アーリーリタイアで失ったものが5つあります。
それは、①安定した給与収入、②社会的信用や肩書、③やりがい(仕事の達成感)、④会社を通じた人脈拡大、⑤メリハリある日々、です。
今日はこれら5つのなかで「失った最大のモノ」を選びその理由を綴ります。
なお、これら5つはこちらの記事にて記載しています。
アーリーリタイアで失った最大のモノ
アーリーリタイアで失った最大のものは「③やりがい」です。
つまり、お金・信用肩書・人脈・メリハリよりは「やりがい(達成感)」が大事と思っているからです。
これは学生から社会人になるとき「就職=楽しい人生の終焉」と憂鬱がマックスでした。
せめて仕事に多少なり「楽しさ」がないととても長く続けるのは大変だといった思いです。
それが世の中に大きな変化をもたらす仕事ができれば何か楽しいかもしれないと思いIT業界に勤めだしました。
実際にIT技術で、世の中の仕事のやり方とか人の生活も変化したりと、楽しめた面があります。
さらに大きな会社ほど影響力もあって、投資でいえばレバレッジ(信用取引)をするようなもので、結果がわかりやすくてなお良さそうだということです。
ただ、家庭を持ったりすると、やりがい求めて安月給に甘んじるより給与が高い会社に行けば良かったと後悔したり、価値観がブレることはありました。
でも結局は原点に戻って、やりがいは続けていく上で大事だとは思いました。
選択理由
なお、この5つの選択肢から消去法で選んだ面もあります。
具体的には、
・(①)給与といった安定収入は個人年金や資産所得で代替できる、
・(④)会社を通じた人間関係の広がりがなくなてもプライベートで人間関係は広がる、
・(⑤)メリハリという仕事と休暇の緩急がなくてもプライベートで緩急をつける方法はいろいろある、
と代替方法があるので「FIREをして失った」という実感がさほどありません。
また、(②)社会的信用や肩書は、それらが無くなっても生活で困ることもありません。
なので(③)仕事のやりがいは、会社に属していないとできない部分もあり残りました。
仕事を辞めなければ良かったのでは?について
きっとFIREされている方からすると「仕事が嫌でFIREをしたのじゃないのか?」「だったらFIREをしなければ良かったのに」と思われるかもしれません。
でも僕はそんな思いはまるでありません。
若い人ならまだしも、歳をとると「人生の時間は有限」と感じます。
有限な時間を目先の「仕事のやりがい」で消費していたら、人生後悔するに決まっています。
ということで、仕事をやり遂げてこんなキモい喜び(↓)より後悔ない方が良いということです。
FIRE後は仕事的な達成感は得られないのか
一応、このお題を考えていたとき、せっかくのFIRE生活で時間もあるなか、仕事のやりがい的なものは代替できないかも考えました。
すると幾つかやっていることにも気がつきます。
世の中にインパクトをもたらすような技術をもった会社に投資することなどです。
株式投資も、小さなプロジェクト単位でのクラウドファンディングもその方法になると思います。
自分が主体的に働く側になるというより、そういった活動を陰ながら応援することです。
自分でやる達成感はなくても、間接的な貢献感は持てる感じです。
終わりに
こうして振り返ると、もう1つ思うのは、仕事をしている時は不思議と「失うものが大きい」と過大評価していたことです。
例えば、給与収入も、肩書も、メリハリも、仕事を辞めたら失ってしまうと思っていましたが、なんだかんだ、色々なことは形をかえて代替できるもので十分だと感じます。
それは「やりがい」も同じです。
もはやアーリーリタイアをできるのにしていなかったなら、そんな「踏み出す勇気の欠如」のほうが辞めて失うものより大きいなロスを抱えると、今は思います。
失うものを過大評価したり失うことを怖がりすぎないのも大事だと思います
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