リタイア後に減った3つの支出と増えた7つの支出

2024-03-22

アーリーリタイア生活

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一般的に、リタイア後は「生活費が減る」というのが通説です。

ですが僕の場合、リタイア前よりも生活費は増えています。

リタイア当初は20%増加でしたが、最近はリタイア前の33%増加になっています。

居住環境こそ変化は無いものの(リタイア前と同じマンションに住んでいるので)増えた要因は「生活変化」とそれに加えて「インフレ」も影響しています。

生活費の科目別に増減をみると7科目の支出が増加し3科目の支出が減少しています。

今日はそうした科目毎の増減とその理由を綴ります。

リタイア後の生活費の増減一覧

この図の通り、全部で12科目のうち増加が7科目で「旅費、娯楽費、教育費、交際費、水道光熱費、医療費」となります。

一方、減少した3科目は「被服美容費、通信費、食費」です。

ほか、「居住費、日用品費」の2科目は変化ありません。

リタイア後に増えた生活費の7つ

生活費が増えた理由には「生活変化」と「インフレ」が影響しています。

それぞれみていきます。

旅費

サラリーマンの頃よりも旅行回数が大幅に増えたために一気に増加しています。

旅行1つ1つを取るとコストは減っています。

なぜなら平日の安いタイミングで旅程を組むので現役時代のピークシーズン(GWとか年末年始)にしていた旅行に比べると飛行機代やホテル代などの旅行単価は大幅に減りました。

インフレ、円安、原油高で交通費を押し上げていますが、基本、滞在するホテルのグレードも変化はありませんし、贅沢旅行をしているわけではありません。

娯楽費と教育費

リタイア後は時間もできるので、何かと現役時代にはできなかった教育費(習い事)なども始めたり、趣味などへの出費として娯楽費がかさみます。

これらは浪費というよりもリタイア生活を心身ともに健康的に過ごしたり、教養になることだったりと、旅費と同様、無くてはならない支出です。

娯楽費も教育費もやはりインフレによって少しコストが膨らんではいます。

交際費

リタイア後は、仕事上のおつきあいとしての交際費(飲み代含む)は減りましたが、一方で自分が積極的に維持したり育てたい人間関係への投資として交際費(外食費等)は必要不可欠です。

そこには当然、親を連れて食事に行くことも「もてなしたい」ということで交際費に区分していますし、お世話になった人への恩返しなども含めこの費用は必須です。

水道光熱費、交通費、医療費

リタイア後は在宅時間も増えれば、会社で支給されていた定期や健康診断等の福利厚生も無くなるので自己負担が増えます。

光熱費は特にインフレでの電気代高騰もありますし、医療費などは健康管理に気を遣って健康診断を受けるなどでの出費も増えています。

これらも必要なコストなので増加はやむをえません。

以上が増加した支出科目です。

リタイア後に減った生活費の3つ

今度はリタイア後の生活変化によって生活費が減ったものを取り上げます。

被服美容費

サラリーマンの頃のようにスーツや靴、シャツなどの支出が無くなったのは大きいです。

自分の好きなブランドをアウトレットで買うなど被服費はこだわりながらもリタイア前と比べるとかなり安く収まっています。

美容院も年齢のせいか??、これまで2か月に1回は通っていたのが今は3か月に1回と減りつつあります。

カット代が上がってはいますが頻度が減ってるので全体としては減少です。

通信費と食費

やはり時間に余裕があると下げられるのが通信費や食費(スーパーでの食材調達)です。

携帯電話の費用はこまめにプランの変更をしてコスト削減をしています。

データ量が余っている月は最低ラインのプランにすると通話込みで月1000円を下回ります。

食費の調達も平日の夜に見切り品などを買うとかなり安くなります。

やはり時間を味方につけると下げることががこうした通信費や食費などです。

リタイア前後で変わらない支出2つ

また、居住費と日用品費はさほどリタイア前後で変化がありません。

居住費は住宅ローンの金利が上がると影響が出てきますが、変動金利は短期プライムレートに連動していますしゼロ金利導入前から変化していないのでまだしばらくは大丈夫だとは思っています。

日用品費も、さほど物欲もないので家具やら調理器具、家電製品などの買い物もめっきりなくなりました。

基礎生活費とゆとり費

こうした科目毎に増減だけをみましたが、そもそも生活費は大きく2つの区分に分けて考えています。

それは「基礎生活費」と「ゆとり費」です。

基礎生活費は、贅沢や浪費はせず「生活(生きていくうえ)で必要な支出」のことで、これまでの現役時代通りの生活水準を維持するために過不足ない支出です。

ゆとり費は「欲しいもの」への支出で、リタイア生活を心身ともに豊かにやりたいことをして過ごせるような自己投資・大切な他者投資の意味も含めた支出です。

これらが「50%:50%」というバランスが自分にとっては居心地の良い比率になっています。

これを記事にしたのがこちらです。

完全リタイアの生活費内訳(2023年通年実績)

終わりに

以上の通り、リタイア生活は無駄や贅沢を無くして引き締めるところは引き締めながらも、やりたいことという「ゆとり」にお金を使う結果、支出が増えた科目が7つ、減った科目が3つ、ということになっています。

その生活費は、2024年から現役時代よりも33%増加の予算ですが、そこは生活変化(ゆとり重視)だけでなくインフレも大きく影響しています。

今後もインフレは続くと踏まえ、いまいちどFIREシュミレーションも再度実施し、お金を正しく価値のあるものに破綻なく使っていけるか展望を持つことが必要です。

個々人で居心地良い生活支出は違うと思いますが、何かの参考になればと、今回、科目ごとの全体像を共有させていただきました。

お役に立てれば幸いです。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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