅刻だ!」と飛び起きてしまったので、やはり習慣とは恐ろしいものです。
その後の二度寝の心地よさといったら格別でした。
7位-職業を聞かれると困る
アーリーリタイア後は完全なる「無職」となるので、当然、職業を聞かれると困るだろうというのは想定内です。
ただ「無職です」といった時の相手の反応までは想像つかず、そんな場数を踏みながら、自分の職業なり社会的な立場、あるいは日々何をしているかの説明パターンを作っては使い分けるようになりました。
使い分けは「無職」、「投資をしています」、「自由業です」、「物書きが好きです」、「趣味に生きてます」・・・などTPOで変えたりしています。
そのあたりの対応にこなれてから、FIRE名刺なるものも作りました。
6位-街中を歩く距離が減る(≠不健康)
リタイアしてから当然「通勤」がなくなるので、それまで通勤であえて歩いていたおよそ往復3キロがなくなりました。
その歩行距離が減ることで不健康とならないよう、同時に、ジムに頻繁に通うようになりました。
去年からはそのペースもあげ、毎日5キロは走り、筋トレもするようになり、なんだかんだリタイア後の方が健康になっています。
体重も減れば血液検査の結果も良好です。
通勤で歩くよりも、やはり自分の意思で走るほうが気持ちはいいものです。
以前「健康強化期間」を実践し、その健康習慣が定着したという秘訣はこちらです。
それに健康とコスト(医療負担)の考察記事です。
【医療費等通知書】医療費自己負担(3割)についての驚きの公式とは
5位-曜日感覚がなくなる
サラリーマン時代は「あとx日働くと土曜日だ」といった週間カウントダウンという習慣がありました。
そのカウントダウン習慣はリタイアと共になくなり、日頃、曜日を意識する機会がめっきり減りました。
そんなリタイア生活で曜日を意識するきっかけはテレビドラマだったりします。
「家政夫のミタゾノ」を観ると「もう金曜日の夜かあ、明日から週末で街も混むから嫌だな~」とか、「鬼滅の刃」を観れば「明日からいよいよ平日でラッキー」など、曜日と連動して自分の体内曜日時計を調整していました。
リタイアすると自然と曜日感覚が薄れるだけでなく、「平日が嬉しく週末が苦痛」という逆転現象も起きるものです。
4位-コンプラ違反が怖くない
僕はときに物を落としたり無くなったりすることがあって、そんな間抜けさは会社員の頃には脅威でしかなく、かなり気を付けていました。
なにしろスマホには会社や取引先の関係者の電話番号が入っているので、それを落とすとセキュリティインシデントとして大ごとです。
あるいは万が一、痴漢の冤罪やら暴力に巻き込まれたりしたら、それだけで会社名とともにニュースになってしまうかもしれません。
そんな日常のリスク意識や緊張感がリタイア後には緩んだのか、ある日、都バスのなかで座席にスマホを置いたまま降りてしまいました。
すぐさまパソコンから「携帯を探す」で検索すると、ピコピコと●が地図上のあるバス路線区間を動いていたので、考えられるバスルートと運行スケジュールを調べ、車庫にてそのバスを待ち伏せしていたこともあります。
気が緩んで落としても慌てず探すだけの時間的余裕もバックアップ対処もできるのが、またリタイアの良さですが、これって「自分のスマホをストーカーしてる」って感じでした。
3位-他愛もないことで幸せを感じる
リタイア後の精神的な余裕のせいか、ちょっとしたことで幸福を感じようになりました。
それこそ自宅の苗木(ハラペーニョ)が成長してハラペーニョを刈り取ったり、スーパーマーケットの入口でご主人待ちのワンちゃんが僕をみて尻尾をふって喜んでいたり、平日の日中に保育園の子供たちが「お散歩カート」に集団で乗せられていているなか手を振るとバイバイをしてくれても嬉しいものです。
ほのぼの、平和、和やか、愛らしい、といったポジティブな感情が日常的に多くなります。
これは、リタイア直後に急にでてくるものではなく、じわじわと、でも着実に浸透していく感覚です。
その感覚の意外性や永続性から順位は高くなりました。
ちなみにこの感覚を自己分析した過去記事がこちらです。
2位-スーパーの商品の底値を理解する
リタイア後はスーパーマーケットの商品の割引デーであったり、1日のうちでも閉店間際の割引であったり、そんなパターンでの割引率も頭にはいっています。
そんな価格変動に合わせて行動をしながら、食品の調達コストも下げたりしています。
料理が趣味でもあるので、築地市場やスーパーの買い物も頻度も多く、また、これはFIRE生活での重要な「生活費」に関わる問題なので、ランキングは上位になりました。
これは食の買い物だけでなく旅行にも共通するものです。
飛行機のある区間の底値もある程度頭に入っていますし、それに合わせて旅程を組んだりしています。
リタイア前は時間優先で気にしていなかった「商品小売り価格の需給変動」という規則性が、意外にも節約習慣では重要であり、今後も永続性ある習慣です。
1位-人との会話が減る(特に・・)
そして第1位が「人との会話が減る」です。
サラリーマンの時に当たり前のように職場で交わしていた会話がなくなり、独身リタイア生活はかなり「人との会話」が激減します。
まあそれでも、僕は友人等にも頻繁に会ってはいるので、世の中のリタイア生活で閉じ籠りが好きな人よりは会話量は多いのかもしれません。
ちなみに、職場で会話をしていた内容というのは、「週末どう過ごした」とか、今頃なら「新NISAってどうだろう」とか、たわいもない話です。
いろいろ年代も性別も異なる人の、それぞれ興味のあるトピックが会話で交わされることは、脳の刺激になっていました。
そのなかでも最も減ったのは、会社では当たり前だった「20代女性と話す機会」です。
だからなんだってほどでもないのですが、自分の対極にいる価値観の、この年代の女子の流行などの情報が入りにくくなったと思います。
でもこの時代は便利なもので、TIKTOKをあえてみて流行をキャッチアップすることもできます。
ただし電車でそんな動画をみているオッサンが隣に座っていたら、きっと50センチぐらいじわじわ離れる人もいるでしょう。
決して「うわ、このおじさん、めっちゃかわちぃ!」なんていうことを言ってくれる女子はいません。
終わりに
以上、かなり独自基準ではありますが、リタイア後の日常生活がどのように変化するかの度合いをランキングしてみました。
スコアはこんな感じです。
こうした、日常変化を敏感に感じとるような余裕がそもそもある、というのが一番の感覚変化なのかもしれません。
サラリーマンで忙しい日々を送る方も、少し立ち止まって、感覚を研ぎ澄ます機会をぜひ持ってみてください!自分の変化って、危険信号も含めて自分ではわかりにくいものです。
ぜひ気に留めてご自愛ください。
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