ネットで契約できる自動車保険は毎年契約先を見直して変更しています。
契約を見直さずに同じ会社で更新すると案外高い値段で不利になるからです。
それは「顧客囲い込み」の罠にはまる状態です。
企業は「新規加入」での大きな割引で顧客を獲得後、更新時は低い割引率で利益を確保するやり方です。
自動車保険は無事故だと翌年は値段が下がるものなので、更新時に少し下げるだけで顧客が納得してしまえば、企業にとっては「おいしい顧客」です。
怠惰をせずしっかり他社で見積もるとかなり安かったりしてお得になります。
今日はそんな「怠惰は損を招く」という体験を綴ります。
自動車保険の継続で陥りかけた罠
僕が最初に契約したのは、数年前までテレビCMでもよく見かけた「おとな」がキーワードの会社でした。
そもそも自動車保険は1年ごとの更新が多く、無事故なら翌年は安くなるのが当たり前です。
無事故によって「等級」があがり、その等級に応じた割引率が適用されるからです。
ちなみに僕が利用したその自動車保険は翌年の継続時は「数千円」ほど安くなる旨の継続案内が来ました。
もしここで「安くなってラッキー」と放置していたら大損となっていました。
なぜならその時点で他社の見積もりを取るとほとんどが同じ会社で継続する価格よりも5~30%以上も割安だったのです。
顧客囲い込みと新規加入割引
価格が安くなるのは、同じ会社では去年適用された新規加入割引が終了し、より割引率の低い「継続割引」に変わるトリックがあるからです。
なので他者で見積もりを取ると、どの会社もその会社の「新規加入割引」を適用して安くなったりします。
これは「新規顧客を多く獲得しそこから利益を取り続ける」といった囲い込み戦略です。
初年度で「安い」と思ってそのまま疑問を抱かず利用し続ける顧客こそ「利益を提供してくれるおいしい顧客」なわけです。
ちなみにダイレクト型自動車保険は競争も激しく、アクサダイレクト、SBI損保、チューリッヒ、三井ダイレクト、イーデザイン損保、ソニー損保、セゾン自動車火災・・など沢山の会社が提供しています。
競争が激しく、サービス更新型のなかでこうした囲い込みはよく見られます。
携帯電話事業者も同じ
携帯電話の場合はスマホの値段もかなり高いので、スマホの買い替えタイミングが狙い目ですね。大手携帯電話事業者も2年縛り(2年間の契約期間内で中途解約をした場合には違約金が発生)を廃止したので、スマホがいよいよ使えないといった買い替えタイミングで任意に対処できます。
通信キャリアを替えない「機種変更」か、あるいはキャリアごとに変更する「乗り換え」など都合の良い方を選択判断できます。
スマホの値段も高いので、キャリア変更で「乗り換え」特典によってスマホを安く獲得したりキャッシュバック特典などを使うことで、少し安くできる可能性もありますからね。
終わりに
世の中には利用するサービスを乗り変えていくことが節約になることも多々ありますね。
ただ、サラリーマンの頃はこうした対応は面倒でついつい怠惰になりがちでした。
リタイア生活で時間ができ、マメに調べたりすることも増えると、怠惰は案外と損するものだと実感します。
そういえば、怠惰で得する存在といえば気まぐれなネコちゃんぐらいで、家で寝ているだけで人間よりエサ代が高いなんてどんな芸当かと、昔飼っていたネコを思い出します。
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