アーリーリタイア時点で「やりたいこと」を7つリストアップしていました。
あれからちょうど2年が経過するので、今回、その7つの進捗を振り返りました。
なお、以前に同じ振り返りをしているので、そこから今への評価推移も記します。
アーリーリタイアをして「やりたいこと7つ」
僕がリストアップしたのは以下7つです。
どれもアーリーリタイアをしたからこそやりたい(定年リタイアでは遅すぎるかも)という観点で考えたものです。
①今しかできない投資:(85点)
②健康年齢のうちにしかできないスポーツ(75点)
③体力やハードシップを伴う旅(30点)
④新しい技術や知識の習得(85点)
⑤親孝行(90点)
⑥友人・お世話になった人への感謝(50点)
⑦自分ならではのビジネス(10点)
個々に進捗を見ていきます。
①今しかできない投資
進捗:(前回)80点→(今回)85点
最初の1年(2022年)で不動産投資や株式投資を進め自分の理想的な資産配分に到達しました。
サラリーマンの忙しさではそんな資産の現状を分析し、配分がどうあるべきかを検討算出し、投資をしながら配分調整するなどはできなかった(行き当たりばったりだった)と思います。
この意味では存分にできました。
ですがリタイアから1年経過後、急に、「投資のためにリタイアしたわけではない」と時間を大切にしたい思い(お金に執着してもしょうがない?)を感じ、投資は中断し資産運用として「ほぼ寝かせるだけ」にしたのが前回での振り返りでした。
そこから今に至るまで1つ変わったのは、更に「お金(特に現預金)を寝かしているだけではもったいない」と「自由投資予算」をつくったことです。
少しリタイア生活に刺激を持ち込むために何か面白い対象に投資しよう(必ずしも金融投資ではありません)というものです。
そんな進捗があったので今は85点といったところです。
お金を増やす投資から人生を豊かにする投資へと広がっているのは、良い方向だと思います。
この先どう着地するか見えませんし、まだ先、時間がかかりそうです。
②健康年齢のうちにしかできないスポーツ
進捗:(前回)70点→(今回)75点
アーリーリタイア後は、健康年齢の若いうちにしかできない「ややハードなスポーツ」をあえて開始しました。
当初の3つは、SUP(別にハードではありませんが)、新しいサーフィンジャンルのスポーツ、スカッシュです。
その後、足の筋肉(アキレス筋)を痛めたりでこの1年は挑戦ができていません。
ただ、毎日ジムにいって5キロを走ったり、筋トレをするなどの「習慣」が完全に定着したのがこの半年前です。
ハードなスポーツには手を出せていませんが「体という資本を作り直す」ということをやっているので、少し遠回りながら小さな進捗で、前回の70点から75点としました。
なによりリタイアから2年、かなり健康体を取り戻したのは大きなことです。
③体力やハードシップを伴う旅
進捗:0点→30点
当初、大学生の頃にしていたバックパック旅行といった「冒険っぽい旅行」を再開したいと思っていました。
ですが今に至るまでそんな冒険旅行は何もできていません。
旅行の意味を考え直すと、何も「ハードな冒険っぽい旅行」はできずとも、四季を楽しむ、風光明媚な景観を楽しむ、地元料理を味わうといった旅行はしています。
そして何より昨夏、高齢の母親を連れての「ハワイ旅行」もしました。
高齢だからと行きたがらない母親をその気にさせるため、いろいろ段取りを考え、健康診断に連れて行っては健康上の自信や勇気を持たせたりもしました。
旅行直前にマウイ島の火災があり、計画がおじゃんになるところから、夜通し手配を再調整してどうにか実現できました。
これはリタイアして時間があったからできたことです。
旅行前からどうなるかハラハラするような冒険さ?はありましたし、何より母親にとって思い出になったので、進捗30点としました。
④新しい技術や知識の習得
進捗:80点→85点
リタイア後にやろうと思っていた「スキルや知識の習得」は比較的手掛けました。
これまでは、調理(魚を捌く調理教室)、カメラ教室、語学学校、検定試験(ビジネスジャンルとは対極の雑学系です)、船舶免許、などです。
ですが取った資格は活かせていませんし、お酒系の資格(ワインとか日本酒とか)も着手できていません。
資格を取るのが目標でもないですし、どちらかといえば物事に興味を失わないこと、リタイア生活を豊かにすることが大事だと思っています。
その意味では、いろいろ興味を持ちつつ、最近は異業種交流的なことにも参加して生の情報を集めるなど、少し進捗しているので80点から85点に増えたとしました。
⑤親孝行
進捗:80点→90点リタイア後は頻繁に母親に会って週1はランチに連れていってます。
昨夏のハワイ旅行(前述)は、老齢の母親には体力的にも最後の海外旅行でしたが、これが大きな思い出になったことも嬉しく思います。
東京生活では不要と言われるマイカーも持っていて、実家に頻繁に顔を出して体調やら暮らしぶりを見れるのもプラスです。
ただ最近、本人の物忘れがひどいので老人同士の交流が必要だと思いました。
地域のカルチャーセンターを一緒に見学に行って体操コースを申し込んだりなど「家に閉じ困らない状態」を作ろうと進めています。
⑥友人・お世話になった人への感謝
進捗:50点→50点今の自分があるのは友人やお世話になった人のおかげであり、そういった関係者と交友を深めようとしています。
ただ、まだまだ会えていない人が多くいます。
⑦自分ならではのビジネス
進捗:0点→10点
リタイア前は「リタイアしたら趣味を仕事のようにしてみたい」と漠然と思っていました。
お金を儲けたいとか、一発当てたいといったことではありません。
ずっと長くサラリーマンをしていたせいか「会社の看板でやってきた(やれた)こと」が多いのでどこか「自分で何かやる」に心動かされる感覚です。
何かやるにも、アーリーリタイアをして得られた「時間」だけでなく「お金」も必要です。
そういう意味では、前述の「自由投資予算」の一部がこれに該当してくるので、ようやく着手をしたという進捗で10点となりました。
7つのやりたいことのサマリー
以上が「7つのやりたいこと」の振り返りです。
これらは「早くリタイアして7つを着手しないと定年まで待っていては遅すぎる」と思った賞味期限のあるもので、早期リタイアを決断する後押しにもなったものです。
進捗が良いのは、①今しかできない投資、②健康年齢のうちにしかできないスポーツ、④新しい技術や知識の習得、⑤親孝行といったところです。
一方でイマイチなのは、③体力やハードシップを伴う旅、⑥友人・お世話になった人への感謝、⑦自分ならではのビジネス、です。
こうした進捗を確認できたのは貴重ですし、振り返ればいろいろやったと再認識です。
きっと今もサラリーマンを続けていたら、もう少し資産の積み上げはあったとはいえ、これらはできていないと思います。
過去の関連記事はこちらです。
アーリーリタイアの決断の決め手となったゲインとロス分析について(50代半ば)
そして今回の振り返りは2回目ですが、初回のものがこちらです。
振り返りを通じて、アーリーリタイアの判断は間違いではないということも、何よりリタイア生活に感謝する心を持てることも、恵まれていると思っています。
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