FIREで何を得られるか?
その答えはFIRE後の時間経過で変わります。
特に、会社に縛られて過ごす典型的サラリーマン(だった僕)だと、FIRE直後は「会社に縛られない」といった「自由=解放感」と感じます。
ですがFIREから1年も経つと「自由=自己決定権」であり、これこそがFIREで得られる究極のメリットだと感じるようになってきました。
自己決定権とは、FIREで得られた自由をもって、自分らしい過ごし方をつきつめていく原動力のようなものです。
今日はそんなFIREで得られる究極のメリットである「自己決定権」について綴ります。
FIRE直後の自由の感覚
サラリーマンの頃は、自分が所属する部門の目標を、個人レベルに落とし込んだ「自分の役割や責任」を持って、それを全うすることが求められます。
会社から給与をもらって会社に貢献して生きていくサラリーマンなわけですから、そんな課せられた役割や責任を果たすのは当然の義務となってしまいます。
そんな役割や責任を無視して自分の好き勝手に判断したり行動をするわけにはいきません。
そんな束縛やルールに雁字搦めになって生きるのが典型的なサラリーマンであって、それゆえFIREしてはじめて「会社の束縛から解放された自由」を感じます。
FIRE1年以降の自由の感覚
ですがそんなFIREから1年も経つと、慣れって怖いもので、そんな束縛からの「解放状態」は日々、当たり前になってきます。
何時まで寝ていようが、どんなに怠惰に過ごそうが咎められない自由な日々も、新鮮さを失ってきて、だんだんと「解放状態」にかわる自由を模索するようになってきます。
なにしろ自由って何か?と考えると、この頃からは「どこで、だれと、何をして(何をしなくて)、どう過ごすのか?」といったことが自由で、解放感のメリット(今も根底にはありますが)を取って変わります。
それって何かというと、地理的な自由、人間関係の自由、目標設定の自由、過ごし方の自由・・といった自由を「どう形にするかを会社に縛られずに自分で決める”自己決定権”」があるということです。
自己決定権とは
自己決定権とは、会社や仕事といった干渉を受けることなく、自分のやりたいことを自分の意思で自由に決めて創っていく、そんなクリエーティブなパワーだと感じています。
仕事をしていると地理的には「通勤を前提に場所を決める」といまの居住地を離れず住み続けるわけですが、当然いまは「自由に生きたいところに、行きたい時に出かける」と自分で決められます。
会社の人間関係に強制されることもなく自由につきあう人も決めていますし、どんな目標を持つかも(でも僕はあえて目標を持たず縛られない)と決められます。
自己決定権についてWIKIから抜粋すると以下となります。
自己決定権(じこけっていけん)とは、元々、「自分で自分に自身の法を与える者」という古代ギリシア語に由来する概念で、一般に自分の生き方や生活について、他者からの干渉を受けることなく自らの事について決定を下すことができる権利のことである。(Wikipediaより参照)
そんなWIKIの通りですが、僕なりに定義すると、「他者(特に会社)からの干渉や影響を受けることなく、自分で思いついて、計画して、実行できる、そんなクリエーティブな過ごし方や生き方を創る原動力になるもの」が「自己決定権」です。
ただ、自己決定権は自分勝手というのではなく、自分や自分の大切にする関係者を含めて創っていくことになります。
さらには、自分の所有資産等の金銭面、健康面などにの制限を受けたりもします。
「会社」という制限が取れたことからの自己決定権も十分に大きなメリットでパワーは測りしえない価値がありますし、それを活かせる「インフラ」はしっかり作っておきたいものです。
終わりに
こうして振り返ると、典型的で忠実なサラリーマンであればあるほど、会社をリタイアした直後は解放感に価値を感じ、そして徐々に、自己決定権のメリットを痛感していくようになると思います。
盲点は、そんな自己決定権は「選択が持ったうえでの決定」なので、前述の金銭面や健康面が「自分に不足なくあること」もそうですし、どう過ごしたいかの「願望や好奇心」も、自由の価値を自己決定権で実現していくうえでとても大事です。
サラリーマンのうちから「願望や好奇心」を育てることも自己決定権で自由のメリットを引き出す原動力なので、特に若い頃は「節約しすぎ」で願望や好奇心の芽をもぎ取らないよう注意も必要だと思います。
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