リタイア生活では時間にゆとりがあります。
ゆとりある時間はこんな感じです。
こんな状態になると、脳はなぜかサラリーマンの頃なら見過ごしていた「超マイナーな問題」を探します。そして些細な問題の謎解きや解決をしたくなります。
今日はそんな完全リタイア生活の超マイナー問題の解決エピソードを綴ります。
脱落者の出現
実は去年の暮れから微妙に無視できない問題がありました。
それはある脱落者の出現です。
期待していたような粘りもなく何度も脱落するので少しイラッとすることがありました。
ですがサラリーマンの頃は、自分も会社で落ちこぼれないように必死にしがみついていたことを思い出すと、やはり「なんとかしたい」と思うものです。
そいつは、こんな奴です。
キッチンに取り付けたこいつは、左側の吸盤が壁から剥がれ「ダラリ」と脱落します。
不良品認定せず落ちないように解決してあげたいと思うようになりました。
キッチンツールフックの凄いところ
ちなみにこれはステンレス製のキッチンツールフックでなかなかのポテンシャルです。
工具も使わずキッチンの壁に取り付けることができて、そのフックには「長めの調理道具」を吊るします。
そうして、キッチンの「引き出し収納」には「長めの調理道具」を置かずここに吊るすことで、
①調理道具はさっと取って使いやすい、
②引き出し収納の中も邪魔がなくて取り出し易い、
③引き出しの中で物が突っかかって「引き出しが開かない」の問題も発生しない、
といったメリットを享受できます。
そしてなによりモダンな感じでカッコよいのです。
以前、昔にMOCO’Sキッチン(速水もこみちの料理番組←最近もこみちをTVでみないですね・・)をみていたときに、料理スペースは包丁もキッチンツールも綺麗に吊り下げていて「これだ!」と思った理想な状態です。
東京の狭いマンションのL字型台所スペースは、こんなツールでコンパクトに整理するとかなり使い勝手が良くなります。
キッチンツールフックの問題発生
このフックの売りは強力な吸盤です。
「5KGの搭載能力」との宣伝が正しければ子ネコちゃんぐらいはぶら下れる能力です。
ですが問題が、調理器具をフルに吊るしていると左側の吸盤がゆるみ「ガタッ」と落ちることです。
そこで解決方法を調べて試しました。
・吸盤についている埃を取る:吸盤の埃ってタオルでもちょっと取りにくい
・水で洗ってドライヤーで乾かす:一瞬良さそうですが、さほどもたず
・ぎゅっと強く取り付ける:全然だめですぐに落ちました
・熱湯に入れて吸盤の形を戻す:熱さ拷問に凝りたのか粘着を頑張りますがやがて落ちた
といった具合です。
去年の暮れから10回以上繰り返し脱落し、いい加減、何か策はないかと更に調べました。
するとまだ試していない「吸盤がしっかりくっつく方法」が出てきました。
吸盤が落ちない原理
その方法は完璧でした。
一度試してからはもう1か月以上、一度も落ちることはありません。
それは「ハンドクリームを吸盤の内側に塗る」のです。
原理は「吸盤の表面にできた傷やひび割れなどのデコボコをハンドクリームで埋めると、それが吸盤の表面を平らに戻す作用となり吸引力がアップする」というものです。
まさかハンドクリームが???と半信半疑でしたが試すことにしたのです。
ご機嫌にもジョンマスターズで
部屋にあったハンドクリームといっても、こいつはどうかと思った「ジョンマスターズ、オーガニック」です。
ちょっぴり値がはるジョン君は「地球にやさしい」をコンセプトにしたNY育ちということで、何度も脱落して傷ついている吸盤には優しく作用するでしょう。
30代や40代の女性に大人気というこのオーガニックのハンドクリームをニート生活(無職生活)の僕が吸盤に塗ってしまっては、どっかの町長の「セクハラ99行為」のリストにあがるヤバさです。
まあそれは一旦忘れ、実験開始です。
これを試したところまさにがっつりくっつきました。
がっつりというか、しっとり、壁にくっつくのです。
そして今はこんな感じで安定しています。
終わりに
という感じで、在宅時間も多い「ニート=NEET(Not in Education, Employment or Training)」なる無職の僕が、サラリーマンの頃には放置しがちなマイナーな問題に向き合うというというエピソードでした。
なにしろリタイア生活は基本ずぼらです。
ずぼらな一方、こだわるところはこだわってみるというのが、どこかリタイア生活の楽しさでもあります。
ということで、NEETが部屋をNEAT(=きっちり)に片付けたという落ちで、フックは落ちずにストーリの落ちをつけました。
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