【FIRE定義の謎】経済的自立を4パターンに分けた

2024-05-22

経済的自由・FIRE

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アーリーリタイアから2年たってもいまだにFIREの定義が頭のなかで混乱しています。

そんなFIRE定義の曖昧さから、まずは「経済的自立って何か?」ということを考えました。

結局、「自分が経済的(家計的)に不自由がない」と感じられればそれで既に経済的自立を達成したとなっている気もします。

今日はそんな経済的自立をパターン分けして考えました。

経済的自立の4パターン

経済的自立となる状態を以下の4パターンに分けてみました。

①キャッシュフロー型

「生活費<資産所得」として投資や資産運用からの資産所得で生活費を賄える状態。

②ストック型

「100歳までの生涯生活コスト<資産額」など、いわば「余生を働かずに所有する資産額だけで賄える状態。

③資産運用ハイブリッド型

基本、投資や資産運用からの資産所得でキャッシュフローをつくるが、それが生活費に満たないため、不足分をストック(資産)を取り崩しながら生活している状態。それでも生涯、資産は枯渇しないこと。

④副業ハイブリッド型

基本、投資や資産運用からの資産所得でキャッシュフローをつくるが、それが生活費に満たないために、不足分を副業やゆるい労働から補うことで資産が減らない状態。

経済的自立のパターンがREのモデルを作る

そして、こうした生活費をいかに経済的に賄うかの財務手段で「完全リタイア(=ファットFIRE、リーンFIRE)」となったり、「セミリタイア(サイドFIRE、バリスタFIRE、コーストFIRE)」となるとも考えられます。

この5つのFIREのモデルは、どれもFIREと呼ばれるからには「RE:早期リタイア」であるわけです。

他人からみて「それってデイトレードという新たな本業じゃん?」と言われても、時間的拘束は着目せず心理的側面(好きでやっているから)FIREなわけです。

あるいは「YOUTUBE、出版、FIREコミュニティー運営」などで、経済的成果がサラリーマンの本業時より大きくても、経済性や時間的拘束は着目せず、あくまで心理的側面(好きでやっているから)、自営として起業したというよりFIRE達成中とみなされるわけです。

個人的感想

僕はこうした「楽しくやっている」という心の在り方を基準にしたFIREはなんら違和感はないですし、それこそFIREの良い面だと思います。

何をすると幸せかは人によって違いがあれど本人にとってはそれが本物なわけです。

ストイックな節約で質素に生きることも、ゆるくFIREするバランスも多様なライフスタイルの1つであってなんら相互に貶めることも世間で批判されるべきこともなく認められるのが良いと思っています。

あえてFIREを「FIRE=楽しく(ストレスなく)生きるライフスタイルの在り方全体を指す」と定めることもできるのでしょうけど、定義するとまたそれに縛られるデメリットもあるので難しいところですが。

曖昧なままの「家計的な見通し(FI)がありさえすれば自分がどう好きに生きようが自分が良いと思えばFIREだ」に近くなってきますが・・。

終わりに

以上、FIREの定義はいまひとつ謎というか世間的にも混乱はあるとは思います。

4%ルールを使っても、計画予算で資産を取り崩すのも、その組み合わせも、経済的自立の筋道の立て方は多様ですし、(嫌な仕事からの)早期リタイアの後の生き方も多様です。

それぞれ工夫も努力もあった上でのFIREですし意義や価値があると自尊心を持っておけば良いのだと思います。

窮屈に定義で括るより「いろいろな自由なる在り方があってよし」とするほうが時代にもマッチする気がします。

様々なFIREがあると理解が進むと、過去のステレオタイプな生き方(=「勉強→良い大学→一流企業→定年まで働く→老後」)が正しいというのも幻想だと理解される社会になるでしょうね。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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