スーパーの割引デーの裏をかく節約術を見つけた

2024-05-24

アーリーリタイア生活

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相変わらず物価高が続くなか、スーパーでの食品や日用品は少しでも安く買いたいものです。

そんな「節約術」として、最近、新たに気づいたことがあります。

スーパーが設けている特定日の「割引デー」ではなく、その翌日に「より割引がある商品も存在する」ということです。

食品ロスを発生させたくない以上、スーパーとしても売れ残りそうなものは「見切り品」として価格を下げるので、惣菜は夜遅い時間に、プライベートブランドは割引デーが底値で、また他のものは割引デーの翌日・・といった組み合わせが良いのだと思っています。

今日はそんな、節約術として気づいたことや、その裏にある「売る側のロジック」を綴りたいと思います。

スーパーが大賑わいとなる「割引デー」

僕が頻繁にお世話になるイオンでは(他の大手スーパーも同様にみられますが)毎月5%オフとなる特定日があります。

それは「お客さま感謝デー」の毎月20日・30日と「G.G感謝デー(55歳以上)」の毎月15日です。

そんな日は誰もが「今日はお得に買える」とスーパーに押し寄せ大量に買い出しているのを見かけます。

でも、この5%オフの日まで待って、買いまとめするって、本当にお得なのか?と最近思うようになりました。

モノによって買い時が違うからです。

実は「割引デー」の売れ残りが翌日に更に割引に

僕は食材などは買いだめせず、ほぼ毎日、スーパーに行って買い物します。

なので値引きの法則やら底値が幾らか、わりと理解しやすい状況にいますが、最近気が付いたのは「冷凍食品やらパン類やら賞味期限が1週間程度の短いものは、割引デーの翌日の方が20%から30%と高い割引になっている」ということです。

これは「割引デーで売れ残ったものを処分する価格」に見受けられます。

なにしろ割引デーは老若男女、午前から押し寄せて、ものすごい大量に買いものをしていきます。。

売る側もそうした需要を見込んで「売れるだろう」と予め多く仕入れるので、必然的に割引デーで売れ残りもでてきます。

売る側としても利益率を高くするには、モノが欠品(機会損失)せず、かといって売れ残り(食品ロス)せずに売り切ることが大事です。

なので「適量より多め」に発注して欠品を防ぎ、残りそうなら最後は値下げして売り切るのが望ましいわけで。

仮に、100円の売値のもの(100円=50円で仕入れ+30円の人件費ほか等を乗せ+20円の利益を取る)を5%引きでも利益15円です。

最悪20%引きで70円で売れば人件費等までは回収できます。

でも廃棄となると-50円にプラス廃棄コストも上乗せで大損です。

賞味期限や消費期限のあるもので割引デーで残ったら、廃棄になる前に更に割引いて売りたいのが売り側の論理です。

イオンで節約する攻略法

ということで、僕はちなみにイオンで次の「買い時」を運用しています。これに買った量でポイントやら株主優待のキャッシュバックが乗っかります。

①トップバリュ(プライベートブランド)は割引デーで買う

→プライベートブランドは基本「底値」で売っていて割引がないので、割引デーのみが唯一の買い時と理解している

②トップバリュー以外の他社メーカー品は割引デーの翌日を狙う

→これは前述の通りです(もちろんモノやら店舗によるのかもしれません)

③未加工鮮魚系や刺身は20時以降、惣菜は23時以降に半額程度で買う

→未加工鮮魚系は著しく鮮度が落ちるのでより早い段階から50%引きへ値崩れ

→惣菜はかなり遅い時間になって50%引きへ値崩れ(僕のエリアでは帰りの遅いサラリーマンが22時頃まで買う需要があって値下げ圧力が低いのでしょう)

といったことです。

AIを使った食品ロス削減

そもそもこうした見切り品の値引き判断はかなり売る側も統計的・戦略的に取り組んでいます。

イオンの場合は投資家向けにも「持続可能な社会の実現」として「食品廃棄物を2025年までに半減(2015年度比)」を掲げ、AIを使ったデジタル化で効率を進めてきています。

夜遅く、従業員の方がハンディーターミナルを持って売れ残り商品のバーコードをスキャンし、自動的に「30%引き」とかのシールがプリントされたものを貼るシーンをみたこともあると思いますが、それも食品ロスを減らす取り組みです。

以前は「目利きのできる」担当者が経験に基づいて俗人的に割引判断をしていたのだと思いますがいまはデータをリアルタイムに収集分析し、段階的に最適価格に値下げして、システマチックに売り切ろうとやっているわけです。

デジタルの世界で、訪問客数や売上予測(曜日・天候等・プロモ等との相関)から、入庫後の在庫管理(バーコードが読み込まれた販売時に在庫数から引いて在庫残が)、売れ行き予測(例えば過去1時間、レジ通過人数に占める購入割合などの計算)で食品ロスを防ぐ値引き率とタイミングで運用するわけです。

終わりに

何かと割引デーが一番のお得だと大量に購入している人も見かけますが、割引デーのマーケティングに乗せられてしまって高く買っている可能性もあります。

売り手側は割引デーは商品を売る通過点の1つで、結局は食品ロスなりを出さないロジックがあって、人が大挙して購買する割引デーに残ったら、それはそれで20%とか30%引きで翌日から直ちに売りに出し、賞味期限のあるうちに売り切ろうとするわけです。

そんな割引デーが安いと乗せられず、売り手側の名目やロジックも理解し、その裏をかく節約術はゲーム感覚でも楽しいものです。


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2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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